ご家族が深夜に亡くなった場合、まず何をすべきか分からず不安を感じることも多いと思います。あらかじめ流れなどを理解しておくことで、落ち着いて対応しやすくなるでしょう。
では、深夜に亡くなった場合、通夜や葬儀はいつ行えばよいのでしょうか?また、深夜に亡くなった場合、その後の流れはどのようなものとなるのでしょうか?今回は、深夜に亡くなった場合の葬儀日程の考え方や深夜に亡くなった場合の流れ、深夜に亡くなった場合の注意点などについてくわしく解説します。
なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、24時間365日体制でご逝去のご連絡をお受けしています。深夜にご家族が亡くなりご遺体の搬送などでお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
▼この記事のポイント
- 深夜に亡くなった場合、通夜は当日に行う場合もあれば翌日に行う場合もある
- 病院で深夜に亡くなった場合であっても、ご逝去後2~3時間以内には別の場所にご遺体を搬送する必要がある
- 深夜にご逝去を電話で伝えるのは近親者に留め、その他の親族や勤務先には朝になってから連絡するのがマナー
- 葬儀社は24時間営業であることが多いため、深夜に電話をしても問題ない
深夜に亡くなった場合、通夜はいつ行う?
深夜に亡くなった場合、通夜はその日の夕刻に行う場合もあれば、翌日の夕刻に行う場合もあります。まずは、亡くなった時刻別に通夜の日程を解説します。
真夜中に亡くなった場合
真夜中に亡くなった場合、当日の夕刻に通夜を行う場合もあります。たとえば、1日になったばかりの深夜0時過ぎに亡くなった場合、1日の18時や19時頃から通夜をする場合があるということです。
なお、葬儀・告別式は通夜の翌日に行うことが一般的です。そして、葬儀・告別式の後は、そのまま火葬場へと向かいます。そのため、仮に1日に通夜をする場合、葬儀のスケジュールは次のとおりとなります。
| 日程 | 執り行うもの |
| 1日の夕刻 | 通夜 |
| 2日 | 葬儀・告別式と火葬 |
とはいえ、通夜の前には葬儀社との打ち合わせが必要となるほか、遺影写真やご自分の喪服などの準備も必要となります。また、遠方に近親者がいる場合、急いで駆け付けても当日の通夜には間に合わないかもしれません。
深夜に亡くなった場合、ご逝去当日の通夜は不可能ではないものの非常に慌ただしくなるため、この点を認識したうえで日程を検討するとよいでしょう。
- 監修者コメント:不明点や不安に思うこともありますが、深夜に亡くなられた方を、まずは安心できるところへお連れすることを考えましょう。ご葬儀のことはその後で決められます。
明け方に亡くなった場合
明け方以降に亡くなった場合、当日の夕刻に通夜を行うのは困難でしょう。1日の明け方以降に亡くなった場合には、次のスケジュールで通夜と葬儀を執り行うのが一般的です。
| 日程 | 執り行うもの |
| 2日の夕刻 | 通夜 |
| 3日 | 葬儀・告別式と火葬 |
ただし、ここで紹介したのは最短でのスケジュールであり、通夜や葬儀の日程はさまざまな要素によって変動します。葬儀日程を左右する主な要素については、次でくわしく解説します。
深夜に亡くなった場合の通夜の日程を左右する主な要素
通夜や葬儀が、必ずしも最短のスケジュールで行えるとは限りません。通夜や葬儀の日程は、次の要素などによって左右されます。
- 亡くなった時間
- 火葬場の空き状況
- 近親者の都合
- 僧侶の都合
- 参列者の都合
- 斎場の空き状況
- 六曜(友引)
亡くなった時間
先ほど解説したように、通夜や葬儀の日程は亡くなった時間によって左右されます。
真夜中に亡くなった場合には当日の夕刻に通夜をすることも選択肢に入るものの、明け方以降に亡くなった場合は当日に通夜を行うのは困難でしょう。
火葬場の空き状況
火葬場の空き状況は、通夜や葬儀の日程を左右する重要な要素です。特に火葬場が混み合う地域では、通夜や葬儀の日程を、火葬場の予約から「逆算」して定めることも少なくありません。
