【2025】家族葬を10人程度で行う際の費用はいくら?安く抑えるポイントも解説

一口に「家族葬」といっても、その規模はまちまちです。また参列者の人数によって、かかる費用も変動します。
では、家族葬を10人程度の参列者で執り行う場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?また、家族葬を10人程度で行う場合、できるだけ費用を抑えるにはどのような工夫が有効なのでしょうか?今回は、家族葬を10人程度で行う場合にかかる費用や費用を抑えるポイント、家族葬を10人程度で執り行うメリット・デメリットなどについてくわしく解説します。
なお、当サイト「家族葬のアイリス」は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、10人程度で執り行う家族葬にも対応しています。費用を抑えた10人程度の家族葬をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
家族葬とは
家族葬とは、事前に招待した一定の人だけが参列できる葬儀です。
一般の葬儀は、遺族から声を掛けた相手のみならず、原則として誰でも参列できます。極端な例であるものの、まったく知らない人の葬儀であっても参列できるということです。そのため、当日になるまで参列者の正確な人数はわかりません。
一方、家族葬は事前に声を掛けた相手だけが参列するため、参列者の人数が事前にある程度把握できます。また、その性質上、小規模となりやすいことが特徴です。
ただし、家族葬は小規模と「なりやすい」ものの、必ずしも小規模であるとは限りません。事前に声を掛けた人が多ければ、家族葬であっても50名程度の人数になることはあります。
また、参列者が厳密に「家族だけ」に限定されるわけでもありません。実際に、家族のほか、一定範囲の親族や特に親しくしていた友人などが参列するケースも散見されます。
そのため、家族葬の費用の目安が知りたい場合には、参列者の数を想定したうえで調べる必要があるでしょう。家族葬にかかる費用は、参列者の数によって大きく変動するためです。
家族葬を10人程度で行う場合の費用の目安
家族葬を10人程度で行う場合にかかる費用の目安は、総額で50万円から150万円程度です。ここでは、費用の内訳を解説します。
- 葬儀の基本料金
- お布施など宗教者に支払う費用
- 飲食接待費
葬儀の基本料金
家族葬でかかる費用の1つ目は、葬儀の基本料金です。葬儀の会場代や祭壇費用、棺の費用、葬儀社のスタッフの人件費など、セレモニーの実施にかかる費用がこれに該当します。
10人程度の家族葬である場合、葬儀の基本料金の目安は30万円から90万程度です。祭壇をグレードアップしたりオプションを追加したりすると、この料金は高くなります。
お布施など宗教者に支払う費用
葬儀でかかる費用の2つ目は、お布施など、宗教者に対して支払う費用です。
金額の目安は、20万円から40万円程度とされており、原則として参列者の数によって変動するものではありません。これは葬儀社に支払うのではなく、宗教者に対して直接支払うのが一般的です。
飲食接待費
葬儀でかかる費用の3つ目は、飲食接待費です。
通夜の後には「通夜振る舞い」、火葬の後には「精進落とし」として会食を行うことがあります。これらの会食にかかる費用や、参列者に手渡す返礼品などの額がこれに該当します。
参列者10人程度の家族葬の場合、飲食接待費の目安は10万円から30万円程度です。ただし、家族葬の場合には会食を省略することも多く、その場合には会食費用はかかりません。
家族葬を10人程度で執り行う場合の基本の流れ
家族葬を10人程度で執り行う場合、全体の流れはどのようになるのでしょうか?ここでは、ご逝去からの一般的な流れを解説します。
ご逝去当日
ご逝去当日は、次のような流れとなります。
- 近親者に連絡をする
- 葬儀社を手配する
- ご遺体を安置場所まで搬送する
- 葬儀プランを検討する
- 参列予定者に葬儀の詳細を連絡する
- 死亡届を提出する
