勘違いしている方も多いものの、病院で亡くなった場合、病院で安置できるのはご逝去から数時間程度だけです。その後は通夜や葬儀までの間、ご遺体を別の場所で安置しなければなりません。
では、葬儀までの間、ご遺体はどこに安置すればよいのでしょうか?また、ご遺体の安置から葬儀まではどのような流れとなるのでしょうか?今回は、葬儀までの期間にご遺体の安置が必要となる理由やご遺体の安置場所の選択肢、ご遺体の安置にかかる費用の目安、ご遺体安置から葬儀までの流れなどについてくわしく解説します。
なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、各葬儀プラン(自宅葬プランを除く)の基本料金に最大3日分の安置施設利用料を含んでいます。葬儀までの間のご遺体の安置も任せられる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。
葬儀までのご遺体安置とは?
葬儀までのご遺体安置とは、亡くなった病院を出てから通夜や葬儀の会場に向かうまでの間、ご遺体を保管することです。
ご遺体が傷む事態を避けるため、室温や湿度を管理したうえで、ドライアイスの処置をしてご遺体を保管することとなります。
葬儀までのご遺体安置が必要な理由
葬儀までの期間ご遺体の安置が必要となるのは、なぜなのでしょうか?ここでは、ご遺体安置が必要となる主な理由について解説します。
- 病院の霊安室が使えるのは数時間程度だけであるから
- ご逝去後24時間は火葬ができないから
- 火葬場の予約がすぐに取れるとは限らないから
病院の霊安室が使えるのは数時間程度だけであるから
病院で亡くなった場合、ご遺体は病院内の霊安室に移されます。しかし、霊安室が使えるのは数時間程度だけであることが一般的であり、その時間内に別の場所にご遺体を移動させなければなりません。
ご逝去後24時間は火葬ができないから
「墓地、埋葬等に関する法律」の規定により、妊娠7か月未満での死産の場合を除き、ご逝去から24時間は火葬できないとされています。そのため、病院の霊安室から火葬場に直接向かうことはできません。
火葬場の予約がすぐに取れるとは限らないから
法律の規定によればご逝去から24時間が経てば火葬ができるとはいえ、それほどすぐに火葬場の予約が取れるとは限りません。特に友引の翌日や年末年始を挟む場合などには火葬場の予約が取りづらく、数日にわたる待機期間が生じることもあります。
葬儀までのご遺体の安置場所の選択肢
葬儀までの間、ご遺体はどこに安置すればよいのでしょうか?ここでは、ご遺体の安置場所の選択肢を紹介するとともに、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
- ご自宅
- 葬儀社の安置施設
- 民間の安置施設
ご自宅
葬儀までのご遺体安置場所の選択肢の1つ目は、故人のご自宅です。この安置方法のメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット
ご自宅安置の最大のメリットは、いつでも故人のお顔が見られることです。また、ご遺族もリラックスして故人との最期の時間を過ごしやすいでしょう。
ご自宅での安置では、安置施設の利用料がかからないこともメリットの1つです。
デメリット
ご自宅安置のデメリットは、温度や湿度の管理が難しいことです。ご遺体を葬儀までの間衛生的に保つには、室温を常に18度以下に管理したうえで、ドライアイスを処置しなければなりません。
これに加えて、直射日光の当たらない場所で安置するなどの配慮も必要です。人によっては、「自宅に故人を残したまま外出できない」として、手続きなどで出かけることに躊躇する場合もあるようです。
また、近隣住民に訃報を知られる可能性があることにも注意が必要です。葬儀を家族葬など近親者だけで行うことを予定している場合は葬儀を終えるまで参列者以外には訃報を伝えないのが基本であるものの、ご自宅で安置すると搬出入の様子が近隣住民の目に触れ、亡くなったことが知られてしまう可能性があります。その場合、葬儀の場に思いがけず多くの参列者が訪れ、家族葬が事実上困難となるかもしれません。
マンションなどの場合はこれらに加え、ご遺体を搬出入する経路の確認も必要です。ご遺体を寝かせたままで搬入できない場合、ご自宅での安置が難しい可能性があります。
なお、マンションではその規約でご自宅でのご遺体安置や自宅葬を禁じている場合もあります。そのため、事前に確認しておく必要があるでしょう。
葬儀社の安置施設
葬儀までのご遺体安置場所の選択肢の2つ目は、葬儀社の安置施設です。
多くの葬儀社は安置施設を有しており、安置ができる場合が多いでしょう。この方法のメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット
葬儀社の安置施設を利用する最大のメリットは、温度や湿度管理を適切に行ってもらえることです。また、ご遺体を気にして外出を控える必要もありません。
デメリット
葬儀社の安置施設を利用するデメリットは、安置施設の利用料がかかることです。
