ご遺体の安置を「自宅」でするには?手順と注意点を解説

ご遺体の安置を「自宅」でするには?手順と注意点を解説

日本では、亡くなってから24時間は原則として火葬できません。また、火葬場の予約がすぐに取れるわけでもないことから、亡くなってから一時的にどこかでご遺体を安置する必要が生じます。ご遺体の安置場所の選択肢は、ご自宅や葬儀社の安置施設、民間の安置施設などです。

では、ご遺体の安置を自宅でする場合、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?また、ご自宅でのご遺体安置は、どのような手順で進めればよいのでしょうか?

今回は、ご自宅でのご遺体安置の手順やメリット・デメリットなどについてくわしく解説します。

なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、各葬儀プラン(自宅葬プランを除く)の基本料金に最大3日間の安置施設利用料を含んでいます。ご家族が亡くなり、安置場所でお悩みの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。

ご遺体の安置場所の選択肢

冒頭で触れたように、ご遺体の安置場所の選択肢には主に次の3つがあります。

  • ご自宅
  • 葬儀社の安置施設
  • 民間の安置施設

ここでは、それぞれの概要を解説します。

ご自宅

故人が住んでいたご自宅やご遺族のご自宅で、ご遺体を安置する方法です。

自宅安置には最期まで故人の傍で付き添えることなどメリットが大きい一方で、注意点も少なくありません。ご自宅安置のメリット・デメリットについては、後ほどくわしく解説します。

葬儀社の安置施設

依頼する葬儀社の安置施設で、ご遺体を安置する方法です。

葬儀社の安置施設では、適切な温度・湿度管理がなされるため、安心してご遺体を預けられます。

その反面、原則として自由な面会ができないことに注意が必要です。具体的なルールは葬儀社ごとに異なるものの、面会時間に制限があることが一般的であるほか、ご遺体との面会の度に別料金が発生することもあります。

また、葬儀社の安置施設を使う場合、安置施設の利用料が発生します。安置施設の利用料は葬儀社ごとに異なるものの、1日あたり5,000円から3万円程度であることが多いでしょう。

なお、家族葬のアイリスは各葬儀プラン(自宅安置が前提である「自宅葬プラン」を除く)の基本料金に最大3日分の安置施設利用料を含んでいます。安置費用を抑えられる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

民間の安置施設

民間の安置施設で、ご遺体を安置する方法です。民間の安置施設は、「ご遺体ホテル」などと呼ばれることもあります。

民間の安置施設の具体的なサービス内容は施設によって異なるものの、比較的融通が利きやすい傾向にあります。その反面、利用料金は葬儀社の安置施設よりも高く、1日あたり1万円から3万円程度であることが多いでしょう。

ご遺体をご自宅で安置するメリット

ここからは、自宅安置に焦点を当てて解説を進めます。まずは、自宅安置のメリットを4つ解説します。

  • いつでも故人と面会できる
  • 最期に故人を自宅に帰してあげられる
  • 故人の「死」と時間をかけて向き合いやすい
  • 安置費用を抑えやすい

いつでも故人と面会できる

ご自宅安置の最大のメリットは、安置期間中いつでも故人と面会できることです。最期に故人と心置きなく共に過ごす時間を設けることで、後悔が残りづらくなります。

最期に故人を自宅に帰してあげられる

故人が施設に入所していた場合や長らく入院していた場合、「家に帰りたい」と望むことも多いでしょう。ご自宅安置とすることで最期にご自宅に帰してあげられ、故人の希望を叶えることが可能となります。

故人の「死」と時間をかけて向き合いやすい

ご自宅安置の場合、亡くなったご家族と長い時間を過ごすこととなります。これにより、時間をかけて徐々にご家族の「死」と向き合いやすくなるでしょう。

安置費用を抑えやすい

葬儀社の安置施設や民間の安置施設を利用する場合、安置施設の利用料がかかります。安置期間が長くなると、安置施設の利用料が嵩む可能性もあるでしょう。自宅安置とする場合は安置施設の利用料が不要となるため、安置費用を抑えやすくなります。

なお、家族葬のアイリスは、小さな自宅葬をサポートするリーズナブルな「自宅葬プラン」を展開しています。ご自宅での安置や葬儀をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

ご遺体をご自宅で安置するデメリット・注意点

ご遺体を自宅で安置することには、デメリットもあります。知らずに後悔することのないよう、デメリットも理解したうえでご自宅安置とするかどうかを検討するとよいでしょう。

ここでは、ご遺体を自宅で安置するデメリットと注意点を5つ解説します。

  • 温度・湿度管理が難しい
  • ご自宅安置でもドライアイスの費用は必要となる
  • 近隣住民にご逝去を知られやすい
  • ご遺体を残しての外出に抵抗を感じる場合がある
  • 斎場での葬儀の場合、再度搬送が必要となる

温度・湿度管理が難しい

1つ目は、温度・湿度管理が難しいことです。

ご遺体の損傷を避けるには、季節を問わず安置場所の室温を18度以下に保たなければなりません。また、湿度が高いと腐敗が進行しやすいため、湿度の高い季節には除湿をする必要もあります。ご自宅安置の場合は、温度・湿度管理に細心の注意を払う必要があるでしょう。