なお、これほど早い段階で葬儀社の手配が必要となるのは、ご遺体を搬送してもらう必要があるためです。病院で亡くなった場合であっても、病院の霊安室は数時間程度しか利用できません。
その後は、どこか別の場所(ご自宅や、葬儀社の安置施設など)へご遺体を移動させる必要が生じます。自家用車でご遺体を運ぶことは難しいため、葬儀社を手配してご遺体を搬送してもらうこととなります。
葬儀社の選定でお困りの際は、家族葬のアイリスへご連絡ください。ご連絡を受けたら、すぐに担当者が駆け付けて搬送などのサポートを行います。
ご逝去翌日
ご逝去翌日は、次のような流れとなります。
- 納棺
- 通夜会場の準備
- 通夜
- (通夜振る舞い)
通夜振る舞いとは、通夜の後に行う食事会です。参列者へお礼を伝えるとともに、故人との最期の食事との意味合いもあります。ただし、10人程度の家族葬の場合には、通夜振る舞いが省略されることも少なくありません。
ご逝去翌々日
ご逝去の翌々日の流れは、次のとおりです。
- 葬儀・告別式の会場準備
- 葬儀・告別式
- 火葬場へ向けた出棺
- 火葬・骨上げ
- (初七日法要)
- (精進落とし)
ご逝去の翌々日に、葬儀・告別式と火葬を行います。なお、数日後に改めて集まる手間を避けるため、火葬当日に繰り上げて初七日法要を営むことも少なくありません。
また、その後は会食である「精進落とし」を行うのが通例です。ただし、10人程度の家族葬の場合、精進落としは省略されることもあります。
家族葬を10人程度で執り行うメリット
家族葬を10人程度で行うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、主なメリットを3つ解説します。
- ゆっくりとしたお見送りが実現できる
- 葬儀費用の負担を軽減しやすい
- 自由な葬儀が実現しやすい
10人程度での小規模な家族葬をご規模の際は、家族葬のアイリスへご相談ください。家族葬のアイリスは、低価格かつ質の高い葬儀を実現しています。
ゆっくりとしたお見送りが実現できる
参列者の多い葬儀では遺族が参列者の接待や会場の準備などに追われ、あっという間にお別れの時間が訪れることも多いでしょう。その結果、「故人との最期の時間をゆっくり過ごせなかった」と感じ、後悔するおそれもあります。
一方、家族葬を10人程度で行う場合は、参列者が近しい間柄の人だけとなりやすいでしょう。そのため、遺族が参列者への接待に気を遣いすぎることなく、ゆっくりとしたお見送りを実現しやすくなります。
葬儀費用の負担を軽減しやすい
家族葬を10人程度で行う場合、小規模な会場で葬儀を営めます。また、会食の省略についても賛同を得やすいでしょう。その結果、大規模な葬儀と比較して、葬儀費用の負担を軽減しやすくなります。
家族葬を10人程度で行う場合の具体的な費用が知りたい場合には、家族葬のアイリスまでお問い合わせください。ご逝去後のご連絡はもちろん、ご生前からのご相談やお見積もりにも対応しています。
自由な葬儀が実現しやすい
大規模な葬儀である場合、やはり参列者の目を意識して「常識的であるか否か」という観点から葬儀プランを決めざるを得ないことも多いでしょう。
一方で、10人程度の家族葬である場合には、故人や遺族の希望を反映した自由な葬儀が実現しやすくなります。たとえば、故人の好きだった曲を流したり、故人の趣味の品を飾ったりすることなどが検討できます。
ただし、会場の都合によっては曲を流せないなどの制約が入る場合もあります。自由な葬儀を実現したいとお考えの際は、家族葬のアイリスへご相談ください。家族葬のアイリスは全国の多数の斎場と提携しており、希望を叶えられる斎場の提案が可能です。
家族葬を10人程度で執り行うデメリット・注意点
家族葬を10人程度で執り行うことには、デメリットや注意点もあります。ここでは、家族葬を10人程度で行うデメリットと注意点を3つ解説します。
- 選択するプランによっては費用が高くなることがある
- 参列できなかった人から苦言を呈されるおそれがある
- 後日、弔問客の対応に追われる可能性がある
選択するプランによっては費用が高くなることがある
