お葬式では「何日休む」のが一般的？忌引き休暇の日数の目安をわかりやすく解説

家族が亡くなった場合、お葬式への出席や喪主としての対応、手続きなどで、会社や学校を休む必要が生じます。

では、身内のお葬式がある場合、会社や学校は何日程度休むことが一般的なのでしょうか？また、身内のお葬式で休む場合、どのように連絡をすればよいのでしょうか？今回は、お葬式で休む一般的な日数を紹介するとともに、忌引き休暇の連絡方法や連絡すべき内容などについて解説します。

なお、当サイト「家族葬のアイリス」は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、24時間365日体制でお電話をお受けしています。ご家族が亡くなりお葬式についてお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

忌引き休暇とは

身内が亡くなった場合、忌引き（きびき）休暇を活用して休みをとることが一般的です。忌引き休暇とは、家族など一定範囲の親族が亡くなった場合に、葬儀や手続きに充てるために取得する休暇のことです。忌引き休暇は有給休暇とは別枠で設けられることが一般的であり、有給休暇を消化するわけではありません。

公務員の場合には、忌引き休暇の日数は規則や条例などで定められています。一方で、会社員の忌引き休暇には法律の定めはありません。

会社員である場合はその会社の就業規則で定められる制度であるため、会社によって忌引き休暇の日数が異なる可能性があります。また、中には、忌引き休暇制度自体がない会社も存在するため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

【亡くなった方との関係別】身内のお葬式では何日休む？

身内が亡くなった場合、お葬式のために何日休むことが一般的なのでしょうか？ここでは、亡くなった方との関係別に、忌引き休暇の一般的な日数を紹介します。

ただし、先ほど解説したように、忌引き休暇の日数はそれぞれの会社の就業規則によって定められているため、必ずしもこのとおりの日数というわけではありません。ここで紹介するのはあくまでも一般的な目安であるため、実際に忌引き休暇を取得しようとする際は勤務先の就業規則などをご参照ください。

配偶者が亡くなった場合

配偶者が亡くなった場合の忌引き休暇の日数の目安は、10日間です。配偶者が亡くなった場合には喪主をすべきことも多いため、長めに設定されていると考えられます。

喪主を務めることとなったものの、信頼できる葬儀社に心当たりがない場合には、家族葬のアイリスまでご相談ください。家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、ご連絡をいただいたらすぐに担当者が駆け付けてサポートを開始します。

自分の父母が亡くなった場合

本人の父や母が亡くなった場合の忌引き休暇の日数の目安は、7日程度であることが一般的です。父母が亡くなった場合にも、喪主をすべきことが多いでしょう。

配偶者の父母が亡くなった場合

配偶者の父母が亡くなった場合の忌引き休暇の目安は、3日程度です。本人の父母の場合と比較して、短めに設定されていることが一般的です。

子どもが亡くなった場合

子どもが亡くなった場合の忌引き休暇の目安は、5日程度とされていることが一般的です。この場合には手続きに時間がかかるというより、精神的な負担からの回復に時間を要することが多いため、追加で休暇をとることも検討するとよいでしょう。

自分の兄弟姉妹が亡くなった場合

本人の兄弟姉妹が亡くなった場合の忌引き休暇の日数の目安は、3日間です。亡くなった兄弟姉妹に配偶者や子どもがいない場合には喪主を務めるべき可能性もあるため、その場合には追加で休みをとることを検討します。

なお、忌引き休暇の日数は「親等」で定められている場合も多く、自分の兄弟姉妹は「2親等の親族」にあたります。

配偶者の兄弟姉妹が亡くなった場合

配偶者の兄弟姉妹が亡くなった場合の忌引き休暇の日数は、1日程度であることが一般的です。なお、配偶者の兄弟姉妹は「2親等の姻族」にあたります。

自分の祖父母が亡くなった場合

本人の祖父母が亡くなった場合の忌引き休暇の日数は、3日程度であることが一般的です。なお、祖父母も兄弟姉妹と同じく、「2親等の親族」にあたります。

配偶者の祖父母が亡くなった場合

配偶者の祖父母が亡くなった場合の忌引き休暇の目安は1日程度であることが一般的です。配偶者の祖父母は、「2親等の姻族」にあたります。

その他の親族が亡くなった場合

その他の親族については、忌引き休暇の設定がないことが多いでしょう。休暇を取りたい場合には、有給休暇を使うなどして対応することとなります。

身内のお葬式でもう少し長く休みたい場合の対処法

お身内が亡くなり気持ちの整理が付かない場合や、火葬場の空き状況などの関係から葬儀までの日数に時間がかかる場合など、既定の忌引き休暇の日数よりももう少し長く休みたい場合もあるでしょう。ここでは、その場合の対処法について解説します。

