【2025】自宅葬の費用相場はいくらくらい?費用の変動要素をわかりやすく解説

【2025】自宅葬の費用相場はいくらくらい?費用の変動要素をわかりやすく解説

葬儀は斎場などで行うことのほか、自宅で行うことも可能です。自宅で執り行う葬儀を、「自宅葬」といいます。

では、自宅葬とする場合、費用はどの程度かかるのでしょうか?また、自宅葬の費用は、どのような要素によって変動するのでしょうか?今回は、自宅葬の概要や自宅葬にかかる費用の目安、自宅葬の費用の変動要因、自宅葬の一般的な流れなどについてくわしく解説します。

なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、自宅葬にも対応しています。リーズナブルな費用での自宅葬をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。

自宅葬とは?

冒頭でも触れたように、自宅葬とは故人の自宅で行う葬儀です。

数十年前まで葬儀は自宅葬が主流であったため、祖父や祖母の葬儀が自宅葬であったという人も多いかもしれません。当時の自宅葬は親族のほか近隣住民や関係者などが大勢自宅に詰めかけるものでした。また、準備や片付けなども、親族や近隣住民などが総出で行っていたものです。近年においても、このような自宅葬が行われている地域もあるでしょう。

その一方で、近年では費用を掛けない小さな葬儀を実現する手段として、自宅葬が選択されるケースが増えています。その場合の自宅葬は従来のように大勢が集まるものではなく、同居家族など数人だけで静かに見送るものが想定されています。

なお、家族葬のアイリスは、5名程度の参列者を想定した自宅葬プランを展開しています。少人数での自宅葬をご規模の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

自宅葬にかかる費用

自宅葬には、どのような費用がかかるのでしょうか?ここでは、自宅葬に掛かる主な費用を紹介します。

  • 葬儀そのものの費用
  • 僧侶などの宗教者へのお礼
  • 会食・返礼品の費用
  • 火葬費用

葬儀そのものの費用

自宅葬に掛かる費用の1つ目は、葬儀そのものにかかる費用です。この費用は、葬儀社に依頼するか否かによって変動します。

葬儀社に依頼して行う場合

葬儀社に依頼して行う場合、葬儀そのものの費用の目安は40万円から100万円程度です。自宅葬の費用は依頼する葬儀者によって大きく変動するため、事前に掛かる費用を入念に確認しておく必要があるでしょう。

なお、家族葬のアイリスは5名程度の小規模な葬儀を前提に、リーズナブルな費用で納得のいく自宅葬プランを展開しています。費用を抑えつつ、必要な部分について葬儀社のサポートを受けられる自宅葬をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお問い合わせください。

葬儀社に依頼せずに行う場合

葬儀社に依頼せずに自宅葬を行う場合、原則として費用はかかりません。ただし、ご遺体の枕元に飾る枕飾りや棺、骨壺を手配するためには、少なくとも5万円程度の費用はかかるでしょう。また、「病院からご自宅まで」と「ご自宅から火葬場まで」のご遺体の搬送手段も確保しなければならず、これにも費用がかかる可能性があります。

僧侶などの宗教者へのお礼

自宅葬に掛かる費用の2つ目は、僧侶などの宗教者へのお礼です。

宗教者を手配する場合、そのお礼(お布施など)が必要です。お布施の目安は10万円から30万円程度であるものの、宗教や宗派、地域などによっても異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

なお、菩提寺などがなく、故人や遺族に特に信仰する宗教がない場合には、宗教者を手配せずに葬儀をすることもできます。

会食・返礼品の費用

自宅葬に掛かる費用の3つ目は、会食や返礼品の費用です。

会食や返礼品を用意する場合、その費用がかかります。ただし、同居家族だけなど数人程度の自宅葬であれば、会食や返礼品を省略することも少なくありません。

火葬費用

自宅葬に掛かる費用の4つ目は、火葬費用です。

火葬費用は、火葬場に支払う費用です。この費用は、利用する火葬場が公営であるか民営であるか、そして公営である場合には故人の最期の住所地を管轄する火葬場であるか否かなどによって大きく変動します。

故人の住所地を管轄する地域の公営火葬場であれば数千円で火葬できる場合も一方で、民営の場合や管轄外の公営火葬場の場合には10万円以上の費用がかかることもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

