近年では斎場での葬儀が主流となっているものの、自宅で葬儀を行うケースもあります。近年の自宅葬は従来のものとは異なり、数人程度で行う小規模な葬儀が中心です。
では、自宅で葬儀をする場合、どのような流れで行えばよいのでしょうか?また、自宅で葬儀をする際は、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?
今回は、自宅で葬儀をする流れや自宅での葬儀の注意点などについてくわしく解説します。
なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、5名程度の小規模な自宅葬を想定した「自宅葬プラン」を展開しています。自宅での葬儀をご検討の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。
自宅での葬儀とは?
自宅での葬儀とは、故人やご遺族の自宅で行う葬儀のことです。
従来の自宅葬は、近隣住民が総出で手伝いをする大掛かりなものが一般的でした。一方で、近年の自宅葬は、同居家族など数人程度だけが参列する小規模な家族葬が主流となっています。
自宅で葬儀をすることには、ご遺族がリラックスしてすごしやすいなどメリットが少なくありません。少人数で葬儀をする場合には、ご自宅での葬儀も有力な選択肢となるでしょう。
家族葬のアイリスは、少人数の参列を想定したリーズナブルな「自宅葬プラン」を展開しています。ご自宅でゆっくりと大切なご家族を見送りたいとご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
自宅で葬儀をする流れ
自宅での葬儀は、どのような流れで行えばよいのでしょうか?ここでは、病院で亡くなった場合を前提に、ご自宅で葬儀をする一般的な流れを紹介します。
- ご逝去が確認される
- 末期の水をとる
- 近親者に連絡する
- 葬儀社を手配する
- 死亡診断書を受け取る
- ご遺体を自宅に搬送してもらう
- 先にご自宅に戻り安置環境を整える
- ご遺体を安置する
- 葬儀プランの打ち合わせをする
- 近親者に連絡する
- 死亡届を提出する
- 納棺する
- 通夜をする
- 通夜振る舞いをする
- 葬儀・告別式をする
- 出棺する
- 火葬・お骨上げをする
- 精進落としをする
ご逝去が確認される
故人が亡くなると、医師によってご逝去が宣告されます。
病院で亡くなった場合、そのまま入院患者用のベッドを使い続けることはできません。そのため、病院内の霊安室にご遺体が安置されます。
末期の水をとる
その場にいるご遺族が、「末期の水」をとります。末期の水とは、「故人があの世で喉が渇かないように」との願いを込めて行う儀式です。
具体的には、割り箸などの先に付けた脱脂綿に水を含ませ、その脱脂綿で故人の唇を優しくなぞります。
なお、宗教や宗派によっては末期の水をとらない場合もあります。そのため、あらかじめ故人の宗教や宗派を確認しておくとよいでしょう。また、病院ではなく、別の安置場所に到着してから末期の水をとる場合もあります。
近親者に連絡する
その場に居合わせていない近親者に、訃報を伝えます。この時点では葬儀の詳細は決まっていないため、まずは亡くなったことだけを伝えるとよいでしょう。
葬儀社を手配する
続いて、葬儀社を手配します。
この時点で葬儀社の手配が必要となるのは、病院の霊安室が使えるのはご逝去後2~3時間程度だけであることが一般的であるためです。この時間内に葬儀社を手配し、ご遺体を別の場所に搬送してもらわなければなりません。
なお、葬儀社は病院から紹介されることも多いものの、紹介の受け入れは義務ではありません。すべての葬儀社が自宅葬に対応しているわけではないことから、葬儀社とのミスマッチを避けるためにも、自宅葬に対応している葬儀社を喪主が自分で探し手配するとよいでしょう。
家族葬のアイリスは全国対応で「自宅葬プラン」を展開しており、ご逝去のご連絡をいただいたらすぐに担当者が駆けつけてご遺体の搬送をサポートします。病院からのご遺体の搬送でお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。
死亡診断書を受け取る
病院を出る前に、医師から死亡診断書を受け取ります。
死亡診断書とは、医師が医学的・法的な見地から故人の死亡を証明する書類です。死亡診断書は死亡届の様式と一体になっており、死亡届として市区町村役場に提出することになります。そのため、提出するまで紛失しないよう注意しましょう。
ご遺体を自宅に搬送してもらう
葬儀社の担当者が到着したら、ご遺体を自宅に搬送してもらいます。葬儀社に電話をする段階で、自宅での安置を希望していることを伝えておくとスムーズです。
先にご自宅に戻り安置環境を整える
ご遺体を乗せた寝台車がご自宅に到着する前に、ご遺族が先に自宅に戻り、安置環境を整えます。行うべき具体的な準備は、次のとおりです。
- 安置する部屋と場所を検討する
- ご遺体用のお布団を用意する
