【2025】家族葬でも「祭壇」は必要?種類・費用・選び方をわかりやすく解説

【2025】家族葬でも「祭壇」は必要?種類・費用・選び方をわかりやすく解説

葬儀の小規模化や簡素化が進んでおり、近年では「家族葬」が主流となりつつあります。家族葬とは、遺族から招待を受けた一部の近親者だけが参列できる葬儀です。

家族葬の参列者は必ずしも家族だけに限られるものではなく、親族や故人が親しくしていた友人などが参列することも少なくありません。その規模も、参列者が数人程度のものから50人前後に上るものまでさまざまです。

では、家族葬であっても祭壇は必要なのでしょうか?また、家族葬の祭壇は、どのような視点で選べばよいのでしょうか?今回は、祭壇の概要や主な種類を紹介するとともに、祭壇の役割や家族葬での祭壇の要否、祭壇の選び方、家族葬で祭壇の費用を抑えるポイントなどを解説します。

なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、家族葬の基本料金に生花祭壇の費用を含んでいます。家族葬の祭壇についてお悩みの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。

祭壇とは?

祭壇とは、祭器や祭具などを設置し、礼拝に用いる壇のことを指します。葬儀においては故人を供養するために設置され、斎場の前方中央に配置されることが一般的です。

元々、祭壇は故人のために供物などを置く台としての役割を有していました。しかし、祭壇には遺影なども設置されるため、近年は本来の役割に加えて、故人のシンボルとしての役割なども有します。また、斎場内のもっとも目立つ位置に配置されることから、葬儀会場を厳かに彩る役割をも有します。

祭壇の主な種類と予算の目安

祭壇には、「生花祭壇」や「白木祭壇」など、さまざまな種類があります。また、宗教によっても祭壇の形状が異なるほか、近年では形式に捉われない「オリジナル祭壇」が用いられることもあります。ここでは、葬儀で使用される祭壇の主な種類と、それぞれの予算の目安を紹介します。

なお、家族葬のアイリスは「家族葬1日プラン」や「家族葬2日プラン」を設けており、いずれも基本料金に標準的な生花祭壇の費用が含まれています。費用を抑えつつも納得のいく家族葬を実現したいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

生花祭壇

生花祭壇とは、生花をふんだんにあしらった祭壇のことであり、宗教や宗派を問わずに用いられます。白木祭壇よりも斎場が華やかとなりやすく、温かな雰囲気となります。

従来、生花祭壇には菊や百合などが用いられることが多かったものの、近年では華やかな色の生花が用いられることも増えています。故人が好きだった花や故人をイメージさせる花などがある場合は、葬儀社の担当者にその花を使えないか相談してみると良いでしょう。

なお、生花祭壇は「花祭壇」と呼ばれることもあるものの、「花祭壇」は生花ではなく一部に造花(シルクフラワー)が用いられることもあります。近年では造花の技術も進化しており一見しただけでは生花と見分けがつきづらいものの、生花にこだわりたい場合は「生花祭壇」であることを事前に確認しておくことをおすすめします。

生花祭壇の費用の目安は、20万円から50万円程度です。葬儀社が用意する標準的な祭壇や造花を使う祭壇などでは費用が抑えやすくなります。一方で、花の種類にこだわる場合や高価な花を使用する場合、規模が大きく飾る花も多い祭壇を希望する場合などには、費用が高くなる傾向にあります。

家族葬のアイリスは家族葬の基本料金に生花祭壇に費用が含まれているため、標準的な生花祭壇を選択する場合は追加料金はかかりません。リーズナブルかつ高品質な葬儀をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

白木祭壇

白木祭壇とは、白色の木材を用いた祭壇のことです。仏式の葬儀で用いられることが多いものの、神式の葬儀や無宗教式で使われることもあります。杉や檜などを用いたシンプルなデザインであることが多いものの生花などを飾ることも可能であり、和風で厳かな雰囲気となります。

白木祭壇の費用の目安は、10万円から100万円程度と非常に幅があります。生花祭壇とは異なり必ずしも毎回作り直すものではないため、葬儀社にあるものをそのままレンタルして使用する場合は費用を抑えやすくなります。一方で、細部までこだわってカスタマイズする場合などには、費用が高くなる傾向にあります。