また、18度以下の室温は、ご遺族にとって寒過ぎるかもしれません。そのため、ご自宅安置であるからといって、常に同じ部屋で過ごすことが難しい可能性もあります。

ご自宅安置でもドライアイスの費用は必要となる

2つ目は、ドライアイスの費用がかかることです。

ご自宅安置の場合は安置施設の利用料はかからないものの、ドライアイスの費用はかかります。ドライアイス費用の目安は、1日あたり8,000円から1万円程度です。

ご自宅安置であるからといって安置費用が一切不要となるわけではないため、誤解しないよう注意しましょう。

なお、家族葬のアイリスは、すべての葬儀プランに最大2回分のドライアイス費用を含んでいます。そのため、ご自宅安置であっても、かかる費用を最小限に抑えられます。

近隣住民にご逝去を知られやすい

3つ目は、近隣住民にご逝去を知られやすいことです。

ご遺体をご自宅で安置する場合、ご遺体の搬出入の様子などから近隣住民に亡くなったことが知られる可能性があります。特に、家族葬(ご遺族が招待した人だけが参列できるクローズドな葬儀)を予定している場合はこの点でデメリットとなり得るでしょう。

なぜなら、訃報が広まると葬儀に思いがけず多くの人が訪れ、対応に追われるおそれがあるためです。

ご遺体を残しての外出に抵抗を感じる場合がある

4つ目は、ご遺体を残しての外出に抵抗を感じる可能性があることです。

ご自宅でご遺体を安置する場合、人によってはご遺体を自宅に残したまま外出することに抵抗を感じることもあるでしょう。ご家族が亡くなった後は死亡届の提出などのために外出する必要が生じることも多いため、ご遺体を「1人」にすることに抵抗があるのであれば、この点も加味して安置場所を検討する必要があります。

なお、家族葬のアイリスは、すべての葬儀プランの基本料金に死亡届の提出代行料を含んでいます。そのため、死亡届を出すために自分で役所まで出向く必要はありません。

死亡届の提出まで任せられる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

斎場での葬儀の場合、再度搬送が必要となる

5つ目は、斎場での葬儀の場合、再度搬送が必要となることです。

自宅葬の場合はご自宅で葬儀をするため、安置もご自宅ですることが多いでしょう。一方で、斎場で葬儀をする場合に自宅安置を選択することもあるものの、その場合は1回分多く搬送が必要になります。通夜に先立って、安置場所であるご自宅から通夜などの会場である斎場へとご遺体を搬送する必要があるためです。

この分の搬送費用が増えるため、トータルでの葬儀費用が高くなる可能性があります。

ご遺体安置をご自宅で行う流れ

ご遺体をご自宅で安置する場合、安置まではどのような流れとなるのでしょうか?ここでは、病院で亡くなった場合を前提にご自宅安置までの一般的な流れを紹介します。

  • 霊安室に移される
  • 葬儀社を手配する
  • ご自宅にご遺体を搬送してもらう
  • 安置する部屋・場所を選ぶ
  • 清潔な布団を用意する
  • 北枕・西枕になるようにご遺体を寝かせる
  • 手を胸元で合わせ、数珠をかける
  • 「守り刀」を置く
  • 「枕飾り」を設置する
  • 神棚を封じる

霊安室に移される

病院で亡くなった場合、入院患者用のベッドを使い続けることはできません。一般的には、病院内の霊安室に安置されます。

葬儀社を手配する

病院の霊安室が使えるのは、ご逝去後の数時間程度(2~3時間程度)だけであることが一般的です。この時間内にご遺体を別の場所に移さなければなりません。

そこで、ご遺体を搬送してもらうために葬儀社を手配します。葬儀社は病院から紹介されることも多いものの、紹介の受け入れは義務ではありません。

葬儀社とのミスマッチを避けるため、葬儀プランや予算の合う葬儀社を自分で見つけて手配するとよいでしょう。

なお、ご遺体の搬送と葬儀の施行を別の葬儀社に依頼しても構いません。しかし、別の葬儀社に依頼するには改めて葬儀社を探す必要が生じ、手間がかかります。

そのため、実際はご遺体の搬送と葬儀の施行を同じ葬儀社に依頼するケースがほとんどでしょう。この点を踏まえ、「とりあえず搬送だけだから」と安易に葬儀社を選ぶのではなく、葬儀まで依頼するつもりで慎重に葬儀社を選ぶことをおすすめします。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、「自宅葬プラン」や「家族葬プラン」、「火葬式(直葬)プラン」などリーズナブルな葬儀プランを展開しています。費用を抑えつつ満足のいく葬儀を執り行いたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。