自宅葬の費用が変動する主な要素

自宅葬にかかる費用は、さまざまな要素によって左右されます。ここでは、自宅葬の費用を左右する主な要素を4つ解説します。

  • 会食の有無や準備する食事の内容
  • 搬送距離の長短
  • 宗教者を手配するか否か
  • 仮設設備や屋外設営の要否

会食の有無や準備する食事の内容

1つ目は、会食の有無です。

会食をする場合にはその費用がかかる一方で、会食をしなければ費用はかかりません。また、食事をする場合にはこれを自宅で用意するのか、ケータリングを依頼するのか、懐石料理などを手配するのかなどによってもかかる費用は大きく変動します。

搬送距離の長短

2つ目は、搬送距離の長短です。

自宅葬とする場合、ご遺体の搬送が2回必要となります。1回目の搬送は「ご逝去場所(病院など)から自宅まで」、2回目の搬送は「自宅から火葬場まで」です。この搬送は葬儀社に依頼して行う場合が多いものの、距離が長い場合には費用が高くなることが多いでしょう。

なお、家族葬のアイリスはそれぞれの移動について最大20kmまでを自宅葬プランの基本料金に含んでいます。そのため、これ以下の移動距離であれば、搬送について追加料金はかかりません。

宗教者を手配するか否か

3つ目は、宗教者を手配するか否かです。

先ほど解説したように、僧侶などの宗教者を手配すればまとまった費用がかかります。そのため、宗教者を手配するか否かによって自宅葬の費用は大きく変動します。

なお、菩提寺がある場合やお寺が管理するお墓に納骨したいと考えている場合には、原則として僧侶の手配は必須です。このような場合に、費用を抑えようとして無宗教式での自宅葬を結構すれば、お寺側から納骨を断られてトラブルとなるおそれがあります。

仮設設備や屋外設営の要否

4つ目は、仮設設備や屋外設営の要否です。

自宅葬の場合、参列者の数や屋内のスペース、天候などによっては、庭などの屋外にテントなどを設営することがあります。この屋外設営や仮設設備が必要となる場合には別途費用がかかり、費用の変動要因となります。

自宅葬の一般的な流れ

自宅葬は、どのような流れで進行するのでしょうか?ここでは、数人で行う自宅葬を前提に、一般的な流れを解説します。

  • ご逝去
  • 近親者への連絡
  • 葬儀社への連絡
  • ご遺体の搬送・ご自宅での安置
  • 葬儀プランの打ち合わせ
  • 会場の準備
  • 納棺
  • 通夜
  • 通夜振る舞い
  • 葬儀・告別式
  • 出棺
  • 火葬・骨上げ
  • 精進落とし

ご逝去

ご逝去が確認されると、医師から死亡診断書が交付されます。また、病院で亡くなった場合、ご遺体は病院内の霊安室に移されます。

近親者への連絡

ご逝去が確認されたら、その場に立ち合っていない近親者に訃報を伝えます。自宅葬を検討している場合には、この段階で同居の家族などに相談しておくとよいでしょう。

葬儀社への連絡

次に、葬儀社へ連絡します。この段階で葬儀社への連絡が必要となるのは、病院の霊安室は数時間程度しか使用できず、別の場所にご遺体を搬送してもらう必要があるためです。

葬儀社は病院から紹介されることも多いものの、紹介を断って信頼できそうな葬儀社を自分で探しても構いません。特に、自宅葬には対応していない葬儀社もあるため、自宅葬に対応している葬儀社を自分で探して連絡するとスムーズでしょう。

家族葬のアイリスは、全国対応で自宅葬プランを展開しています。自宅葬に対応できる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。

ご遺体の搬送・ご自宅での安置

葬儀社の担当者が到着したら、ご遺体を搬送します。ご遺体の安置場所の主な選択肢としては葬儀社の安置施設と自宅が挙げられるものの、自宅葬であれば自宅安置とするのが一般的です。そのため、その旨を葬儀社の担当者に伝え、自宅まで搬送してもらいましょう。

葬儀プランの打ち合わせ

ご遺体を自宅に搬送して安置したら、葬儀プランの打ち合わせを行います。自宅葬を希望する場合にはその旨を伝え、トータルでかかる費用や葬儀社によるサポート内容を確認しておきましょう。菩提寺がある場合には菩提寺にも連絡をとり、葬儀の日程調整などを行います。

会場の準備

自宅葬に備えて、会場の準備をします。たとえば、葬儀会場となる部屋の清掃や座布団・什器などの準備、駐車スペースの確保、参列者が座るスペースの確保などです。部屋のスペースに余裕がない場合には、必要に応じて家具を移動させます。

納棺

通夜に先立って、ご遺体を棺に納める「納棺」をします。納棺に際して、ご遺体を湯で拭いて清める「湯灌(ゆかん)」をすることもあります。

通夜

定刻となったら、通夜を開始します。通夜は、18時や19時など夕刻に開始することが一般的です。僧侶を手配する場合には、僧侶による読経やお焼香がなされ、続けて喪主や遺族もお焼香をします。

