【2025】お葬式を「簡単」に済ませる方法｜メリット・デメリットも解説

亡くなったご家族が生前に、「お葬式は、簡単でいいからね」などと話していた場合もあるでしょう。また、遺族側の希望として、お葬式を簡単なものとする場合もあります。

では、「簡単なお葬式」とは、一般的にどのようなものを指すのでしょうか？また、お葬式を簡単に済ませることには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか？今回は、お葬式を簡単に済ませる方法や費用相場、お葬式を簡単に済ませるメリット・デメリットなどについてくわしく解説します。

なお、当サイト「家族葬のアイリス」は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、直葬や一日葬、家族葬など簡単なお葬式にも対応しています。ご家族が亡くなり、葬儀の形態などでお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

お葬式を簡単に済ませる方法と費用相場

はじめに、お葬式を簡単に済ませる方法（葬儀の形態）と、費用相場を解説します。

• 直葬（火葬式）
• 一日葬
• 家族葬

なお、伝統的なお葬式（「一般葬」といいます）の場合、1日目の夕刻に通夜を行い、2日目に葬儀・告別式と火葬を行います。また、葬儀に要する費用の全国平均は、120万円程度とされています。

直葬（火葬式）

簡単なお葬式の1つ目は、直葬（火葬式）です。

直葬（火葬式）とは、火葬だけを執り行う、もっとも簡単な葬儀です。通夜や葬儀・告別式などの儀式は行いません。ただし、僧侶などの宗教者に、火葬炉の前で読経をしてもらうことは可能です。直葬の費用相場は、おおむね20万円から40万円程度とされています。

一日葬

簡単なお葬式の2つ目は、一日葬です。

一日葬とは、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀形態です。一般葬とは異なり、儀式としての通夜は行いません。「簡単な葬儀で良いけれど、直葬は寂しい」という場合には、この一日葬を検討するとよいでしょう。一日葬の費用相場は、30万円から90万円程度とされています。

家族葬

簡単なお葬式の3つ目は、家族葬です。

直葬や一日葬が執り行う儀式の「種類」から見た分類であるのに対し、家族葬は「参列者の範囲」による分類です。そのため、一日葬と家族葬は対立する概念ではなく、「一日葬で、家族葬」も可能です。なお、直葬は火葬場で行うとの前提があるため、原則として家族葬です。

一般的な葬儀には、原則として誰でも参列できます。一方で、家族葬には家族や一定範囲の親族、特に親しくしていた友人など、事前に招待をした一定の近親者だけが参列します。

家族葬は規模が小さくなりやすく、費用相場は50万円から120万円程度とされています。家族葬といってもその規模はまちまちであり、参列者の数が多ければ費用も高くなる傾向にあります。

家族葬のアイリスは一般葬はもちろんのこと、直葬や一日葬、家族葬などのいわゆる「簡単なお葬式」にも対応しています。簡単なお葬式を任せられる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお問い合わせください。

お葬式を簡単に行う場合の流れ

お葬式を簡単に執り行う場合、どのような流れとなるのでしょうか？ここでは、直葬（火葬式）、一日葬、家族葬の場合における基本的な流れを紹介します。

なお、いずれもご逝去の翌々日に火葬をすることとしているものの、必ずしもこのとおりのスケジュールになるとは限りません。火葬場の予約状況や近親者の都合などによっては、火葬までの期間がもう少し長くなる場合もあります。

ご家族が亡くなり、具体的な流れやスケジュールを知りたい際は、家族葬のアイリスまでご相談ください。

直葬（火葬式）の場合

直葬（火葬式）の場合の一般的な流れは、次のとおりです。

1. （ご逝去当日）ご逝去
2. 近親者にご逝去を知らせる
3. 葬儀者に連絡を取る
4. 葬儀社のご遺体を搬送してもらい、安置する
5. 葬儀社の担当者と打ち合わせをして、葬儀プランを決める
6. 近親者へ葬儀について連絡する
7. 死亡届を提出し、火葬許可証を受け取る
8. （ご逝去翌日）安置する
9. （ご逝去翌々日）ご遺体を棺に納める
10. 安置場所から火葬場へ向けて出棺する
11. 火葬炉の前で読経してもらう
12. 火葬する
13. お骨上げをする
14. 解散

直葬であっても、火葬炉の前で僧侶に読経してもらうことは可能です。しかし、火葬場は次の予約などもある関係で、十分な時間を取ることはできません。そのため、読経は5分から10分程度の短いものとなることが一般的です。

なお、直葬であっても病院から直接火葬場へ向かうことはできません。法律の規定により死亡から24時間は火葬ができないとされているうえ、病院の霊安室は数時間程度しか使用できないためです。

また、死亡届の提出期限は死亡後7日以内であるものの、これを待たず早めに届け出ることをおすすめします。なぜなら、死亡届を出さなければ火葬に必要となる火葬許可証を受け取ることができないためです。

家族葬のアイリスは葬儀プランの料金に、はじめから死亡届の提出代行料を含んでいます。手続きに奔走することなく安心して最期のお見送りがしたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでご相談ください。