ご家族が亡くなり、安心して任せられる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでご連絡ください。家族葬のアイリスははじめからそのプランでの葬儀施行に最低限必要な物品やサービスをすべて含んだ料金を提示しているため、不明瞭な追加料金を請求することはありません。

会社員の場合

自身が会社員である場合には、有給休暇の併用を検討するとよいでしょう。忌引き休暇と有給休暇をつなげることで、長めの休暇を取りやすくなります。

有給休暇が残っていない場合や、長く休む必要はあるものの仕事の進捗に不安がある場合などには、テレワークの活用を検討したり、短い時間だけ出勤したりして対応したりすることも一つの方法です。いずれにしても、まずは上司に事情を説明し相談するとよいでしょう。

パート・アルバイトの場合

パートやアルバイトであっても、正社員と同じく有給休暇制度はあるはずです。しかし、会社によってはパートやアルバイトが有給休暇を取りづらい場合もあるでしょう。

その場合には、まずは直属の上司に相談してください。長く休む必要がある事情を説明することで、対応してもらえる可能性が高くなります。

学生の場合

学生の場合の忌引き休暇の日数は、学生手帳などを見ることで確認できます。既定された日数以上の休みを取りたい場合には、学校に相談してください。学校へ相談することで、欠席扱いとしない対応が受けられるかもしれません。

また、学校によってはタブレットでの参加により出席扱いとなる場合もあるようです。この対応が可能であれば、たとえば遠方の葬儀であっても、葬儀当日以外は休まずに済むこととなります。

忌引き休暇を取る手続き

忌引き休暇を取りたい場合、どのように手続きをすればよいのでしょうか？ここでは、会社員がお葬式のために休もうとする場合を前提に、忌引き休暇をとる流れを解説します。

就業規則を確認する
休みたい日数を検討する
口頭で忌引き休暇を申し入れる

就業規則を確認する

はじめに、勤務先の会社の就業規則を確認して、就業規則で認められた忌引き休暇の日数を把握しましょう。なお、すでに病院などにおり就業規則の確認などが難しい場合には、総務部などに問い合わせることでも確認できます。

休みたい日数を検討する

就業規則上での忌引き休暇の日数を確認したら、実際に休みたい日数を検討します。喪主を務める場合や遠方でのお葬式に出席する場合などには、規定された忌引き休暇の日数以上に休む必要がある場合もあるためです。

口頭で忌引き休暇を申し入れる

お葬式のために休みを取りたい日数を検討したら、忌引き休暇を取りたい旨を上司などへ連絡します。

忌引き休暇の連絡は、可能な限り口頭が望ましいでしょう。ただし、深夜である場合や電話をしても相手が電話に出ない場合などには、メールなどで連絡をする場合もあります。この連絡で伝えるべき具体的な内容は、次で解説します。

身内のお葬式で休む場合に連絡すべき内容

身内のお葬式で休む場合、どのような内容を伝える必要があるのでしょうか？ここでは、連絡すべき主な内容を解説します。

誰がいつ亡くなったのか
忌引き休暇をとりたい旨と日程
葬儀の概要
緊急連絡先
会社関係者からの参列等を辞退したい場合は、その旨

誰がいつ亡くなったのか

1つ目は、誰がいつ亡くなったかの情報です。「父である葬儀太郎」、「祖父である葬儀次郎」、「母である葬儀花子」のように、自身とどのような関係にある誰が亡くなったのかを明確に伝えましょう。

忌引き休暇をとりたい旨と日程

2つ目は、忌引き休暇を取りたい旨と、具体的な日程です。「〇月〇日から〇月〇日まで」のように、いつからいつまで忌引き休暇を取りたいのかを、具体的に伝えましょう。

葬儀の概要

3つ目は、葬儀の概要です。通夜や葬儀を執り行う場所や日時、宗旨・宗派などを伝えます。

ただし、忌引き休暇の連絡をする時点では、葬儀の詳細が決まっていないこともあるでしょう。その場合には、葬儀の詳細は改めて連絡する旨を伝えれば問題ありません。

緊急連絡先

4つ目は、緊急連絡先です。

忌引き休暇の期間中、業務に関して緊急で連絡を取りたい場合もあるでしょう。そのような際に備え、休暇期間中に自身に連絡の取れる携帯電話番号などを伝えます。

会社関係者からの参列等を辞退したい場合は、その旨

昨今では家族葬とする場合も増えており、会社関係者の参列を辞退したい場合もあるでしょう。その場合には、葬儀の詳細の代わりに、参列や香典などを辞退したい旨の一文を入れるとよいでしょう。そのような一文がなければ、会社関係者が思いがけず参列に訪れて対応に追われたり、香典が送られて香典返しなどの手間が生じたりする可能性があります。