一般的には、10人程度の家族葬であれば費用を抑えやすいといえます。しかし、これは「絶対に安い費用で葬儀ができる」ということではありません。
10人程度の家族葬であっても、豪華な祭壇にグレードアップしたり多くのオプションを追加したりすれば、費用が高くなる可能性があります。また、悪質な葬儀社に依頼してしまえば色々と理由をつけて料金が加算され、最終的な請求額が高くなるおそれもあるでしょう。
そのため、「10人程度の家族葬なら費用も安い」と思い込むのではなく、正式に依頼をする前に見積内容を慎重に確認すべきです。また、費用にまつわるトラブルを避けるため、信頼できる葬儀社へ依頼することをおすすめします。
家族葬のアイリスは、そのプランでの葬儀施行に最低限必要な物品やサービスをすべて含んだ料金を提示しており、不明瞭な追加料金を請求することはありません。追加費用を心配することなく大切なご家族を見送りたいとお考えの際は、家族葬のアイリスへご連絡ください。
参列できなかった人から苦言を呈されるおそれがある
家族葬を10人程度で執り行う場合、関係者の中に参列できない人が生じる可能性があります。
参列を希望しない相手には、葬儀を終えてからご逝去を伝えることが一般的です。その際、自身が葬儀に参列できなかったことについて苦言を呈され、関係性に亀裂が生じるおそれがあるでしょう。
特に、「故人の姉は参列したものの、妹には声を掛けなかった」「故人の親しい友人3人のうち、2人だけに声を掛けた」など参列者の線引きが曖昧である場合にはトラブルとなりやすいため、参列者の範囲は慎重に検討する必要があります。
後日、弔問客の対応に追われる可能性がある
1つ前でも解説したように、家族葬を10人程度で執り行った場合には、参列できない人が生じます。
そして、参列できなかった人の数が多い場合、自宅などへ毎日のように弔問客が訪れ、遺族が対応に追われる事態となるおそれがあるでしょう。その場合、「はじめから一般葬にしておけば、葬儀の場で対応が済んだのに」と後悔するかもしれません。
そのため、故人が多くの人と接する職業に就いていた場合や交友関係が広かった場合などには無理に家族葬とせず、一般葬も検討することをおすすめします。
ご家族が亡くなり葬儀プランでお悩みの際は、家族葬のアイリスへご相談ください。家族像のアイリスや家族葬や一般葬などさまざまな葬儀プランを取り揃えており、ニーズに合った最適な葬儀プランの提案が可能です。
家族葬を10人程度で行う際に費用を抑える主なポイント
家族葬を10人程度で行う場合、できるだけ費用を抑えるにはどのような対策を講じればよいのでしょうか?最後に、10人程度の家族葬で費用を抑える主なポイントを6つ解説します。
- 葬儀の簡略化を検討する
- 会食を省略する
- 遺族の移動に自家用車を使用する
- 無宗教式を検討する
- 葬祭費・埋葬料を忘れずに申請する
- 信頼できる葬儀社に依頼する
葬儀の簡略化を検討する
1つ目は、葬儀の簡略化を検討することです。伝統的な葬儀では、次のスケジュールで葬儀を執り行うことが一般的です。
- ご逝去翌日:通夜
- ご逝去翌々日:葬儀・告別式と火葬
このうち、儀式としての通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬だけを行う葬儀形態を「一日葬」といいます。また、通夜も葬儀・告別式も執り行わず火葬だけを行う葬儀形態を、「直葬(火葬式)」といいます。一日葬や直葬では執り行う儀式の数が少ない分、葬儀にかかる費用を抑えやすくなります。
ただし、直葬の場合には「あっという間に火葬されてしまった」「十分なお見送りができなかった」と感じて後悔するおそれがあるため、慎重な検討が必要です。また、一日葬や直葬は菩提寺や親族から反対される可能性もあるため、事前に相談しておく必要があるでしょう。
会食を省略する
2つ目は、会食を省略することです。
小規模な家族葬の場合、会食が省略されることは珍しくありません。コロナ禍以降では、会食の省略がさらに加速した印象です。
会食を省略することで、会食にかかる費用を抑えることが可能となります。また、形式ばった会食ではなく故人が好きだったお店などで家族だけの気楽な食事会をするのも、費用を抑える1つの方法といえるでしょう。