神式祭壇

神式祭壇とは、神式の葬儀で用いられる祭壇のことです。白木をベースとした祭壇に、三種の神器である勾玉と鏡、刀のレプリカが供えられるのが大きな特徴です。

神式祭壇の価格は30万円前後であることが多いものの、サイズが大きくなれば費用も高くなります。家族葬は小規模な斎場で行うことが多く、規模の大きな祭壇までは必要ないことが多いため、祭壇費用を抑えやすいでしょう。

キリスト教祭壇

キリスト教祭壇とは、キリスト教の葬儀でも用いられる祭壇です。生花を用いた祭壇であることが多く、中央に十字架を配置することが大きな特徴です。また、聖書やキャンドルなどの象徴的なアイテムを設置することも多いでしょう。

キリスト教祭壇の費用の目安は30万円前後であることが多いものの、祭壇の決まりなどは宗派や教会ごとに異なる部分も多いため、所属する教会に事前に相談することをおすすめします。

オリジナル祭壇

オリジナル祭壇とは、伝統的な形に捉われないオリジナルの祭壇のことです。無宗教式の自由葬で用いられることがあり、たとえば音楽が好きだった故人のために花などを音符の形状に配置するもの、故人にゆかりのある地域の伝統工芸品で製作するもの、ガラスで製作するもの、竹材で製作するものなどさまざまなバリエーションがあります。

オリジナル祭壇の金額はその素材やこだわりの内容などによって大きく変動するため、一律にいえるものではありません。イメージする祭壇の形がある場合はまずインターネットなどでイメージに近い祭壇の画像を探したうえで、実現できるか否か、実現する場合に費用はどのくらいかかるのかなど、葬儀社の担当者に相談することをおすすめします。

家族葬でも祭壇は必要?

家族葬であっても、可能な限り祭壇は用意すべきでしょう。

祭壇を用意することは法律上の決まりなどではないため、特に無宗教式の場合は、家族葬で祭壇を用意しないことも不可能ではありません。しかし、祭壇は葬儀における故人の象徴であるうえ、祭具や供物などを配置する場所です。そのため、祭壇がなければ儀式としての「場」が整いづらく、遺族の気持ちの整理がつきづらくなるかもしれません。

また、菩提寺や所属先の教会がある場合は、菩提寺などから宗派・宗旨に適した祭壇を用意するよう求められる可能性が高いでしょう。そのため、たとえ豪華なものではなかったとしても、祭壇は用意することをおすすめします。

ただし、通夜や葬儀・告別式を行わず火葬だけを執り行う「火葬式(直葬)」の場合には、祭壇は必要ありません。火葬式(直葬)ではそもそも斎場を使用せず、祭壇を設置する場所もないためです。

なお、家族葬のアイリスは家族葬プランの基本料金にはじめから生花祭壇の費用を含んでいます。カスタマイズなどをしなければ追加料金はかからないため、葬儀費用を抑えつつも祭壇の用意が可能です。家族葬をご検討の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

家族葬での祭壇を選ぶ視点・ポイント

家族葬で祭壇を用意するとしても、設置する祭壇をどのように選べばよいか分からないことも多いと思います。では、家族葬の祭壇はどのような視点で選べば良いのでしょうか?ここでは、家族葬の祭壇を選ぶ主なポイントを4つ解説します。

  • 宗教・宗派
  • 予算
  • 会場の規模とのバランス
  • 故人の希望や人柄

宗教・宗派

家族葬の祭壇を選ぶ1つ目は、宗教・宗派です。執り行う葬儀の宗教や宗派などによって、適した祭壇の形状や祭壇に飾るべきものが異なります。そのため、仏式の葬儀であるか、神式の葬儀であるか、キリスト教式の葬儀であるかによって、まずは祭壇がある程度絞られます。

宗教や宗旨に適した祭壇がわからない場合は、菩提寺や所属先の教会などのほか、葬儀社の担当者などに事前に相談すると良いでしょう。お困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