一日葬の場合

一日葬の場合における一般的な流れは、次のとおりです。

1. （ご逝去当日）ご逝去
2. 近親者にご逝去を知らせる
3. 葬儀者に連絡を取る
4. 葬儀社のご遺体を搬送してもらい、安置する
5. 葬儀社の担当者と打ち合わせをして、葬儀プランを決める
6. 近親者へ葬儀について連絡する
7. 死亡届を提出し、火葬許可証を受け取る
8. （ご逝去翌日）安置する
9. （ご逝去翌々日）ご遺体を棺に納める
10. 葬儀・告別式を執り行う
11. 棺の花を手向ける「花入れの儀」などを行う
12. 火葬場へ向けて出棺する
13. 火葬炉の前で読経してもらう
14. 火葬する
15. お骨上げをする
16. （精進落としをする場合）会場へ移動し、精進落としをする
17. 解散

一日葬の場合には、1日で葬儀・告別式と火葬を行います。葬儀・告別式の開始時刻は火葬場の予約時間から逆算をして定めるため、10時や11時頃からの開始となることが多いでしょう。

喪主や遺族はこれより前に会場に入り、準備を進めます。一般葬とは異なり、葬儀・告別式の当日に納棺や会場準備などをすべて行うため、準備は慌ただしくなる傾向にあります。

家族葬の場合

家族葬の場合の一般的な流れは、次のとおりです。なお、先ほど解説したように、「家族葬」とは参列者の範囲による分類であり、営む儀式の内容は「家族葬」というだけではわかりません。ここでは、通夜と葬儀・告別式を行う場合を前提に流れを紹介します。

1. （ご逝去当日）ご逝去
2. 近親者にご逝去を知らせる
3. 葬儀者に連絡を取る
4. 葬儀社のご遺体を搬送してもらい、安置する
5. 葬儀社の担当者と打ち合わせをして、葬儀プランを決める
6. 近親者へ葬儀について連絡する
7. 死亡届を提出し、火葬許可証を受け取る
8. （ご逝去翌日）ご遺体を棺に納める
9. 通夜を執り行う
10. （ご逝去翌々日）葬儀・告別式を執り行う
11. 棺の花を手向ける「花入れの儀」などを行う
12. 火葬場へ向けて出棺する
13. 火葬炉の前で読経してもらう
14. 火葬する
15. お骨上げをする
16. （精進落としをする場合）会場へ移動し、精進落としをする
17. 解散

家族葬と一般葬とで、執り行う儀式の内容や流れが大きく変わるものではありません。ここで紹介したのは通夜がある場合における家族葬の流れであり、一日葬とする場合には先ほど紹介をした「一日葬」の流れとなります。

お葬式を簡単に済ませるメリット

お葬式を簡単に済ませることには、どのようなメリットがあるのでしょうか？ここでは、主なメリットを2つ紹介します。

• 費用が安く済む
• 遺族の負担が少ない

費用が安く済む

1つ目は、費用が安く済むことです。

お葬式は、規模が大きくなり、また行う儀式の数が増えるほど費用が掛かる傾向にあります。このようなお葬式では広い会場が必要となるうえ、葬儀社のスタッフの人手や備品なども多く必要となるためです。行う儀式や規模を抑えた簡単なお葬式では、費用が少なくなる傾向にあります。

遺族の負担が少ない

2つ目は、遺族の負担が少ないことです。

伝統的なお葬式では行う儀式の数が多く、これに要する時間も長くなりがちです。また、多くの人が参列する場合には参列者への挨拶や接待も必要となり、これを負担に感じる場合も多いでしょう。お葬式を簡単なものとすることで、これらの負担を最小限としやすくなります。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、直葬や一日葬、家族葬などの「簡単なお葬式」にも対応しています。お葬式を簡単に行いたい場合には、家族葬のアイリスまでお気軽にお問い合わせください。

お葬式を簡単に済ませるデメリット・注意点

お葬式を簡単に済ませることには、デメリットも存在します。ここでは、デメリットと注意点を5つ解説します。

• 後悔が残る可能性がある
• 親族から反対される可能性がある
• 菩提寺とトラブルになるおそれがある
• 後日、弔問客の対応に追われる可能性がある
• 直葬であってもご逝去後すぐの火葬はできない

後悔が残る可能性がある

お葬式を直葬など極端に簡単なものにすると、「十分なお別れができなかった」と感じて後悔するおそれがあります。そのため、一日葬や家族葬とするなど、他の方法も検討するとよいでしょう。

親族から反対される可能性がある

お葬式を簡単なものにすると、親族などから反対意見が出たり非難されたりする可能性があります。なかでも直葬は反対される可能性が高く、無理に決行すれば親族との関係に亀裂が生じるおそれがあるでしょう。そのため、お葬式を簡単なものとしたい場合は、可能な限り事前に親族へ相談しておくことをおすすめします。