遺族の移動に自家用車を使用する
3つ目は、遺族や参列者の移動に自家用車を使用することです。
葬儀会場から火葬場までの遺族の移動には、マイクロバスを手配することもできます。しかし、マイクロバスを手配すればその分だけ費用が掛かるため、自家用車に乗り合わせて移動することも検討するとよいでしょう。
無宗教式を検討する
4つ目は、無宗教式を検討することです。
菩提寺がなく、かつ故人が信仰していた宗教もなかった場合には、無宗教式が選択肢に入ります。無宗教式とした場合には僧侶など宗教者に支払う費用が不要となるため、葬儀費用の大きな削減が可能となります。
ただし、明確な信仰まではなかったとしても、「葬儀での読経がないことが何となく気に掛かる」という場合もあるでしょう。そのような場合に無宗教式とすれば後悔するおそれがあります。
そのため、少しでも気になるのであれば、原則どおり僧侶などに読経してもらうべきでしょう。菩提寺がない場合には、葬儀社へ相談することで僧侶などを手配してもらえます。
葬祭費・埋葬料を忘れずに申請する
5つ目は、葬祭費や埋葬料を忘れずに申請することです。
葬祭費とは、国民健康保険(または、後期高齢者医療制度)の被保険者が死亡した際に、申請することで喪主に支給される給付金です。金額は市区町村などによって異なるものの、5万円程度であることが一般的です。
また、埋葬料とは、健康保険の被保険者が死亡した際に、健康保険組合や協会けんぽなどから遺族に対して支給される給付金です。埋葬料は、原則として5万円とされています。
葬祭費と埋葬料の両方を受け取ることはできず、故人の加入していた健康保険の種類に従っていずれか1つが支給されるものです。受給をするには申請が必要であるため、申請を忘れないよう注意しましょう。
信頼できる葬儀社に依頼する
6つ目は、信頼できる葬儀社に依頼することです。家族葬を10人程度で行う場合の費用を抑えるために、もっとも重要なのは信頼できる葬儀社に依頼することです。
万が一不誠実な葬儀社に依頼してしまえば、不要なオプションやグレードアップを無理にすすめられ、費用がかさむおそれが生じます。また、当初の見積額からは葬儀の施行に必要な物品やサービスが除外されており、葬儀を施行する中で追加料金が加算された結果、最終的な請求額が高額となるおそれもあるでしょう。
一方で、誠実な葬儀社は、予算や希望に合わせて過不足のないプランを提案します。また、不明瞭な追加料金が請求されることもないため、安心して大切な人をお見送りできます。
10人程度での家族葬を任せられる信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスへご相談ください。家族葬のアイリスは低価格ながら高品質な葬儀を実現しており、不明瞭な追加料金の請求なども行いません。
まとめ
家族葬を10人程度で行う場合の費用の目安を紹介するとともに、10人程度の家族葬で費用を抑えるポイントや10人程度で家族葬を執り行うメリット・デメリットなどを解説しました。
家族葬を10人程度で行う場合の費用の目安は、50万円から150万円程度です。会食を省略したり、遺族の移動に自家用車を利用したりすることで、葬儀費用を抑えやすくなります。
一方で、10人程度の家族葬であってもさまざまなオプションを追加したり祭壇や棺をグレードアップしたりすれば、費用は高くなります。信頼できる葬儀社に依頼することで、費用を抑えつつ、納得のいく葬儀を実現しやすくなるでしょう。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、10人程度の家族葬にも対応しています。費用を抑えつつ10人程度の家族葬を執り行いたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は24時間365日いつでも受付中であり、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。
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