予算

家族葬の祭壇を選ぶ2つ目の視点は、予算です。予算も、祭壇を選ぶ際には無視できないポイントの1つでしょう。予算に応じて、実現できる祭壇にはある程度の制約が入ります。

たとえば、白木祭壇と生花祭壇で迷っている場合、祭壇にかけられる予算が決まっている場合には、「その予算で実現できる白木祭壇はとその予算で実現できる生花祭壇では、どちらが納得のいくものか」といった視点で選ぶのも1つの方法です。そのため、葬儀社の担当者に相談したうえで、予算の範囲内で実現できる祭壇について相談したうえで祭壇を絞ることをおすすめします。

なお、家族葬のアイリスは「家族葬1日プラン」と「家族葬2日プラン」の基本料金に、家族葬に適したサイズの生花祭壇の費用を含んでいます。そのため、特にグレードアップなどをしなければ、祭壇に関して追加料金はかかりません。プランの内容など詳細が知りたい際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。

会場の規模とのバランス

家族葬の祭壇を選ぶ3つ目の視点は、葬儀会場の規模とのバランスです。

たとえば、100人以上が収容できる規模の大きなホールにコンパクトな祭壇を設置すれば、何となく寂しい感じがするかもしれません。一方で、20人程度を前提とした小規模な斎場に豪華な祭壇を設置すれば、圧迫感があるでしょう。そのため、祭壇は葬儀をする斎場の規模とのバランスに考慮して選ぶことをおすすめします。

なお、家族葬のアイリスの家族葬プランに含まれている生花祭壇は、家族葬に適したコンパクトなサイズの祭壇です。家族葬の祭壇選びで後悔したくないとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

故人の希望や人柄

家族葬の祭壇を選ぶ4つ目の視点は、故人の希望や人柄です。祭壇は、故人をイメージして選ぶことも1つでしょう。

たとえば、故人が花を好きだった場合に故人の好きだった花で彩られた生花祭壇を選んだり、故人が厳格な人柄であった場合にどことなく故人をイメージさせる白木祭壇を選んだりするなどです。また、故人が音楽を好んでいた場合に、花などを音符の形に飾った祭壇にすることなども検討できます。

ただし、生花の種類を指定したり、希望する祭壇があまり一般的ではないものであったりする場合は、費用が高くなる可能性があります。そのため、最終的には費用面とのバランスも考慮して祭壇を決めることになるでしょう。

家族葬の祭壇の費用を抑えるポイント

家族葬の場合に祭壇の費用を抑えるためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?ここでは、家族葬の祭壇費用を抑える主なポイントを3つ解説します。

  • 小さめの祭壇を選ぶ
  • シンプルな祭壇を選ぶ
  • 祭壇の装飾を抑える

なお、家族葬のアイリスでは家族葬プランの料金に標準的な生花祭壇の費用を含んでおり、グレードアップをしなければ祭壇について追加料金はかかりません。リーズナブルな価格で納得のいく家族葬を行いたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。ご逝去後のみならず、ご生前からのご相談にも対応しています。

小さめの祭壇を選ぶ

1つ目は、小さめの祭壇を選ぶことです。

祭壇は、規模が大きくなれば費用が高くなる傾向にあります。祭壇が大きければそれだけ祭壇に使う素材の量も多くなるためです。そのため、規模を抑えたコンパクトな祭壇とすることで、費用を抑えやすくなるでしょう。

なお、家族葬の施行実績が豊富な葬儀社は家族葬に適したコンパクトな斎場の用意があることが多いため、小さめの祭壇であっても会場とのバランスを取りやすいといえます。

家族葬のアイリスは全国の斎場と提携しており、家族葬に適したコンパクトな斎場の手配が可能です。家族葬をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお問い合わせください。

シンプルな祭壇を選ぶ

2つ目は、シンプルな祭壇を選ぶことです。特殊な形状の祭壇や複雑な形状の祭壇は、制作に技術や手間、人手がかかります。そのため、費用が高くなる傾向にあります。

シンプルな祭壇を選ぶことで、家族葬の祭壇にかかる費用を抑えやすくなります。

祭壇の装飾を抑える

3つ目は、祭壇の装飾を抑えることです。祭壇にさまざまな装飾を施せば、祭壇の費用が嵩みやすくなります。

祭壇の装飾が多ければそれだけ素材が多く必要となるほか、製作の手間などもかかるためです。そのため、祭壇の装飾を抑えることで、家族葬の祭壇に掛かる費用を抑えやすくなります。

家族葬の祭壇に関するよくある質問

最後に、家族葬の祭壇に関するよくある質問とその回答を4つ紹介します。

家族葬を自宅で行う場合、祭壇はどうする?

