故人に複数の子どもがいる場合、そのうちの1人が喪主を務めるとしても、他の兄弟と協力し合えることが多いでしょう。これに対して、一人っ子である場合、原則として唯一の子どもであるご自身が葬儀に関するさまざまなことを取り決め、取り仕切らなければなりません。
では、一人っ子である場合、親の葬儀は誰が行うのでしょうか?また、一人っ子である場合、親の葬儀に備えてどのようなことを検討しておく必要があるのでしょうか?
今回は、一人っ子である場合の親の葬儀について、くわしく解説します。
なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、喪主様の負担を軽減できるよう、実績豊富なスタッフがしっかりとサポートします。一人っ子で親の葬儀で喪主を務めることに不安がある場合には、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。
▼この記事のポイント
- 一人っ子であり、もう一方の親も健在ではない場合、親の葬儀はご自身が喪主となって行うことが一般的
- 一人っ子が親の葬儀で喪主を務める場合、喪主となるご自身が葬儀費用を負担することが一般的
- 親の葬儀については、葬儀プランや葬儀の予算などを事前に検討しておくとスムーズ
- 一人っ子が親の葬儀で後悔しないための対策としては、生前のうちに親の意向を確認しておくことや信頼できる葬儀社のサポートを依頼することなどが挙げられる
一人っ子の親の葬儀は誰が行う?
一人っ子である場合、親の葬儀は健在であるもう一方の親が行う場合もあれば、ご自身が行うべき場合もあります。それぞれ、整理して解説します。
もう一方の親が健在である場合
一人っ子であっても、もう一方の親が健在である場合には、その健在である親が喪主となる場合があります。
たとえば、一人っ子であり母が亡くなった場合において、父が健在であれば、父が喪主を務める場合が多いでしょう。
親のもう一方が健在ではない場合
親が亡くなり、もう一方の親も喪主を務められる状況にない場合には、故人の唯一の子どもであるご自身が喪主を務めることが一般的です。
なお、「もう一方の親も喪主を務められる状況にない」とは、たとえば亡くなっている場合や病床に伏している場合、すでに高齢であり体力や判断能力が低下している場合などが挙げられます。
一人っ子である子どもが何らかの事情で喪主を務められない場合
もう一方の親も喪主を務められる状況にないにもかかわらず、故人の唯一の子どもが何らかの事情で喪主を務められない場合もあるでしょう。たとえば、小中学生など喪主を務めるのが難しい年齢である場合や障がい・持病がある場合、故人を含む親族と疎遠となっており連絡がつかない場合などです。
このような場合には、やむを得ず他の親族などが喪主となり、葬儀を執り行うこととなります。
一人っ子の場合、親の葬儀費用は誰が支払う?
親の葬儀費用の負担者について法令などで明確な決まりはないものの、一般的には喪主が負担することになります。葬儀費用の負担者について、概要を解説します。
葬儀費用は喪主が支払うのが一般的
一人っ子が親の葬儀で喪主を務める場合、葬儀費用も喪主が負担することが一般的です。
葬儀には平均して120万円程度の費用がかかるため、捻出方法もあらかじめ検討しておくとよいでしょう。
喪主以外の「施主」が葬儀費用を負担する場合もある
喪主以外に「施主」を立て、施主が費用を負担する場合もあります。たとえば、喪主が未成年であり葬儀費用を捻出するのが難しく、他に資金面に余裕のある親族がいる場合などです。
また、故人が企業の経営者・創業者・功労者であった場合などには、社葬にする場合があります。社葬の場合には喪主はご遺族となる一方で、葬儀費用は会社が負担することが一般的です。
(参考)親の預貯金をそのまま葬儀費用の支払いに充てることは難しい
原則として、親の預貯金を直接葬儀費用の支払いに充てることは困難です。金融機関が口座名義人の死亡を知った時点で故人の口座は凍結され、以後は出金や振り込みなどができなくなるためです。
また、亡くなった親のキャッシュカードの暗証番号を知っていても、無断で引き出すのはリスクが高いでしょう。このような行為は、金融機関の約款に違反するためです。
また、ご自身のほかにも相続人がいる場合や親が遺言書を遺していた場合などには、「遺産を盗んだ」と疑われてトラブルに発展するかもしれません。