また、施設によっては自由な面会ができず時間に制限がつけられていたり、面会の都度費用が発生したりする場合もあるため、事前に確認しておく必要があるでしょう。
なお、家族葬のアイリスはすべての葬儀プラン(自宅葬プランを除く)の基本料金に、はじめから最大3日分の安置施設の利用料を含んでいます。安置施設の利用料を抑えたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでご相談ください。
民間の安置施設
葬儀までのご遺体安置場所の選択肢の3つ目は、葬儀社以外の民間企業による安置施設(いわゆる「ご遺体ホテル」)です。この方法のメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット
民間の安置施設のサービス内容は、施設によって異なります。
一般的には、温度管理や湿度管理を施設側が担ってくれるほか、ご遺族が自由に面会できたり付き添って宿泊できたりする点がメリットでしょう。葬儀社の安置施設と比較して、融通が利きやすい傾向にあります。
デメリット
一般的に、民間の安置施設の利用料は葬儀社の安置施設よりも高価です。また、付き添いや面会をする場合、別途費用が掛かることもあります。
民間の安置施設のサービス内容は施設ごとに異なるため、利用をする際は事前にサービス内容を確認しておく必要があるでしょう。
葬儀までのご遺体安置にかかる費用
葬儀までの期間、ご遺体を安置するには、どの程度の費用がかかるのでしょうか?ここでは、ご遺体の安置費用の目安を紹介します。
なお、家族葬のアイリスは「自宅葬プラン」を除くすべての葬儀プランの基本料金に、はじめから最大3日分の安置施設利用料と2回分のドライアイス費用を含んでいます。そのため、この期間内の安置であれば、安置施設のご利用に追加料金はかかりません。安置費用を抑えたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
ご自宅に安置する場合
ご自宅に安置する場合、安置自体に費用は掛かりません。
ただし、ご遺体を衛生的に保つため、ドライアイスを処置する必要はあります。ドライアイスの費用は季節によって異なるものの、1日あたり数千円から1万円程度であることが多いでしょう。
葬儀社の安置施設に安置する場合
葬儀社の安置施設に安置する場合、安置施設の利用料は1日あたり5,000円から3万円程度であることが多いでしょう。また、ご自宅での安置と同じく、ドライアイスの費用も掛かります。
具体的な費用は葬儀社によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
民間の安置施設に安置する場合
民間の安置施設に安置する場合も、1日あたり1万円から3万円程度の費用が掛かることが一般的です。
自由度が高い反面、葬儀社の安置施設よりも高価であることが多いものの、具体的な料金は面会の自由度などによって異なります。そのため、事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、ご遺族が付き添う際や面会をする際に、その都度別途費用がかかることもあります。
葬儀までのご遺体安置の流れ
ご遺体の安置から葬儀までは、どのような流れで進行するのでしょうか?ここでは、病院で亡くなった場合を前提に、葬儀までのご遺体安置の一般的な流れを解説します。
- ご逝去・死亡診断書の受け取り
- 近親者への連絡
- 葬儀社への連絡
- 安置場所の検討
- 安置場所への搬送・安置
- 葬儀プランの打ち合わせ
- 菩提寺への連絡
- 納棺
ご逝去・死亡診断書の受け取り
ご逝去が確認されたら、ご遺体は病院内の霊安室に移されます。
この際、病院で「エンゼルケア」がなされることが多いでしょう。エンゼルケアとは、ご遺体を衛生的に保ち、感染症を防ぐためになされる処置です。
また、ご遺体の見た目をできるだけ生前の状態に近づけるとの意味もあります。具体的には、医療器具を取り外し、外したことでできた傷跡を縫合したり、体液を拭き取ったりすることがこれに該当します。
また、医師から死亡診断書が交付されるため、大切に保管しましょう。死亡診断書は死亡届の様式と一体になっており、死亡届として市区町村役場に提出することになるためです。
近親者への連絡
ご逝去が確認されたら、その場に立ち合っていない近親者に訃報を伝えます。この段階で、安置場所についても相談しておくとよいでしょう。特に、ご自宅安置の場合は他のご遺族の協力も必要となることが多いためです。
葬儀社への連絡
続いて、葬儀社に連絡をします。
先ほど解説したように病院の霊安室が使えるのはご逝去後の数時間だけであり、その後は別の安置場所にご遺体を移動させなければなりません。とはいえ、ご遺体を自家用車に乗せて搬送するのは現実的ではないでしょう。
そこで、ご遺体を搬送できる「寝台車」を持っている葬儀社を手配し、ご遺体を搬送してもらうこととなります。