家族葬を自宅で行う場合は祭壇を用意しないこともある一方で、斎場よりも小規模な祭壇を用意することもあります。

家族葬は斎場などで行うほか、自宅で行う「自宅葬」とすることもあります。自宅葬の場合は参列者が非常に少ないケースもあり、祭壇を用意しないことも少なくありません。

一方で、自宅葬であってもある程度の人数が参列する場合、祭壇を用意することもあります。その場合であっても、斎場の場合と比較して小規模な祭壇とすることが多いでしょう。自宅葬では祭壇を設置できるスペースが限られている場合も多く、大規模な祭壇では圧迫感があるためです。また、自宅内ではなく、庭や駐車場などのスペースにテントを設置し、祭壇を設けることもあります。

家族葬のアイリスは、ご自宅で葬儀を行う「自宅葬プラン」も用意しています。自宅葬をご希望の際も、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

一日葬でも祭壇は必要?

一日葬であっても、祭壇は用意する方が良いでしょう。一日葬であっても、葬儀・告別式は通常どおり執り行うためです。

なお、一日葬とは儀式としての通夜を行わず、1日で葬儀・告別式と火葬だけを行う葬儀形態です。通夜と葬儀・告別式で参列者が異なることの多い一般葬(誰でも自由に参列できる、伝統的な葬儀)とは異なり、家族葬では、通夜を行っても葬儀・告別式と顔ぶれが同じであることが少なくありません。そのため、家族葬の場合に1日葬が選ばれる傾向にあります。

家族葬のアイリスは「家族葬1日プラン」を設けており、基本料金に生花祭壇の費用を含んでいます。リーズナブルな料金で生花祭壇を含んだ一日葬をご検討の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

直葬でも祭壇は必要?

直葬の場合は、祭壇は必要ありません。直葬とは、通夜も葬儀・告別式も行わず、火葬だけを行う葬儀形態です。直葬では斎場を使用して行う儀式がないことから、祭壇を設置すべき場所もありません。

なお、家族葬のアイリスはリーズナブルな火葬式(直葬)プランも用意しています。直葬をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお問い合わせください。

祭壇に飾られた生花はどうなる?

祭壇に飾られた生花は、出棺の際に棺に入れることが一般的です。ただし、一部の生花はそのまま祭壇に残し、遺族が持ち帰られることもあります。

祭壇に飾られた生花の取り扱いについては地域や葬儀社、プランなどによって異なる可能性があるため、葬儀社の担当者に確認することをおすすめします。

まとめ

祭壇の概要や祭壇の主な種類を紹介するとともに、家族葬の場合における祭壇の要否や家族葬の祭壇を選ぶ視点、家族葬で祭壇の費用を抑えるポイントなどについて解説しました。

祭壇とは、通夜や葬儀の際に供物や仏具などを置く台です。また、葬儀における故人のシンボルとしての意味合いも有します。そのため、家族葬であっても可能な限り祭壇は用意する方が良いでしょう。祭壇があることで、葬儀としての「場」が整いやすくなるためです。

祭壇には白木祭壇や生花祭壇のほか、オリジナル祭壇などがあります。宗教や宗派によっても適した祭壇は異なるため、まずは宗教・宗派に合った祭壇を確認したうえで、予算やスペース、故人のイメージなどに合わせて祭壇を選ぶと良いでしょう。家族葬の施行実績が豊富な葬儀社のスタッフに相談することで、状況や斎場の大きさ、予算に合った祭壇を選びやすくなります。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、「家族葬1日プラン」や「家族葬2日プラン」の基本料金に標準的な生花祭壇の費用を含んでいます。家族葬の祭壇費用を抑えつつ満足のいくお見送りを実現したいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は24時間365日受け付けており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。