そのため、「親の預貯金を直接葬儀費用の支払いに充てられる」と考えることは避け、葬儀費用を調達する別の方法を検討しておくことをおすすめします。
なお、凍結された銀行口座の預貯金は、金融機関に「没収」されるわけではありません。その後、戸籍謄本や除籍謄本を提示するなど正式な相続手続きを踏むことで、引き出すことが可能となります。
ただし、手続きには一定の期間を要するため、葬儀費用の支払い時期までに間に合わせるのは容易ではないでしょう。
一人っ子が、親の葬儀について考えておくべきこと
一人っ子であれば、親の葬儀に備えて早いうちから葬儀プランや葬儀の予算などの検討を始めることをおすすめします。先ほど解説したように、一人っ子であればご自身が親の葬儀で喪主となる可能性が高いためです。
ここでは、一人っ子が親の葬儀について考えておくべきことを5つ紹介します。
- 葬儀プランをどうするか
- 葬儀にどのくらいお金をかけるか
- 葬儀には誰を呼ぶか
- 葬儀費用をどのように用意するか
- どの葬儀社に依頼するか
葬儀プランをどうするか
葬儀は、参列者の範囲から次の2つに大別できます。
| 葬儀形態 | 概要 |
| 一般葬 | 誰でも自由に参列できる従来型の葬儀 |
| 家族葬 | ご遺族から招待された一定の人だけが参列できる「招待制」の葬儀 |
また、葬儀は執り行う儀式の種類から、次の3つに分類されます。
| 葬儀形態 | 概要 |
| 二日葬 | 1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式と火葬を行う葬儀形態 |
| 一日葬 | 通夜を行わず葬儀・告別式と火葬を1日で執り行う葬儀形態 |
| 直葬 | 通夜も葬儀・告別式も行わず、火葬だけを行う葬儀形態 |
葬儀プランには、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。両面を理解したうえで、希望に合った葬儀プランを検討しましょう。
葬儀にどのくらいお金をかけるか
親の葬儀についてかける予算も、事前に検討しておきましょう。
葬儀費用の平均は、120万円程度です。しかし、これはすべての葬儀プランの平均です。
比較的参列者が少なくなる家族葬ではこれより少ない費用で葬儀が行える可能性が高い一方で、参列者が多い一般葬ではこれ以上に費用がかかる可能性もあります。また、豪華な祭壇を用意する場合やさまざまなオプションをつける場合には、費用が高くなります。
葬儀にかけられる費用をあらかじめ検討しておくことで、葬儀費用の捻出方法の検討がしやすくなるほか、その場の流れで高価なオプションをつけて後悔する事態も避けやすくなるでしょう。
葬儀には誰を呼ぶか
家族葬の場合には、参列者の範囲も検討しておく必要があります。
参列者が少なければ葬儀費用を抑えやすくなる一方で、葬儀に呼ばなかった親族などから苦言を呈され、関係性の悪化につながるかもしれません。参列者の範囲が広ければ多くの関係者に参列してもらえる一方で、対応の負担が大きくなるほか、費用がかさみやすくなります。
この点も踏まえて、参列者の範囲を慎重に検討する必要があるでしょう。
葬儀費用をどのように用意するか
先ほど解説したように、葬儀にはまとまった費用がかかります。葬儀費用をご自身の預貯金などで賄うことが難しい場合には、葬儀費用の捻出方法も検討しておく必要があるでしょう。
たとえば、親本人から葬儀費用相当の金銭を預かることや親に生命保険に加入してもらうこと、葬儀ローンを組むこと、親族から借り入れること、親族に葬儀費用の一部を出してもらうことなどが検討できます。
どの葬儀社に依頼するか
一般的に、親が亡くなったら、その後数時間以内には葬儀社を決めなければなりません。病院で亡くなった場合には一時的に病院内の霊安室にご遺体が安置されるものの、霊安室が使えるのはご逝去後の2~3時間程度だけであることが一般的であるためです。
その時間内に葬儀社を手配し、ご遺体を別の場所に搬送してもらわなければなりません。ご遺体の搬送と葬儀の施行を別の葬儀社に依頼することもできるものの、デメリットも多いため、可能な限り搬送段階から信頼できる葬儀社を手配するとよいでしょう。
慌てて葬儀社を選んで失敗しないためにも、生前のうちから葬儀社を検討しておくことをおすすめします。
なお、家族葬のアイリスはご生前からの資料請求やご相談にも対応しています。将来の親の葬儀に備え、今のうちから葬儀社を検討しておきたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