たとえば、1日に亡くなったものの最短で火葬場の予約が取れるのが4日である場合、4日に葬儀・告別式、3日に通夜をするスケジュールが有力となります。
なお、公営の火葬場は直近の日程の予約が取れなくても、民営の火葬場であれば予約できる場合もあります。民営の火葬場は公営火葬場よりも費用が高くなることが多いため、「費用が高くなっても民営の火葬場を使うか、安置期間が長くなるものの公営火葬場の空きを待つか」の選択となることもあるでしょう。
近親者の都合
近親者の都合によって、通夜や葬儀の日程を調整することもあります。
たとえば、故人の子どもなど非常に近しい関係にある人が海外など遠方におり帰国に日数を要する場合に、帰国を待ってから葬儀をする場合があるでしょう。また、近親者が受験する重要な国家試験や入学試験などを控えている場合、これに重ならないように日程を調整することもあります。
僧侶の都合
僧侶の都合で通夜や葬儀の日程を調整することもあります。
菩提寺がある場合、通夜や葬儀での読経は菩提寺の僧侶にお願いするのが一般的です。仮に菩提寺の僧侶の都合がつかない場合は、同じ宗派の他の寺院の僧侶を紹介してもらえることが多いでしょう。
しかし、お盆やお彼岸などは僧侶の予定が埋まりやすく、代わりの僧侶が見つからない場合もあるでしょう。このような場合に、僧侶の都合に合わせて通夜や葬儀の日程を調整することがあります。
参列者の都合
参列者の都合に配慮して、葬儀日程を検討することもあります。
たとえば、故人が在職中に亡くなりその職場が土日休みである場合、参列者の多くにとって土日の方が参列しやすいでしょう。そのため、これに配慮して葬儀日程を調整することがあります。
斎場の空き状況
斎場の空き状況が、通夜や葬儀の日程を左右する場合もあります。なお、斎場を複数有している葬儀社であれば、他の斎場を利用することで希望の日程に葬儀ができる可能性もあるでしょう。
家族葬のアイリスは全国の多くの斎場と提携しており、葬儀が集中しやすい時期でも空きのある斎場を紹介できる可能性があります。葬儀についてお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
六曜(友引)
葬儀日程の調整では、「友引」に火葬日が当たることを避ける場合があります。
友引とは、中国から伝わった暦注(暦の注釈)である六曜の1つです。暦の吉凶を示すものであるものの、個別の日程を占って付けられるものではなく、曜日と同様に一定の規則で付されているに過ぎません。たとえば、毎年1月1日は必ず先勝であり、10月1日は必ず仏滅です。
そして、六曜は仏教や神道などとは関係がなく、本来は六曜の中に「葬儀をしてはいけない日」はありません。しかし、「友を引く(道連れにする)」という字面から「友引に火葬をするのは縁起が悪い」という迷信が広がりました。なお、友引は本来「共に引く(勝負がつかない)」という意味であり、友を引くという意味ではありません。
しかし、今も年配の人を中心に気にする方が多く見受けられます。そのため、参列者から「非常識だ」と思われる事態を避けたい場合には、友引以外に火葬日を設定する方が無難でしょう。
なお、このような理由で友引の葬儀は避けられる傾向にあることから、友引の日を休業としている火葬場も少なくありません。
深夜に亡くなった場合の流れ
深夜にご家族が病院で亡くなった場合、その後の流れは次のようになるのが一般的です。
- 医師による死亡確認
- 近親者への連絡
- 葬儀社の手配
- 退院準備
- 死亡診断書の受け取り
- ご遺体の搬送・安置
- 葬儀プランの打ち合わせ
- 納棺
- 通夜
- 通夜振る舞い
- 葬儀・告別式
- 火葬・お骨上げ
- 精進落とし
1.医師による死亡確認
はじめに、医師によって死亡が確認されます。
死亡が確認されると、ご遺体が病院内の霊安室に移されます。ご逝去後は、入院患者用のベッドをそのまま使い続けることはできないためです。
2.近親者への連絡
続いて、その場に立ち会っていない近親者に連絡をします。この時点ではまだ葬儀の詳細は決まっていないため、まずは第一報として亡くなったことだけを伝えましょう。