葬儀社は、病院から紹介されることも少なくありません。しかし、病院からの紹介を受けず、ご遺族が自分で手配することも可能です。葬儀社とのミスマッチを避けるため、信頼できそうな葬儀社を自分で探して手配するとよいでしょう。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のサポートを行っており、ご逝去のご連絡後はすぐに担当者が駆け付けてご遺体の搬送をサポートします。また、葬儀までの期間のご遺体安置にも対応しています。お困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。
安置場所の検討
続いて、ご遺体の安置場所を検討します。葬儀社の担当者が到着したらすぐに安置場所に向けてご遺体を搬送することになるため、安置場所は事前に検討しておく必要があります。
安置場所への搬送・安置
葬儀社の担当者が到着したら、安置場所までご遺体を搬送します。安置場所に到着したらご遺体にドライアイスなどの処置をしたうえで、枕飾り(簡易的な祭壇)を設置します。
なお、家族葬のアイリスでは各葬儀プランの基本料金に安置の際に必要となる「枕飾り」を含んでいるため、別料金はかかりません。なかにはこのような物品が別料金となっている葬儀社もあります。そのため、事前に確認しておくと安心です。
葬儀プランの打ち合わせ
ご遺体を安置したら、葬儀プランの打ち合わせを行います。打ち合わせでは、葬儀に掛かるトータルの費用を確認しておきましょう。
中には、葬儀を施行する中でさまざまな料金が加算され、最終的な請求額が見積額から乖離するケースもあります。そのため、見積もりの金額だけを見るのではなく、「見積もりに含まれていない物品・サービスはないか」や「どのような場合に追加料金がかかるのか」なども確認しておくことをおすすめします。
家族葬のアイリスは各プランの基本料金に、そのプランでの葬儀の施行に最低限必要となる物品やサービスの費用をすべて含んでおり、不明瞭な追加料金を請求することはありません。不明瞭な追加費用の不安を抱えることなく大切な人を見送りたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでご相談ください。
菩提寺への連絡
菩提寺がある場合、葬儀の概要が決まったら菩提寺に連絡を入れます。僧侶に読経をしてもらうため、日程調整をする必要があるためです。また、「枕経(安置読経)」として、安置期間中に読経をしてもらうこともあります。
納棺
通夜の開始時刻に先立って、ご遺体を納棺します。納棺とは、ご遺体の身なりを整えたりお化粧を施したりしたうえで、棺に納める儀式です。
この際、故人の大切にしていたものを「副葬品」として棺に入れることもできます。ただし、火葬に支障のあるものは入れられないため、入れたいものがある場合は葬儀社の担当者に事前に確認しておくとよいでしょう。
葬儀までのご遺体安置に関するよくある質問
最後に、葬儀までのご遺体安置に関するよくある質問とその回答を3つ紹介します。
ご遺体安置に掛かる費用の目安は?
ご遺体安置に掛かる費用の目安は、葬儀社の安置施設の場合、1日あたり5,000円から3万円程度であることが一般的です。
また、別途ドライアイスの費用がかかります。安置に要する費用は依頼する葬儀社によって異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
ご遺体の安置期間中は、自由に面会できる?
ご遺体の安置期間中に自由に面会できるか否かは、安置施設ごとに異なります。
面会時間に制限がある場合や面会の都度費用がかかる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
ご遺体の安置場所を自宅とする場合の注意点は?
ご遺体の安置場所をご自宅とする場合、温度管理や湿度管理に注意が必要です。
また、マンションなどでは搬入・搬出の経路を確認しておく必要もあるでしょう。
まとめ
葬儀までの間ご遺体の安置が必要となる理由やご遺体の安置場所の選択肢、葬儀までの間のご遺体安置にかかる費用、ご遺体安置の流れなどを解説しました。
ご逝去後は病院からそのまま火葬場に向かうことはできず、一定期間の安置が必要となることが一般的です。日本では原則としてご逝去から24時間は火葬ができない一方で、病院の霊安室が使えるのはご逝去後の数時間だけであるためです。
安置場所の選択肢としては「ご自宅」と「葬儀社の安置施設」、「民間の安置施設」があります。それぞれ異なるメリット・デメリットが存在するため、両面を理解したうえで後悔のない選択をするとよいでしょう。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、「自宅葬プラン」を除く各プランの基本料金に、最大3日分の安置施設利用料を含んでいます。葬儀までの間のご遺体安置も任せられる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお問い合わせください。お電話は24時間365日いつでも受け付けており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。