一人っ子が親の葬儀に関して確認しておくべきこと
葬儀について的確な判断をするためには、一定の事項を事前に把握しておく必要があります。ここでは、一人っ子が親の葬儀に関して事前に確認しておきたいことを7つ紹介します。
- 宗教・宗派
- 菩提寺の有無
- 葬儀に関する親本人の意向
- 互助会加入の有無
- 生前に相談していた葬儀社の有無
- エンディングノートの有無
- 生命保険契約の有無
宗教・宗派
1つ目は、宗教・宗派です。
宗教・宗派は、葬儀についてさまざまなことを取り決めるベースとなります。そのため、まずは親の宗教・宗派を確認しておきましょう。
菩提寺の有無
2つ目は、菩提寺の有無です。
菩提寺がある場合には、原則として菩提寺の僧侶に葬儀での読経をお願いすることになります。また、葬儀には菩提寺の意向を反映させる必要もあり、菩提寺に無断で葬儀を執り行えば、納骨を断られるなどのトラブルに発展するかもしれません。
そのため、あらかじめ菩提寺の有無と、菩提寺がある場合にはその場所を確認しておくことをおすすめします。
葬儀に関する親本人の意向
3つ目は、葬儀に関する親の意向です。
親とまだ話ができる状態にあるのであれば、葬儀に関する親の意向を早めに確認しておくことをおすすめします。親本人の意向がわかっていれば、原則としてこれを実現する形で葬儀プランを検討すればよく、喪主が判断する負担を大きく軽減できるためです。
また、親の意向に沿って選択したプランであれば、「本当にこれでよかったのか」などと思い悩んで後悔する事態も避けやすくなるでしょう。
互助会加入の有無
4つ目は、互助会加入の有無です。
親が互助会に加入している場合、その積立金を活用するためには、その互助会に対応している葬儀社に依頼する必要があります。そのため、互助会加入の有無とその互助会の名称、その互助会に対応した葬儀社などを確認しておくとよいでしょう。
なお、互助会に加入しているからといって、積立金だけで葬儀費用の全額が賄えるとは限りません。そのため、「親が互助会に入っているから、葬儀費用の準備は必要ない」とは思い込まないように注意しましょう。
生前に相談していた葬儀社の有無
5つ目は、生前に相談していた葬儀社の有無です。
親が依頼したい葬儀社をすでに決めているのであれば、その葬儀社への依頼を優先的に検討することとなるでしょう。そのため、可能であれば親が生前に相談していた葬儀社の有無も確認しておくことをおすすめします。
エンディングノートの有無
6つ目は、エンディングノートの有無です。エンディングノートとは、終活の一環としてご自身の相続や葬儀、お墓などについての希望を書き留めるノートです。
親がエンディングノートを作成している場合、その中に葬儀やお墓についての希望が書かれている可能性があります。そのため、エンディングノートの有無や、その保管場所などを確認しておくことをおすすめします。
生命保険契約の有無
7つ目は、生命保険契約の有無です。
将来の自分の葬儀費用の負担に備え、子どもを受取人とする生命保険契約に加入しているケースもあります。しかし、契約者や被保険者(保険の対象者)が亡くなったからといって、保険会社が自動的に保険金を振り込んでくれるわけではありません。保険金を受け取るには、原則として受取人が請求手続きをする必要があります。
親がせっかく加入した生命保険の請求が漏れないよう、生命保険契約の有無についても確認しておくことをおすすめします。
一人っ子が親の葬儀で後悔しない対策
一人っ子が親の葬儀で後悔しないためには、事前の対策が重要です。ここでは、親の葬儀で後悔しないための主な対策を4つ紹介します。
- 必要に応じて親族と相談する
- 可能であれば生前のうちに親の意向を確認しておく
- 生前から葬儀について検討する
- 信頼できる葬儀社のサポートを受ける
必要に応じて親族と相談する
一人っ子であるからといって、親の葬儀についてのすべてを自分で背負い込む必要はありません。必要に応じて親族に相談し、親族の意見も聞いたりサポートを受けたりしながら、葬儀の内容を検討するとよいでしょう。
可能であれば生前のうちに親の意向を確認しておく
ご逝去後に葬儀について決めるのが難しいのは、親本人にとって本当にこれでよかったのかどうか、確かめる術がないためです。そのため、可能であれば、生前のうちに葬儀に関する親の意向を確認しておくとよいでしょう。