なお、深夜に亡くなった場合、電話で連絡をするのは、故人と非常に近しい関係にある近親者だけに留めるのが一般的です。その他の関係者には夜が明けてから連絡をするか、まずはメールを入れて朝になってから改めて電話をします。
3.葬儀社の手配
次に葬儀社を手配します。
このタイミングで葬儀社の手配が必要となるのは、病院内の霊安室が使えるのは、ご逝去後の数時間(2~3時間程度)だけであるのが一般的であるためです。この時間内に、ご遺体を別の安置場所まで搬送しなければなりません。
とはいえ、自家用車にご遺体をのせて搬送するのは、現実的ではないでしょう。そこで、ご遺体を搬送できる「寝台車」を持っている葬儀社を手配して、ご遺体を搬送してもらいます。
葬儀社は病院から紹介されることも多いものの、必ずしも紹介を受け入れる必要はありません。むしろ、葬儀社とのミスマッチを避けるためには、希望する葬儀プランを展開しており料金もリーズナブルな葬儀社を、ご自分で探して手配するとよいでしょう。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、ご逝去のご連絡をいただいたらすぐに担当者が駆け付けてご遺体の搬送をサポートします。お電話は24時間365日受け付けており、深夜であってもご遠慮いただく必要はありません。
4.退院準備
寝台車が到着する前に、退院準備をします。具体的には、病室内の私物の撤去と、入院費用などの精算です。
ただし、深夜に亡くなった場合は当日ではなく、後日費用精算などを行う場合もあります。
5.死亡診断書の受け取り
病院を出る前に、死亡診断書を受け取ります。死亡診断書とは、医師が故人の死亡を医学的かつ法律的に証明する書類です。
死亡診断書は死亡届の様式と一体になっており、死亡届と併せて市区町村役場に提出することになります。
死亡診断書のコピーは故人の死亡や死因を証明する書類としてさまざまな手続きで使用できる可能性があるため、提出前にコピーを取っておくとよいでしょう。
- 監修者コメント:死亡診断書がすぐに出ない場合、先に故人のお身体を搬送することもあります。病院から説明があるので、指定された時間や場所にあらためて受け取る形になります。
6.ご遺体の搬送・安置
葬儀社の担当者が到着したら、ご遺体を搬送して安置します。
安置場所は、ご自宅または葬儀社の安置施設とすることが多いでしょう。安置場所をあらかじめ検討しておくと、搬送の流れがスムーズとなります。
7.葬儀プランの打ち合わせ
ご遺体を安置したら、葬儀プランの打ち合わせを行います。打ち合わせでは、希望する葬儀の内容や予算などを伝え、葬儀の日時やプランの内容などを決めていきましょう。
なお、残念なことに、葬儀費用に関するトラブルは今も少なくありません。深夜にご家族が亡くなった場合は非常にお疲れかとは思いますが、見積もりは総額だけではなく、「一式」の中身など見積もりに含まれる具体的な物品・サービスなども確認しておくことをおすすめします。
不誠実な葬儀社を手配してしまっている場合、見積額こそ安価であっても、葬儀を営む中で「これは見積もりには入っていない」などとしてさまざまな費用が追加され、最終的な請求額が高くなるおそれがあるためです。
なお、家族葬のアイリスは各葬儀プランの基本料金にそのプランでの葬儀の施行に最低限必要となる物品・サービスをすべて含んでおり、不明瞭な追加料金を請求することはありません。葬儀費用に関するトラブルを避けたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
8.納棺
通夜当日、通夜の開始時刻に先立って納棺をします。納棺とは、ご遺体の身なりを整えたうえで棺に納める儀式です。
9.通夜
開始時刻となったら、通夜を行います。通夜自体の所要時間は、40分から1時間程度であることが多いでしょう。
10.通夜振る舞い
通夜の後に、「通夜振る舞い」と呼ばれる食事会をすることがあります。この食事会には、通夜の参列者がそのままの流れで参加するのが一般的です。
なお、コロナ禍以降では、通夜振る舞いを省略するケースも少なくありません。
11.葬儀・告別式