なお、家族葬とする理由については「故人の希望により」などと伝えると角が立ちません。実際には「参列者対応に追われたくない」や「予算の都合上」などさまざまな理由があるかと思いますが、そこまでを正直に伝える必要はないでしょう。

身内のお葬式で休む場合の電話やメールの例

身内のお葬式で休みを取りたい場合、その旨をどのように伝えればよいのでしょうか？ここでは、忌引き休暇を申請する際の電話やメールの例をそれぞれ紹介します。

電話で伝える例

忌引き休暇を取りたい旨を上司に対して電話で伝える場合の例は、次のとおりです。まずは、祖父が亡くなった場合の一般的な電話の例を紹介します。

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お疲れ様です、〇〇です。朝早くから（夜分遅くに）失礼します。実は、昨晩（今朝）祖父が亡くなりまして、お休みを頂きたくご連絡いたしました。通夜と葬儀に参列するため、本日から〇月〇日までお休みをいただきたいのですが、よろしいでしょうか。

通夜と葬儀の日程につきましては、決まり次第メールにてご連絡いたします。お忙しいところ急なことで申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

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また、父が亡くなり、自身が喪主を務める場合の例文は次のとおりです。

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お疲れ様です、〇〇です。朝早くから（夜分遅くに）失礼します。実は、昨晩（今朝）父が亡くなりまして、私が喪主を務めることとなりました。つきましては、〇月〇日から〇月〇日までお休みをいただきたいのですが、よろしいでしょうか。

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なお、会社関係者からの参列などを辞退する場合には葬儀の詳細を追ってメールで送るのではなく、電話で次の内容などを付け加えるとよいでしょう。

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なお、通夜と葬儀に関しましては、故人である父の希望により、家族のみにて執り行うこととなりました。葬儀への参列およびご厚意につきましてもご辞退申し上げますので、何卒宜しくお願いいたします。

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メールで伝える例

忌引き休暇をとる旨をメールで伝える場合の例文は、次のとおりです。ここでは、父が亡くなった場合の例文を紹介します。

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件名：【忌引きのご連絡】実父が逝去したため、忌引き休暇を申請致します

〇〇部長

お疲れ様です、葬儀一郎です。夜分に申し訳ございません。

本日〇月〇日の〇時に、実父である葬儀太郎が他界しました。

つきましては、急な申し出で大変申し訳ないのですが、明日〇月〇日から〇月〇日までの間、忌引き休暇を頂きたく存じます。

葬儀・告別式につきましては、詳細が決まり次第改めてご連絡いたします。

休暇期間中に何かございましたら、以下の携帯電話番号までご連絡ください。

080-XXXX-XXXX（葬儀一郎携帯電話）

以上、取り急ぎメールでの連絡で申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

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会社関係者による参列などを辞退する場合には、「葬儀・告別式につきましては、詳細が決まり次第改めてご連絡いたします。」に代えて、「なお、故人の遺志により家族葬にて執り行うため、誠に勝手ながらご参列、ご香典、ご弔電、ご供物などのご厚志につきましては辞退させていただきます。」などと記載するとよいでしょう。

お葬式での休み明けにすべき対応

お葬式で休みをとった場合、休み明けの出社ではどのように対応すればよいのでしょうか？最後に、休み明けの対応を解説します。

お礼を伝える
必要に応じて菓子折りを持参する

お礼を伝える

お葬式での休暇は急であるため、その間の業務は同僚や上司などが担っていることが多いでしょう。そのため、休暇中に対応をしてくれた上司や同僚などにお礼を伝えることで、円滑な人間関係を保ちやすくなります。

必要に応じて菓子折りを持参する

お礼と併せて、菓子折りなどを持参するとより丁寧な印象となります。持参するお菓子は職場でも食べやすいサイズに小分けにされた、日持ちのするものがよいでしょう。

まとめ

身内のお葬式で何日休むかを解説するとともに、忌引き休暇の伝え方や休暇明けの対応などを解説しました。

身内が亡くなった際に休む日数は、忌引き休暇の日数に拠ることが一般的です。ただし、忌引き休暇制度の有無や具体的な日数などは会社ごとに異なるため、まずは勤務先の就業規則などを確認するとよいでしょう。

そのうえで、具体的に休むべき日数を検討し、上司などへ連絡します。上司などへの連絡は電話が望ましいですが、時間帯などによってはメールで連絡しても構いません。休み明けには、菓子折りなどを持参したうえで上司や同僚などにお礼を伝えると、職場の人間関係を良好に保ちやすくなるでしょう。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、ご逝去のご連絡をいただいたらすぐに担当者が駆け付けてサポートを開始します。お電話は24時間365日お受けしており、深夜や早朝でもご遠慮いただく必要はありません。ご家族が亡くなり、信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。