【2025】お葬式では音楽をかけても良い?曲選びの注意点・ポイントをわかりやすく解説

「家族のお葬式で、本人が好きだった音楽をかけてあげたい」。そのような希望を持つ人も少なくありません。
では、お葬式で音楽をかけることはできるのでしょうか?また、お葬式で音楽を流す際は、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?今回は、お葬式で流す音楽や音楽を流すタイミング、お葬式で流す音楽を選ぶポイントやお葬式で音楽を流す注意点などについてくわしく解説します。
なお、当サイト「家族葬のアイリス」は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、お葬式で音楽を流したいとのご要望にもお応えできます。お葬式で流す音楽についても相談できる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
お葬式で音楽はかけられる?
原則として、お葬式で音楽を流すことは可能です。
ただし、仏式のお葬式など宗教者に読経などをしてもらうお葬式では、読経中などに音楽を流すことは避けるべきでしょう。そのため、音楽をかけるとしてもお葬式の最中ずっと流し続けるのではなく、シーンごとに音楽を流すことが一般的です。
お葬式で音楽をかけるタイミング
お葬式で音楽をかけたい場合、どのタイミングで流すのが適切なのでしょうか?ここでは、お葬式で音楽をかけやすい主なタイミングを紹介します。
- お通夜やお葬式の開始前
- 故人紹介の際
- 弔電紹介の際
- 最期のお別れの際
- 出棺時
なお、ここで紹介するタイミングは一般的なものであるため、お葬式において音楽をかけたい場合には、葬儀社の担当者に相談をするとよいでしょう。担当者に相談することで、そのお葬式で音楽をかけるタイミングを具体的に判断できます。
希望の音楽を流すなど理想のお葬式を実現できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお問い合わせください。
お通夜やお葬式の開始前
受付の開始から、お通夜やお葬式の開始までには、多少の時間があることが一般的です。そのため、待ち時間の間に音楽を流すことが可能です。一般的には、クラシック音楽やオルゴール調にアレンジした音楽など、歌詞のない音楽を流すことが多いでしょう。
故人紹介の際
葬儀がはじまると、司会者から故人の経歴などの紹介がなされます。この際に、BGMとして音楽を流すことができます。
このタイミングで流す音楽も歌詞のないクラシックなどとすることが多いものの、故人の好きだった曲を流す場合もあります。
弔電紹介の際
お葬式の中で、葬儀社のスタッフが、いただいた弔電を紹介する時間があります。この際のBGMとして、音楽を流すことが可能です。
このタイミングで流す音楽は、弔電の読み上げの妨げとならないよう、クラシックやオルゴール調のものなど歌詞のないものとすることが一般的です。
最期のお別れの際
お葬式では出棺前に、故人に花を手向けたり棺の中に思い出の品を入れたりする時間が設けられます。この際に、音楽を流すことが可能です。
このタイミングで流す音楽は、故人の好きだった音楽を選ぶとよいでしょう。
出棺時
花入れの儀などを終え、これに続けて行う喪主挨拶が終わると、火葬場へ向けての出棺となります。出棺時には、音楽を流すことが可能です。
このタイミングは挨拶などとは重ならないため、故人の好きだった音楽を流して故人を見送るとよいでしょう。
お葬式で流す音楽の種類
お葬式で流す音楽には、どのような種類があるのでしょうか?ここでは、お葬式で流す音楽の主な種類を紹介します。
- クラシック
- 邦楽
- 洋楽
- ロック・ポップス等
クラシック
お葬式で流す音楽の定番は、クラシックです。優雅な旋律はお葬式の進行を妨げず、遺族の心にも優しく響くことでしょう。バッハの「G線上のアリア」やショパンの「別れの曲」、モーツァルトの「レクイエム」などはお葬式で流す音楽の定番といえます。
邦楽
お葬式では、邦楽を流すこともできます。たとえば、美空ひばり氏の「川の流れのように」や秋川雅史氏の「千の風になって」、中島みゆき氏の「時代」などは、お葬式のBGMとして人気があります。
ただし、邦楽といっても幅が広く、中には結婚式での定番曲やテンポの早いものなども存在します。また、お葬式で流すには、歌詞が不適切なものもあるでしょう。
