曹洞宗のお布施は高い?目安は?金額を左右する要素を解説

曹洞宗のお布施は高い?目安は?金額を左右する要素を解説

お葬式に僧侶を呼ぶ場合、僧侶にお布施をお渡しする必要が生じます。お布施が、葬儀費用の多くの割合を占めることも少なくありません。お布施は読経などの対価ではないため、金額が明確には決まってないことが一般的です。しかし、お布施には一定の相場があり、なかでも曹洞宗では「お布施が高い」といわれることもあります。

では、曹洞宗におけるお布施の目安はどの程度なのでしょうか?また、曹洞宗のお布施が高いと感じる場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

今回は、曹洞宗におけるお布施の額の目安や曹洞宗でお布施の額を左右する主な要素、曹洞宗のお布施が高いと感じる場合の対処法などについてくわしく解説します。

なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、曹洞宗のお葬式についても豊富なサポート実績を有しています。曹洞宗の葬儀をご希望の際や曹洞宗のお布施についても相談できる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。

曹洞宗とは?

公益財団法人全日本仏教会のホームページによると、曹洞宗とは「今から八百年ほど前の鎌倉時代、道元禅師(どうげんぜんじ)が正伝の仏法を中国から日本に伝え、瑩山禅師(けいざんぜんじ)が全国に広め」て礎を築いた宗教です。ご本尊であるお釈迦さま(釈迦牟尼仏)とともに、両祖である道元禅師と瑩山禅師を一仏両祖として仰ぎます。

曹洞宗の葬儀には、次の特徴などがあります。

  1. 原則として、導師1名と脇導師2名の計3名の僧侶が来場する
  2. 3人の僧侶がそれぞれ楽器を鳴らして故人を送り出す「鼓鈸三通(くはつさんつう)」の儀式がある
  3. 「授戒(故人が戒名などを授かる儀式)」と「引導(故人が悟りを開くため、仏の世界に導く儀式)」の2部構成である
  4. 儀式の数が多く、葬儀の所要時間が長くなりやすい

曹洞宗の葬儀にはこのような特徴があることから、スケジュール調整にも注意が必要です。そのため、曹洞宗の葬儀に慣れている葬儀社にサポートを依頼するとよいでしょう。

家族葬のアイリスは、曹洞宗の葬儀についても豊富なサポート実績を有しています。曹洞宗の葬儀をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。ご逝去後のみならず、ご生前からのご相談や資料請求にも対応しています。

曹洞宗のお布施は高い?お布施の額の目安

曹洞宗のお布施は、高いと言われることがあります。それは、先ほど解説したように、曹洞宗の葬儀では来場する僧侶の数が多いことや、執り行う儀式が多いことなどによるものです。

では、曹洞宗でのお布施の目安はどの程度なのでしょうか?ここでは、目安となる金額を紹介します。

なお、ここで紹介するのは、一般的な目安です。これまでの寺院との付き合いの深さや地域によっては、必ずしもこの額が適正であるとは限りません。

そのため、実際に葬儀でお渡しするお布施の額を検討する際は、親族や葬儀社の担当者などに相談することをおすすめします。

読経料

読経料とは、通夜や葬儀で読経してもらうことのお礼としてお渡しする金銭です。曹洞宗での読経料としてのお布施の目安は、20万円から60万円程度でしょう。

先ほど解説したように、曹洞宗では原則として、複数名の僧侶が来場します。来場する僧侶が1人であれば20万円以上、来場する僧侶が2人であれば30万円以上のお布施をお渡しするのが一般的です。

戒名料

戒名料とは、戒名を授かるお礼として僧侶にお渡しする金銭です。戒名料の目安は、10万円から100万円程度です。

戒名とは、仏弟子となった証として授かるものです。戒名は生前に授かることもできるものの、出家などをしない多くの人はご逝去後に授かることとなります。戒名がなければ、極楽浄土に辿りつくことができません。

そのため、菩提寺のお寺に納骨したい場合や四十九日法要などを行いたい場合には、原則として戒名を授かる必要があります。

曹洞宗の戒名は、「〇〇△△信士」や「〇〇△△大姉」などの構成からなります。例の「〇〇」の部分は道号と呼ばれ、故人の人柄や性格、職業などを表す文字が充てられます。一方で、「△△」の部分は(狭義の)戒名であり、俗名や宗派を示す文字が用いられることが多いでしょう。