通夜振る舞い

通夜の後に、会食である「通夜振る舞い」をすることがあります。

通夜振る舞いには本来、参列者にお礼を伝えるとの意味合いもあるものの、少人数での自宅葬の場合は、故人とともにする最期の食事との意味合いが強いでしょう。時間の制約なく故人との最期の時間を過ごせることも、自宅葬のメリットの1つであるといえます。

葬儀・告別式

通夜の翌日、葬儀・告別式を行います。葬儀・告別式は、午前中の開始とすることが一般的です。僧侶を手配する場合、まず僧侶による読経とお焼香がなされ、続けて喪主や遺族もお焼香をします。

出棺

葬儀・告別式を終えたら、火葬場へ向けて出棺します。斎場での葬儀の場合には出棺時に音楽を流すこともあるものの、自宅葬では近隣住民などへの配慮から、静かな出棺となることが多いでしょう。

火葬・骨上げ

火葬場に到着したら、ご遺体を荼毘に付します。火葬を終えたら、遺族が2人1組で遺骨を骨壺に納める「収骨」をします。

精進落とし

火葬の後に、参列者や僧侶との食事会である「精進落とし」をすることがあります。懐石料理などを予約して行うこともあるものの、自宅葬の場合には形式的な精進落としは行わず、故人が好きだったお店などで気楽な食事をすることも少なくありません。

自宅葬に関する注意点

自宅葬とする場合、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?自宅葬の主な注意点を4つ解説します。

  • マンション・賃貸物件では自宅葬が禁止されていることがある
  • 近隣住民への配慮が必要となる
  • 準備や片付けに手間がかかる
  • 駐車スペースの確保が必要となる

マンション・賃貸物件では自宅葬が禁止されていることがある

自宅がマンションや賃貸物件である場合、規約や賃貸借契約書で自宅葬が禁止されている場合があります。そのため、規約などで自宅葬が禁じられていないかどうか、事前に確認しておく必要があるでしょう。

近隣住民への配慮が必要となる

自宅葬とする場合、読経の声や参列者の歓談する声などが近隣に響く可能性があります。また、参列者が多い場合には道路が一時的に混み合うこともあるでしょう。

そのため、住宅事情や参列者の数などに応じて、近隣住民に事前に挨拶をするなどの配慮が必要となります。

準備や片付けに手間がかかる

自宅葬では、準備や片付けに相当の手間がかかります。葬儀社にサポートを依頼する場合であっても、原則としてお茶を出す什器やお茶、お茶請け、座布団などは遺族側で用意する必要があるためです。

駐車スペースの確保が必要となる

参列者の数に応じて駐車スペースが少ない場合、事前に駐車場を借りておくなど駐車スペースの確保が必要となります。路上駐車などによって交通に支障をきたせば、近隣住民との間でトラブルとなるおそれがあるでしょう。

自宅葬の費用に関するよくある質問

最後に、自宅葬の費用に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。

自宅葬の費用は誰が負担する?

自宅葬の費用は、喪主が負担するのが一般的です。ただし、喪主以外の遺族が負担したり、複数人で費用を出し合ったりすることもあります。

葬儀を終えてからトラブルに発展しないよう、喪主以外の人に負担を求めたいのであれば、事前にその旨を相手方と相談しておくべきでしょう。

自宅葬でも葬儀社に依頼すべき?

自宅葬であっても、葬儀社に依頼して行う方がスムーズです。なぜなら、葬儀社に依頼しない場合、棺・骨壺の手配やご遺体の搬送手段の確保、火葬場の予約などをすべて自分達で行う必要があるためです。そのため、近年では、自宅葬であっても葬儀社に依頼して行うことが多いでしょう。

まとめ

自宅葬の概要や自宅葬に掛かる費用、自宅葬にかかる費用の変動要因、自宅葬の流れなどについて解説しました。

自宅葬とは、自宅で執り行う葬儀です。葬儀社に依頼して自宅葬をする場合、費用は40万円から100万円程度となることが多いでしょう。葬儀社に依頼しなければ費用は抑えられるものの、すべての手配を自分達で行う必要が生じ、これは容易ではありません。また、僧侶などの宗教者に読経を依頼する場合にはお布施などの支払いも必要となるため、費用が嵩みやすくなります。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、参列者5名程度を想定したリーズナブルな自宅葬プランを展開しています。費用を抑えつつも、自宅葬の施行にあたって必要なサポートは受けたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は24時間365日受け付けており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。