邦楽は歌詞がストレートに参列者の耳に届きやすいため、選定する際は慶事を連想させるものや歌詞が不適切なものは避けることをおすすめします。邦楽の歌詞をなくしオルゴール調にアレンジした音源が展開されている場合もあるため、そのような音源を使用することも検討するとよいでしょう。
洋楽
お葬式では、洋楽を流すことも可能です。洋楽では、「Amazing Grace」やBeatlesの「Let It Be」、エリック・クラプトンの「Tears in Heaven」などがよく使用されています。
邦楽と同じく、オルゴール調にアレンジされた楽曲が展開されている場合もあるため、そのようなものを使用することも一つの方法です。
ロック・ポップス等
お葬式で流す音楽に明確な決まりはなく、ロックやポップスを流してはならないわけではありません。故人が特に好きだったなど何らかの強い理由がある場合、ロックやポップスを流すこともあります。
しかし、激しいビートの曲などはお葬式の雰囲気を乱し、参列者を困惑させてしまうおそれがあります。そのため、特に一般参列者を招く葬儀では、葬儀社の担当者からとめられることもあるでしょう。
ロックやポップスなど一般的にはお葬式の場に馴染みにくいとされる音楽を流したい場合には、あらかじめ葬儀社の担当者に相談することをおすすめします。
お葬式で音楽を流せる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでご相談ください。家族葬のアイリスは全国の多くの斎場と提携関係を結んでおり、ご相談いただくことで、希望の葬儀を実現できる葬儀社を見つけやすくなります。
お葬式で流す音楽を選ぶポイント
お葬式で流す音楽は、どのような視点で選べばよいのでしょうか?ここでは、お葬式で流す音楽を選ぶポイントを3つ解説します。
- 故人の好きだった音楽を選ぶ
- お葬式の雰囲気に合った音楽を選ぶ
- 葬儀社に相談して選ぶ
故人の好きだった音楽を選ぶ
1つ目のポイントは、故人の好きだった音楽を選ぶことです。
最期は、好きだった音楽で送り出してあげたいと考える人も多いでしょう。また、故人がよく聞いていた音楽を聴くことで、遺族にとっても、自然と元気だったころの故人の姿が思い浮かぶかもしれません。そのため、故人にとって特に思い入れのある音楽がある場合には、その音楽をお葬式で流せないか検討することをおすすめします。
先ほど解説したように、お葬式で流す音楽に特に決まりがあるわけではありません。そのため、故人が特に好きだった音楽があるのであれば、多少お葬式の雰囲気にそぐわない音楽であったとしても、故人の好きだった音楽であるとの説明をしたうえで流すことも一つの方法です。
お葬式の雰囲気に合った音楽を選ぶ
2つ目のポイントは、お葬式の雰囲気に合った音楽を選ぶことです。故人が特に特定の音楽に思い入れがあったのでなければ、お葬式に合った音楽を選ぶとよいでしょう。
先ほど解説したように、クラシックが定番ではあるものの、場に合った邦楽や洋楽を流すことも可能です。また、邦楽などをオルゴール調にアレンジしたものも展開されているため、そのようなものを使用することも一つでしょう。
葬儀社に相談して選ぶ
3つ目のポイントは、葬儀社の担当者に相談をして選ぶことです。
葬儀社の担当者は、お葬式の雰囲気や全体の流れなどを深く理解しています。そのため、担当者に相談することで、お葬式の場に合った音楽が選定でき、音楽の選定で失敗する事態を避けやすくなります。
また、葬儀社によっては人気のあるBGMランキングを作成していたり、お葬式で流すための音源リストを持っていたりするため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、お葬式で流す音楽についてもご相談いただけます。お葬式で流す音楽の選定についても親身になってアドバイスをくれる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお問い合わせください。
お葬式で流す音楽を決める際の注意点
お葬式で流す音楽をきめる際は、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?最後に、お葬式の音楽にまつわる主な注意点を3つ解説します。
- 参列者の心情に配慮する
- 著作権に注意する
- 葬儀社によっては音楽を流せないこともある
参列者の心情に配慮する
お葬式で流す音楽を決める際は、参列者の心情に配慮しましょう。