また、道号のまえに「◇◇院」という院号がつくこともあります。これは、故人が生前に寺院に貢献した場合や社会的に貢献度が高かった場合などに、戒名の上位として授かるものです。

そして、最後の「信士」や「大姉」などは位号です。位号には次のものなどがあり、その位によって戒名料の目安も変動します。

男性 女性 戒名料の目安
一般的な戒名 信士 信女 10万円~
人格に優れ、徳を積んだ人に与えられる戒名 居士 大姉 50万円~
寺院や社会への貢献が大きい人に授けられる戒名 院居士 院大姉 100万円~

ただし、高額な対価さえ支払えばより位の高い戒名が「買える」ものではありません。戒名は生前の貢献などをもとに授けられ、これに見合ったお礼をお渡しすることとなります。

御車代

御車代とは、僧侶の交通費です。葬儀会場まで僧侶に出向いてもらった場合には、お布施とは別に「御車代」をお渡しするのがマナーです。

とはいえ、かかった交通費を実費精算するのではなく、近隣であれば5,000円から1万円程度のきりのよい金額を包むことが多いでしょう。僧侶に遠方から出向いてもらった場合には、新幹線代や高速道路料金などを加味して御車代を多めにお渡しします。

御膳料

御膳料とは、僧侶の食事代です。火葬の後には「精進落とし」と呼ばれる会食をすることがあるものの、会食への参加を僧侶が辞退することもあります。また、近年では会食自体を省略することも多いでしょう。

このように、僧侶が会食に参加しない場合には、その代わりとして5,000円から1万円程度の御膳料をお包みします。

曹洞宗のお布施の額を左右する要素

曹洞宗におけるお布施の適正額は、さまざまな要素により左右されます。ここでは、お布施の適正額を左右する主な要素を4つ紹介します。

  • 僧侶の数
  • 寺院の格
  • 地域
  • これまでの寺院との付き合い

僧侶の数

先ほど解説したように、曹洞宗の葬儀には複数人の僧侶が来場することが少なくありません。一般的に、僧侶の数が多いほど、お渡しすべきお布施の額も高くなります。

寺院の格

お寺には、それぞれ「格」があります。格の高い寺院の僧侶に来場してもらった場合には、お布施を多めにお包みする必要があるでしょう。

地域

お布施の適正額は、地域によっても異なる場合もあります。そのため、あらかじめ葬儀社の担当者へ相談し、その地域におけるお布施の目安を知っておくと安心です。

これまでの寺院との付き合い

菩提寺がある場合、曹洞宗でのお布施の額はこれまでの寺院との付き合いの深さなどによっても左右されます。

たとえば、ご先祖が代々お布施を多めにお渡しして寺院に貢献してきたのであれば、今回の葬儀でもこれを踏襲することが求められる可能性が高いでしょう。

曹洞宗のお布施の目安が分からない場合の相談先

先ほど紹介したお布施の額は目安であり、必ずしもその額が適正であるとは限りません。

では、葬儀にあたって実際にお渡しするお布施の適正額がわからない場合は、誰に相談すればよいのでしょうか?ここでは、お布施の目安がわからない場合における主な相談先を解説します。

親族

お布施の適正額がわからない場合には、まず親族に相談するとよいでしょう。菩提寺がある場合、これまでの寺院との付き合い方などによってお布施の適正額は変動するためです。

もっとも確実なのは、過去に家族や親族がお渡ししたお布施の額を踏襲することでしょう。そのため、菩提寺とのお付き合いにくわしい親族がいる場合には、まずはその親族に相談するのがおすすめです。

菩提寺

寺院とのやり取りをこれまで故人が担っていた場合など、曹洞宗のお布施についてわかる親族がいない場合もあるでしょう。この場合には、菩提寺に直接相談するのがおすすめです。