- 室温を18度以下に設定する
- 神棚を封じる
安置する部屋と場所を検討する
ご自宅の中で、どこにご遺体を安置するかを検討します。仏間があれば、仏間が適切であることが多いでしょう。仏間がない場合は、直射日光が当たらず、風通しのよい部屋を選びます。
ご遺体用のお布団を用意する
ご遺体を寝かせるお布団を用意します。必ずしも新しい布団を用意する必要はなく、故人が生前使っていた布団(ベッド)に、白色の清潔なシーツをかけて利用するのが一般的です。
ご遺体は、北枕または西枕となるよう寝かせるのが基本です。しかし、部屋の構造上難しい場合にはほかの方向でご遺体を寝かせても構いません。
室温を18度以下に設定する
ご遺体の腐敗を避けるため、室温を18度以下に保つよう設定します。また、湿度が高い場合には、除湿機などを併用して除湿も行います。
神棚を封じる
ご自宅に神棚がある場合には、神棚を封じます。これは神様が「死」の穢れに触れないために行う儀式です。
神棚を封じる際は、まず神棚へ向かって挨拶をしたうえでお供えを下げ、神棚の扉を閉めます。そのうえで、テープなどを使って神棚の正面に白い半紙を貼ります。
ご遺体を安置する
ご遺体が自宅に到着したら、ご遺体を安置します。ご遺体を安置したら、「仮祭壇」などと呼ばれる枕飾りを設置します。
なお、家族葬のアイリスでは「自宅葬プラン」の基本料金に枕飾りの費用を含んでいるため、枕飾りの手配や設置に別料金はかかりません。
葬儀プランの打ち合わせをする
ご遺体を安置したら、葬儀プランの打ち合わせを行います。打ち合わせでは自宅葬を希望していることを伝えたうえで、かかる費用をトータルで確認しておきましょう。
なお、家族葬のアイリスは「自宅葬プラン」の基本料金に自宅葬で通常必要となる物品・サービスをすべて含んでおり、不明瞭な追加料金を請求することはありません。明朗会計の葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。
近親者に連絡する
葬儀の詳細が決まったら、近親者に連絡をします。この連絡では、葬儀の日時や場所などを知らせます。また、自宅葬であることや会食の有無、参列者の範囲なども伝えておくとよいでしょう。
死亡届を提出する
続いて、死亡届を提出します。
死亡届の提出期限は原則として死亡を知ってから7日以内です。しかし、死亡届を提出しなければ、火葬に必要となる「火葬許可証」を受け取ることができません。そのため、期限を待たず早めに届け出ておくとよいでしょう。
納棺する
通夜に先立ち、ご遺体を棺に納める「納棺」をします。この際、ご遺体を湯で拭いて清める湯灌(ゆかん)をすることもあります。
通夜をする
定刻になったら、通夜を開始します。通夜では、僧侶が読経やお焼香を行い、次いで喪主などのご遺族もお焼香をします。通夜の所要時間は、30分から40分程度であることが多いでしょう。
通夜振る舞いをする
通夜の後に、「通夜振る舞い」と呼ばれる会食をすることもあります。
通夜振る舞いとは、参列者にお礼を伝えることや故人と最期の食事を共にすることなどを目的とした会食です。自宅で葬儀をする場合、通夜振る舞いもご自宅で行うことが多いでしょう。
ただし、近年では会食を省略することも少なくありません。
葬儀・告別式をする
通夜の翌日、葬儀・告別式を行います。葬儀・告別式では通夜と同じく僧侶が読経やお焼香を行い、次いで喪主などのご遺族もお焼香をします。
その後は、棺に花を手向ける「花入れの儀」や棺の蓋の四隅を釘で固定する「釘打ちの儀」などを行います。
出棺する
葬儀・告別式を終えたら、火葬場へ向けて出棺します。
一般的な葬儀では、ここで喪主が参列者に挨拶します。ただし、少人数の自宅葬の場合には参列者の全員が火葬場まで同行するため、この時点での喪主挨拶は省略することが多いでしょう。
火葬・お骨上げをする
火葬場へ到着したら、ご遺体を荼毘に付します。火葬には1時間から2時間程度を要するため、その間ご遺族は火葬場の待合室で待機します。
火葬を終えたらご遺族が2人1組となってお骨を拾い上げて骨壺に収める「お骨上げ」を行います。最後に、火葬場の職員から、火葬許可証に火葬場の印を押した「埋葬許可証」を受け取ります。
精進落としをする
火葬の後に、「精進落とし」と呼ばれる食事会をすることがあります。自宅葬の場合、精進落としは自宅に戻って行う場合もある一方で、飲食店で行うこともあります。
なお、近年では会食を省略することも少なくありません。
自宅で葬儀をするメリット
自宅での葬儀には、多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを4つ解説します。
- 故人を住み慣れた自宅から送り出せる
- ご遺族がリラックスしやすい
- 時間を気にせず故人と最期の時間を過ごせる
- 葬儀費用を抑えやすい
故人を住み慣れた自宅から送り出せる
メリットの1つ目は、故人を住み慣れた自宅から送り出せることです。