ご逝去のご連絡後は、すぐに担当者が駆け付けてご遺体の搬送をサポートします。

ご自宅にご遺体を搬送してもらう

葬儀社の担当者が到着したら、ご遺体を自宅に搬送してもらいます。ご自宅安置の場合は先にご遺族が自宅に出向き、安置の準備をある程度整えておくことが多いでしょう。

安置する部屋・場所を選ぶ

自宅で、安置する部屋と場所を選びます。

自宅に仏間がある場合は、仏間で安置することが一般的です。仏間がない場合は和室を選び、和室がない場合は寝室やリビングなどに安置します。

ただし、ご遺体の損傷を避けるため、直射日光の当たる場所や湿気のこもりやすい場所での安置は避けるべきでしょう。

清潔な布団を用意する

安置場所に、清潔な布団を用意します。布団は故人が生前使用していたものでよいものの、シーツは汚れのない白の無地のものをかけましょう。葬儀社が用意する場合もあるため、事前の確認をおすすめします。

北枕・西枕になるようにご遺体を寝かせる

ご遺体は、北枕または西枕になるように寝かせます。ただし、家具の配置などから北枕や西枕とすることが難しい場合は、自然な向きに寝かせて構いません。

手を胸元で合わせ、数珠をかける

ご遺体を寝かせたら、胸元で手を合掌させます。そのうえで、合掌させた手に数珠をかけましょう。数珠は、故人が生前に使っていたもので構いません。

「守り刀」を置く

ご遺体を寝かせた掛け布団の上、ご遺体の胸元あたりに「守り刀」を置きます。置く際は、刃先が故人の足元側を向くように注意します。

守り刀は、魔物を払い故人が無事にあの世へたどり着けるようにとの意味合いがあります。「守り刀」には、専用の模造刀を用いることが一般的です。

「枕飾り」を設置する

ご遺体の枕元に、「枕飾り」を用意します。枕飾りは、小さな机に白い布をかぶせ、その上に次の物などを設置します。

  • 香炉・線香
  • ろうそく
  • 水を入れたコップ
  • 花立て
  • 一膳飯

神棚を封じる

ご遺体を安置する自宅に神棚がある場合、神棚を封じます。神道では死を「穢れ」として捉えるため、神様を穢れに触れさせないために行います。

神棚封じの手順は、次のとおりです。

  1. 神棚へ向かって挨拶をする
  2. お供えを下げる
  3. 神棚の扉を閉める
  4. 神棚の正面に、テープなどを使って白い半紙を貼る

神棚は忌中の間封じておき、忌が明けたら封印を解きます。

ご自宅での安置後に行う「末期の水」の概要

ご遺体の安置後に、「末期の水」の儀式を行うことがあります。末期の水はご自宅への安置後に行うこともあればご逝去直後に病院で行う場合もあり、宗派などによって異なります。ここでは、末期の水の概要と手順を解説します。

末期の水とは?

末期の水とは、故人の唇を、水を付けた脱脂綿で湿らせる儀式です。衛生的な観点などから行うものではなく、「故人があの世で喉が渇いて苦しまないように」との想いから行われます。

末期の水は、故人と近しい関係にある人から順にとります。一般的には、次の順序で行うことが多いでしょう。

  1. 喪主
  2. その他の家族
  3. 親族
  4. ご逝去に立ち合った友人など

末期の水の手順

末期の水は、一般的に次の手順で行います。

  1. 箸の先に、脱脂綿を巻きつけて糸でくくる
  2. お椀などに水を汲み、枕元に用意する
  3. 箸先の脱脂綿を水で湿らせる
  4. 湿らせた脱脂綿で、故人の上唇から下唇へ順になぞるように湿らせる
  5. 故人に向けて一礼または合掌する

具体的な手順などは宗旨・宗派によって異なる場合もあるため、事前に葬儀社の担当者などに確認しておくとよいでしょう。

ご遺体のご自宅安置に関するよくある質問

最後に、ご遺体の自宅安置に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。

ご遺体をご自宅で安置する注意点は?

ご遺体をご自宅で安置する際は、温度・湿度管理に細心の注意を払わなければなりません。また、近隣住民にご逝去を知られやすいことなどにも注意が必要です。

ご遺体はご自宅内のどの部屋に安置すればよい?

ご遺体をご自宅で安置する場合、直射日光が当たらず湿気がこもりにくい部屋に安置します。また、戸建ての住宅では、搬出入の利便性を考えて1階に安置することが多いでしょう。

仏間があれば仏間が望ましいものの、仏間がない場合は和室やリビング、寝室などに安置することもあります。

まとめ

ご遺体を自宅で安置する流れやご自宅安置のメリット・デメリットなどを解説しました。

ご遺体の安置を自宅で行うことには、最期まで故人の傍についていられることや安置施設の利用料がかからないことなどのメリットがあります。その反面、温度・湿度管理への配慮が必要なことや近隣住民にご逝去を知られやすいことなどに注意が必要です。

ご遺体の安置場所にはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあるため、比較したうえで状況に合った安置場所を選択するとよいでしょう。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、各葬儀プラン(自宅葬プランを除く)の基本料金に最大3日分の安置施設利用料を含んでいます。また、ご自宅安置の場合も最大2回分のドライアイス費用を基本料金に含んでいるため、安置費用を抑えられます。

ご家族が亡くなり、安置場所の選定でお悩みの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は24時間365日いつでも受け付けており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。

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