お布施の適正額については「お気持ちで」として教えてもらえない可能性があるものの、過去に故人がお渡ししたお布施の額であれば教えてもらえる可能性があります。

葬儀社

菩提寺がない場合には、葬儀社に僧侶の手配を依頼することになるでしょう。その場合は、お布施の適正価格についても葬儀社の担当者から案内されることが一般的です。

家族葬のアイリスは、必要に応じて僧侶の手配も行っています。葬儀にあたって僧侶の紹介を希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

曹洞宗のお布施が高い場合の対処法

曹洞宗のお布施を、高く感じる場合もあるでしょう。では、曹洞宗のお布施が高くて支払えない場合、どのように対処すればよいのでしょうか?主な対処方法には、次の3つが挙げられます。

  • 僧侶の人数を相談する
  • 戒名の位を高くしない
  • 一日葬を検討する

僧侶の人数を相談する

1つ目は、来場する僧侶の人数を相談することです。

先ほど解説したように、葬儀の場に来場する僧侶の数が多ければ、それだけお布施を多くお包みする必要が生じます。経済的に余裕がない場合には、その旨を菩提寺に相談したうえで、来場する僧侶の人数を減らせないか相談するとよいでしょう。

戒名の位を高くしない

2つ目は、戒名の位を高くしないことです。授かる戒名の位が高ければ、それだけお渡しすべきお布施の額も高くなります。

特に、ご先祖が位の高い戒名を授かっている場合には、今回も同等の戒名を授かることとなり、同等のお布施が期待されることでしょう。そのため、経済的な余裕がないのであればその旨を菩提寺に伝え、戒名の位を高くしないよう相談することが検討できます。

一日葬を検討する

3つ目は、一日葬を検討することです。一日葬とは、通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀形態です。

近年では、家族葬(近親者のみが参列する招待制の葬儀)を中心に、一日葬が選ばれることが増えています。一日葬では通夜がないため、僧侶に来場してもらう機会が少なくなります。

そのため、通夜を執り行う二日葬と比較して、お渡しするお布施の適正額も少なくなりやすいでしょう。

なお、家族葬のアイリスは二日葬のほか、一日葬にも対応しています。一日葬をご検討の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

曹洞宗の葬儀でかかるその他の費用

曹洞宗の葬儀では、お布施のほかにも「葬儀一式費用」と「会食費用」がかかります。ここでは、それぞれの概要と費用の目安を紹介します。

  • 葬儀一式費用
  • 会食費用

葬儀一式費用

葬儀では、葬儀一式の費用がかかります。たとえば、祭壇や棺、骨壷の費用、斎場の使用料、斎場スタッフの人件費、ご遺体の搬送費用などがこれに該当します。

一般的に、この葬儀一式費用は葬儀社に支払うことになるでしょう。葬儀一式費用の金額は一日葬であるか二日葬であるかのほか葬儀の規模などによっても変動し、目安は50万円から200万円程度です。

なお、家族葬のアイリスはリーズナブルかつ高品質な葬儀プランを数多く展開しています。明朗会計としており、不明瞭な追加料金を請求することもありません。

葬儀費用を抑えつつも納得のいく葬儀を行いたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。ご逝去後のみならず、ご生前の資料請求やお見積もりにも対応しています。

会食費用

葬儀では、「通夜振る舞い」と「精進落とし」と呼ばれる会食をすることがあります。

通夜振る舞いとは、通夜の後に行う会食であり、故人とともにする最後の食事との意味合いもあります。通夜振る舞いでは、取り分けのできるオードブルや寿司、ドリンクなどを用意することが多いでしょう。費用の目安は、1人あたり3,000円から5,000円程度です。

一方で、精進落としとは火葬の後に行う会食であり、1人1膳のお弁当や懐石料理などを用意するのが一般的です。精進落としの費用の目安は、1人あたり5,000円から8,000円程度でしょう。

曹洞宗のお布施を渡す際のマナー

曹洞宗でお布施をお渡しする際は、どのような点に注意すればよいのでしょうか?ここでは、主なマナーを4つ紹介します。

  • 白無地の封筒か奉書紙に包む
  • 表書きをする
  • 封筒は袱紗に包んで持参する
  • 葬儀の前後に僧侶に直接お渡しする

お布施をお渡しする際のマナーがわからない場合には、葬儀社の担当者に相談するとよいでしょう。家族葬のアイリスは曹洞宗の葬儀についても豊富なサポート実績を有しており、お布施をお渡しするマナーについてもご相談いただけます。曹洞宗の葬儀のサポートをご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