菩提寺とトラブルになるおそれがある

お葬式を簡単なものとするために直葬を選択する場合、菩提寺への納骨を断られトラブルとなるおそれがあります。そのため、菩提寺がある場合には、お葬式の形態について事前に菩提寺へ相談しておくことをおすすめします。

後日、弔問客の対応に追われる可能性がある

直葬や家族葬とした場合には、お葬式への参列者が限定されます。そのため、最期のお別れが叶わなかった関係者が後日自宅などへ弔問に訪れ、対応に追われる可能性があるでしょう。特に、故人の交友関係が広かった場合や、故人が日ごろから多くの人とかかわっていた場合などには、連日のように弔問客が訪れる可能性があります。

そのため、多くの参列者が予想される場合には無理に簡単なお葬式だけで済ませようとするのではなく、一般葬としたり、後日別途「お別れの会」を開いたりするなどの対応を検討するとよいでしょう。

直葬であってもご逝去後すぐの火葬はできない

直葬とは火葬だけを行う葬儀の形態であるものの、病院などからすぐに火葬場へ向かえるわけではありません。日本では「墓地埋葬法」の規定により、原則として死亡から24時間は火葬ができないとされているためです。

そのため、仮に7月1日の17時に亡くなった場合、7月1日に火葬をすることはできません。また、火葬場は17時頃には閉まることが多いため、7月2日の火葬も困難でしょう。この場合において、最短で火葬ができるのは7月3日となります。

また、病院の霊安室には利用時間が決まっており、ご逝去から数時間以内とされることが一般的です。そのため、仮に病院で亡くなった場合であっても病院から直接火葬場へ搬送することはできず、いったん別の場所にご遺体を安置する必要が生じます。安置場所の選択肢は、ご自宅や葬儀社の安置施設などです。

このように、直葬であってもすぐに火葬ができるわけではないため、誤解のないようご注意ください。

お葬式を簡単に行う場合のよくある疑問

最後に、お葬式を簡単に行うことに関するよくある質問とその回答を3つ紹介します。

直葬や家族葬、一日葬では会食はある？

一般的な葬儀では、通夜の後に「通夜振る舞い」、火葬の後に「精進落とし（お斎）」と呼ばれる会食をすることが多いでしょう。

これに対して、直葬では会食は省略されることがほとんどです。ただし、近親者だけで、馴染みの店などで形式ばらない食事会をすることはあります。

また、一日葬の場合にはそもそも通夜がないため、通夜振る舞いはありません。一方で、精進落としは行う場合もあります。

家族葬の場合に会食をするか否かは、ケースバイケースです。家族葬であっても参列者が多い場合には、一般葬と同じく通夜振る舞いや精進落としをすることもあります。一方で、会食をすべて省略することも少なくありません。特に、新型コロナ禍以降では、会食が省略されるケースが多くなっています。

このように、会食をするか否かは状況によって異なります。判断に迷う場合には、葬儀社の担当者へ相談するとよいでしょう。

簡単なお葬式での会食についても相談できる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでご連絡ください。

直葬や一日葬なら、ご逝去当日や翌日に火葬できる？

誤解も少なくないものの、直葬や一日葬であるからといって、火葬までの期間を早められるわけではありません。先ほど解説したように、墓地埋葬法で、死亡から24時間は火葬ができないとされているためです。

直葬であっても葬儀社の手配は必要？

簡単なお葬式であっても、一日葬や家族葬であれば葬儀社を手配は必要でしょう。

また、直葬であっても、葬儀社を手配することがほとんどです。なぜなら、葬儀社に依頼しない場合、病院などから安置場所・安置場所から火葬場へのご遺体の搬送、ドライアイスの手配や処置、棺と骨壺の手配、火葬場の予約、死亡届の提出と火葬許可証の受け取りなどを、すべて自身で行う必要が生じるためです。

これには相当の手間がかかり、自分ですべてを行うのは現実的ではありません。そのため、直葬であっても、ほとんどのケースで葬儀社に依頼されています。

家族葬のアイリスは、直葬や一日葬、家族葬などいわゆる「簡単なお葬式」について豊富な実績を有しています。簡単なお葬式を任せられる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

まとめ

お葬式を簡単に行うメリット・デメリットや、簡単なお葬式の種類、お葬式を簡単に行う場合の流れなどを解説しました。

簡単なお葬式としては、直葬や一日葬、家族葬などが挙げられます。お葬式を簡単に行うメリットは、費用を抑えやすいことと、遺族の負担を抑えやすいことにあります。

一方で、特に直葬では親族から反対される可能性があることや菩提寺とトラブルになりやすいこと、後日弔問客の対応に追われる可能性があることなどに注意しなければなりません。「お葬式を簡単に済ませたい」とご希望の際は、まずは葬儀社へ相談し、希望に合った葬儀プランを検討することから始めるとよいでしょう。

当サイト「家族葬のアイリス」は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、直葬や一日葬、家族葬などの比較的簡単なお葬式にも対応しています。ご家族が亡くなり、簡単なお葬式について相談できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお問い合わせください。

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