たとえば、「お世話になった人に広く会いに来てほしい」や「本当に近しい人だけに小さく見送ってもらいたい」など親自身の意向を確認しておくことで、後悔のない葬儀を実現しやすくなります。
生前から葬儀について検討する
先ほど解説したように、ご逝去後に葬儀社を決めるまでには時間的な余裕がありません。そのため、やむを得ず、最初にコンタクトをとった葬儀社にそのまま依頼することが多いでしょう。しかし、その葬儀社が理想の葬儀を実現してくれるとは限りません。
一方で、生前であれば時間をかけて複数の葬儀社をじっくりと比較し、信頼できる葬儀社を見つけやすくなります。その結果、葬儀での後悔を避けやすくなるでしょう。
家族葬のアイリスは、ご生前からの相談や資料請求にも対応しています。親の葬儀に備え、早いうちから葬儀について検討しておきたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
信頼できる葬儀社のサポートを受ける
葬儀で後悔しないためには、信頼できる葬儀社に依頼することが重要です。
不誠実な葬儀社に依頼してしまえば、アップグレードやオプションの追加を無理にすすめられるなどして、費用が嵩むかもしれません。また、事前の説明とは異なる葬儀がなされ、後悔するおそれもあるでしょう。信頼できる葬儀社のサポートを受けることで、予算内で理想の葬儀を実現しやすくなります。
家族葬のアイリスは各葬儀プランの基本料金にそのプランでの葬儀の施行に最低限必要となる物品・サービスをすべて含んでおり、不明瞭な追加料金を請求したり無理にオプションをすすめたりすることはありません。信頼できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
一人っ子の親の葬儀に関するよくある質問
最後に、一人っ子の親の葬儀に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。
一人っ子の自分が親の葬儀をしないとどうなる?
一人っ子が親の葬儀をせず連絡を絶った場合、親の兄弟など他の親族が葬儀をしてくれることとなるでしょう。
しかし、たとえ日頃の確執があったとしても、このような事態に発展すれば親族との深刻なトラブルに発展するおそれが高いといえます。最終的に、かかった葬儀費用の負担を求められる可能性もあります。
親族など他に葬儀をする人がいない場合は、自治体によって火葬されることとなります。この場合において、親の遺産によって火葬費用が賄えなければ、相続人であるご自身に自治体から火葬に要した費用が請求される可能性が高いでしょう。
なお、親の死亡を知りながらご遺体を放置したり死亡届の提出をしなかった場合などには、刑事罰や行政罰に問われる可能性もあります。
親の葬儀費用が捻出できない場合の対処法は?
親の葬儀費用が捻出できない場合には、「葬祭扶助制度」の活用を検討するとよいでしょう。
葬祭扶助制度は、故人や遺族が生活保護を受けているなど経済的に困窮している場合に、火葬に要する費用を公費で負担してもらえる制度です。葬祭扶助を使うには火葬前の申請が必要であるため、申請を忘れないようご注意ください。
この制度の要件を満たさない場合には、親族から借り入れることや葬儀ローンを組むことなどが検討できます。
まとめ
一人っ子の場合における親の葬儀について解説しました。
一人っ子であり、もう一方の親も喪主を務められる状況にない場合には、唯一の子どもであるご自身が喪主となることとなるでしょう。また、葬儀費用も喪主が負担するのが一般的です。
喪主は、葬儀についてさまざまなことを決めなければなりません。親の葬儀で後悔しないためにも、可能であれば親本人に葬儀についての意向を確認するなど、早いうちから葬儀の準備を始めることをおすすめします。
また、生前のうちから葬儀社を探し始めることで、時間をかけて葬儀社を比較することが可能となり、葬儀社選びで失敗しづらくなります。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、喪主となるのがはじめての方でも安心して葬儀が行えるよう、実績豊富なスタッフがしっかりとサポートします。将来の親の葬儀についてお悩みの一人っ子の方は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。