白無地の封筒か奉書紙に包む

1つ目は、白無地の封筒か奉書紙に包むことです。

お布施は、現金をお財布から出して渡すのではありません。あらかじめ封筒または奉書紙を用意したうえで、これに包んでお渡しするのがマナーです。

お布施を入れる封筒や奉書紙は、無地のものを用意しましょう。ただし、地域によって水引のついたものを使用するなどマナーが異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

白無地の封筒は、コンビニエンスストアなどでも購入できます。購入する際は、郵便番号欄のないものを選ぶようご注意ください。

表書きをする

2つ目は、表書きをすることです。

お布施を入れる封筒や奉書紙には、表書きをするのが基本です。表書きは、「お布施」や「御布施」などと記載しましょう。その下に、喪主の氏名を記載します。

なお、先ほど解説したように、僧侶にはお布施(読経料・戒名料)のほかにお車代や御膳料をお渡しすることも少なくありません。この場合には、お布施とお車代、御膳料はそれぞれ別の封筒に包むのがマナーです。

そのうえで、それぞれの封筒に「御車代」、「御膳料」などと表書きをしましょう。

封筒は袱紗に包んで持参する

3つ目は、封筒を袱紗(ふくさ)に包んで持参することです。

お布施を入れた封筒をそのままバッグやポケットなどに入れると、封筒の角が折れてしまうかもしれません。また、バッグなどから直接封筒を取り出してお渡しするのは、あまりスマートでもないでしょう。

そのため、封筒はそのまま持ち歩くのではなく、袱紗に包んで持参するのがマナーです。袱紗には華やかな色の慶事用と落ち着いたデザインの弔事用があるため、誤らないようご注意ください。

葬儀の前後に僧侶に直接お渡しする

4つ目は、葬儀の前後に僧侶に直接お渡しすることです。

お布施は葬儀社の担当者などに渡すのではなく、葬儀当日に僧侶に直接お渡しするのが一般的です。また、多くの参列者の前でお渡しするのではなく、僧侶の来場時に控室など静かな場所でお渡ししましょう。

なお、お布施は手渡しするのではなく、切手盆(小さいサイズのお盆)や袱紗に乗せた状態で、切手盆や袱紗ごと差し出してお渡しするのがマナーです。切手盆は斎場に用意されていることが多いため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

曹洞宗のお布施に関するよくある質問

最後に、曹洞宗のお布施に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。

曹洞宗の法要のお布施の目安は?

曹洞宗の法要でお渡しするお布施の目安は、四十九日法要や納骨法要、一周忌で、3万円から5万円程度です。徐々に金額が低くなり、三回忌法要以降で1万円から3万円程度とすることが多いでしょう。

曹洞宗の葬儀の特徴は?

曹洞宗の葬儀の特徴は、儀式が多く葬儀の所要時間が長くなりやすいことと、複数人の僧侶が来場することにあります。また、鼓鈸三通と呼ばれる儀式がある点も、大きな特徴といえるでしょう。

まとめ

曹洞宗のお布施の額の目安や、曹洞宗のお布施が高い場合の対処法などについて解説しました。

曹洞宗では、葬儀の場に複数人の僧侶が来場することが一般的です。また、執り行う儀式の数も多いことから、お布施の額がやや高くなる傾向にあります。

お布施の額が高くて支払えない場合には、一日葬とすることや来場する僧侶の数を減らすよう寺院側に相談することなどを検討するとよいでしょう。

曹洞宗でお渡しするお布施の額は、これまでの菩提寺との付き合いや授かる戒名の位、その寺院の格などによって変動します。お布施の適正額がわからない場合には、親族やその菩提寺に相談するとよいでしょう。

また、葬儀社に僧侶の紹介を依頼する場合には、葬儀社側からお布施の適正額も教えてもらえることが一般的です。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、曹洞宗の葬儀についても豊富なサポート実績を有しています。曹洞宗での葬儀をご希望の際や曹洞宗のお布施についても相談できる葬儀社をお探しの際などには、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。

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