通夜の翌日、葬儀・告別式を行います。葬儀・告別式ではまず僧侶による読経がなされ、次いで喪主やご遺族、一般参列者が焼香をします。
その後は棺に花を手向ける「花入れの儀」や棺の蓋を閉めて固定する「釘打ちの儀」などを行い、火葬場へ向けて出棺します。
12.火葬・お骨上げ
火葬場に到着したら、ご遺体を荼毘に付します。火葬には1時間から2時間程度を要するため、その間ご遺族は待合室などで待機します。
火葬を終えたら、「お骨上げ」をします。お骨上げとは、ご遺族が2人1組となって遺骨を専用の箸で拾い上げ、骨壺に納める儀式です。
13.精進落とし
火葬の後に、「精進落とし」や「お斎」と呼ばれる食事会をすることがあります。この食事会は火葬場まで同行した近親者と僧侶だけが参加するため、懐石料理などをあらかじめ手配しておくのが一般的です。
なお、通夜振る舞いと同じく、近年では精進落としを省略することも少なくありません。
深夜に亡くなった場合の注意点
深夜に亡くなった場合、次の2点に注意するとよいでしょう。
- 深夜でもご遺体の搬送は必要となる
- 深夜帯の連絡は近親者のみに留める
深夜でもご遺体の搬送は必要となる
先ほど解説したように、病院で亡くなった場合はその後2~3時間以内にご遺体を搬送すべきことが一般的です。これは、深夜であっても例外ではありません。「深夜に亡くなった場合は明け方以降に搬送すればよい」ということではないため、誤解のないよう注意しましょう。
なお、家族葬のアイリスは24時間365日体制でお電話をお受けしており、ご逝去のご連絡後はすぐに担当者が駆け付けてご遺体の搬送をサポートします。深夜にご家族が亡くなりご遺体の搬送でお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
深夜帯の連絡は近親者のみに留める
深夜に亡くなった場合、すぐに電話で連絡をするのは、すぐに駆け付けてほしい近親者のみに留めましょう。親族や勤務先などそれ以外の相手には、深夜帯の電話は避けるべきです。
一定の近親者以外には朝になってから電話をするか、深夜帯にはまずメールで連絡をしたうえで朝以降に電話をするとよいでしょう。
深夜に亡くなった場合におけるよくある質問
最後に、深夜に亡くなった場合におけるよくある質問とその回答を2つ紹介します。
葬儀社には深夜でも連絡してよい?
葬儀社には、深夜に連絡しても構いません。多くの葬儀社は、24時間体制でご逝去の連絡を受けているためです。
なお、家族葬のアイリスは24時間365日、いつでもお電話を受け付けています。深夜にご家族が亡くなりお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。
通夜をしない場合は亡くなった当日に火葬できる?
通夜をしない場合であっても、亡くなった当日の火葬はできません。なぜなら、日本では墓地埋葬法の規定により、原則としてご逝去後24時間以内の火葬は禁じられているためです。
そのため、たとえば1日になってすぐの深夜0時過ぎに亡くなった場合であっても、最短の火葬日は2日となります。
まとめ
深夜に亡くなった場合の通夜や葬儀の一般的なスケジュールや、深夜に亡くなった場合のその後の流れ、深夜に亡くなった場合の注意点などについて解説しました。
通夜や葬儀の日程はさまざまな要素によって左右されるものの、深夜に亡くなった場合は翌日に通夜、翌々日に葬儀・告別式と火葬をするのが一般的です。ただし、亡くなった時間帯や状況によっては亡くなった当日に通夜を行い、翌日に葬儀・告別式と火葬をする場合もあります。
深夜に亡くなった場合、故人と非常に近しい近親者以外には、夜が明けてから連絡をするのが一般的です。ただし、葬儀社は24時間営業であることも多いため、深夜であっても連絡をして構いません。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、24時間365日体制でご連絡をお受けしています。ご家族が深夜に亡くなり、葬儀やご遺体の搬送についてお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。