クラシックなど定番の音楽であれば問題ない一方で、一般的にはお葬式にはそぐわないポップスやロックなどを流す場合、参列者を困惑させることとなりかねません。単なる「マナー」の問題ではなく、あまり葬儀の場に馴染まない音楽を流してしまうと、参列者が最期のお別れの場に水を差されたと感じるおそれもあるでしょう。
そのため、一般参列者の参列を前提としたお葬式では、参列者の心情にも配慮したうえで音楽を選定することをおすすめします。一方で、同居家族だけが参列するような小規模な家族葬の場合には、ある程度自由に音楽を選択できます。
ただし、家族葬とは「家族だけが参列する葬儀」ではなく、「家族など、事前に連絡をした一定の人だけが参列する葬儀」であり、同居家族以外に親族が参列する場合も少なくありません。その場合には、参列者の心情に配慮して音楽を選定する必要があるでしょう。
著作権に注意する
お葬式で流す音楽を決める際は、著作権に注意しなければなりません。
音楽には原則として、著作権が発生しています。自宅のリビングでCDを流すなど完全な私用である場合には著作権者の承諾を得る必要はない一方で、斎場などで流す場合はたとえ家族葬であっても私用とはいえず、著作権者による承諾が必要です。これは、購入したCDをCDプレイヤーで流す場合であっても、演奏家に依頼して演奏してもらう場合であっても同様です。
著名な楽曲のほとんどは日本音楽著作権協会(JASRAC)などの著作権管理会社が管理しているため、原則として著作権管理会社に連絡をしたうえで使用料を支払う必要があると考えておくとよいでしょう。
ただし、JASRACと包括契約を締結している葬儀社も多く、その場合には個々の楽曲について改めて許諾をとる必要はありません。しかし、その場合であっても、希望する楽曲がJASRACの管理でない場合には原則どおり許諾を得る必要があります。
いずれにしても、「お葬式の当日にCDを持っていけば流してもらえる」と簡単に考えることは避けるべきでしょう。JASRACとの包括契約の有無なども葬儀社によって異なるため、お葬式で流したい音楽がある場合にはあらかじめ葬儀社にご相談ください。
葬儀社によっては音楽を流せないこともある
葬儀社によっては、お葬式で音楽を流せない場合もあります。お葬式で音楽を流せるか否かは、斎場によって異なります。
たとえば、同じ斎場で同時に複数のお葬式を営む場合、他の式への音漏れへの配慮から音楽を流せない可能性があります。そもそも、音楽を流す音響設備がない場合もあるでしょう。
また、会館内では音楽が流せても、周辺住民への配慮などから屋外では流せないことは少なくありません。この場合には、出棺時には音楽を流せない可能性があります。
このように、お葬式で音楽を流せるか否かは斎場によっても異なる可能性があります。そのため、音楽を流したい場合は、音楽を流せることをあらかじめ確認したうえで斎場を選ぶことをおすすめします。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、希望の斎場を見つけるお手伝いが可能です。お葬式で音楽を流せる斎場をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
まとめ
お葬式で音楽を流すことの可否や、お葬式で流す音楽を選ぶポイント、お葬式で音楽を流したい場合に知っておくべき注意点などを解説しました。
お葬式では、原則として音楽を流すことが可能です。ただし、斎場によっては流せない場合もあるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
お葬式で流す音楽は、クラシックが定番です。ただし、お葬式に雰囲気に合ったものであれば、邦楽や洋楽などを流すこともできます。それ以外の音楽であっても、故人が特に好きだったなどなどの事情があれば流せる可能性があるため、葬儀社のスタッフに相談しておくとよいでしょう。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っています。希望の音楽を流すなど、理想のお葬式を実現したい場合には、家族葬のアイリスまでご相談ください。お電話は24時間365日受付しており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。
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