故人が長らく入院していた場合や施設に入所していた場合などには、「家に帰りたい」と希望することも少なくないでしょう。自宅で葬儀をすることで、このような故人の希望を叶えることにつながります。
ご遺族がリラックスしやすい
メリットの2つ目は、ご遺族がリラックスしやすいことです。
斎場での葬儀の場合は、慣れない環境にご遺族が緊張してしまうことが多いでしょう。慣れ親しんだ自宅で葬儀をすることで、ご遺族がリラックスした状態で故人との最期の時間を過ごしやすくなります。
時間を気にせず故人と最期の時間を過ごせる
メリットの3つ目は、時間を気にせず故人との最期の時間を過ごせることです。
斎場で葬儀をする場合、ご遺体の安置も葬儀社の安置施設で行うことが一般的です。葬儀社の安置施設では面会時間の制限があることが多く、いつでも自由に故人のお顔が見られるわけではありません。
自宅で葬儀をする場合には、ご遺体の安置も自宅で行うことが多く、最期まで心置きなく故人との時間を過ごすことが可能となります。
葬儀費用を抑えやすい
メリットの4つ目は、葬儀費用を抑えやすいことです。
ご自宅で葬儀をする場合、斎場を借りる必要はありません。また、大掛かりな祭壇も用意しないことが多いでしょう。このような理由から、葬儀費用が抑えやすくなります。
自宅で葬儀をする際の注意点
自宅で葬儀をするメリットは大きい一方で、注意点もあります。ここでは、自宅で葬儀をする主な注意点を8つ解説します。
- 近隣住民への配慮が必要となる
- 一定のスペースを確保する必要がある
- 予期せぬ参列者が訪れる可能性がある
- 準備・片付けを葬儀社任せにできない
- 通夜振る舞いが長引く可能性がある
- マンションなどでは搬出入経路を確保する必要がある
- 集合住宅や賃貸物件の場合、自宅での葬儀が規約で禁じられていることがある
- すべての葬儀社が対応できるわけではない
近隣住民への配慮が必要となる
自宅で葬儀をする場合、近隣に参列者の話し声や読経の声などが響く可能性があります。また、参列者の交通手段や参列者の数によっては、一時的に交通渋滞が起きるかもしれません。
そのため、必要に応じて事前に近隣住民に挨拶をするなどの配慮が必要となるでしょう。
一定のスペースを確保する必要がある
自宅で葬儀をする場合、ご遺体を安置するスペースのほか、僧侶が読経するスペースや参列者が入れるスペースを確保する必要があります。スペースが足りない場合には、家具を移動させるなどの準備が必要となるでしょう。
予期せぬ参列者が訪れる可能性がある
招待制の葬儀である「家族葬」の場合、葬儀を終えるまで参列者以外にはご逝去を知らせないのが一般的です。しかし、自宅での葬儀の場合、ご遺体の搬出入の状況などから近隣住民にご逝去を知られてしまう可能性があります。
その結果、予期せぬ参列者が葬儀に訪れ、対応に追われる可能性があるでしょう。
準備・片付けを葬儀社任せにできない
斎場で葬儀を行う場合、準備や片付けの大半は葬儀社の担当者が行います。しかし、ご自宅での葬儀の場合、準備や片付けを葬儀社任せにすることはできません。
そのため、ご遺族の負担が重くなる可能性があります。
通夜振る舞いが長引く可能性がある
ご自宅で通夜振る舞いを行う場合、斎場で行うのとは異なり、会場側の時間制限がありません。そのため、通夜振る舞いが長引き、ご遺族の負担が重くなる可能性があります。
マンションなどでは搬出入経路を確保する必要がある
マンションなどの集合住宅の場合には、ご遺体の搬出入経路を確保しておく必要があります。荷物搬入用のエレベーターなどがない場合、ご遺体を寝かせた状態のままご自宅内に運び入れることが難しいかもしれません。
特殊な搬送手段をとらざるを得ない場合、費用がかさむ可能性があります。
集合住宅や賃貸物件の場合、自宅での葬儀が規約で禁じられていることがある
マンションなどの集合住宅や賃貸物件である場合、規約や契約書において自宅での葬儀が禁じられている可能性があります。そのため、自宅での葬儀を希望する場合には、あらかじめ規約や契約書の内容を確認しておく必要があるでしょう。
すべての葬儀社が対応できるわけではない
自宅での葬儀に対応できる葬儀社は限られており、すべての葬儀社が対応できるわけではありません。そのため、自宅での葬儀をご希望の際は、自宅葬に対応している葬儀社を選ぶ必要があります。
なお、家族葬のアイリスは「自宅葬プラン」を展開しており、自宅での葬儀について豊富なサポート実績を有しています。自宅での葬儀をご検討の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
自宅での葬儀に関するよくある質問
最後に、自宅での葬儀に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。
自宅での葬儀は葬儀社に依頼せずに行える?
自宅での葬儀は、葬儀社に依頼せずに行うことも不可能ではありません。
ただし、葬儀社に依頼しない場合は棺や骨壺の手配、ご遺体の搬送、ドライアイスの処置、火葬場の予約などをすべてご遺族が行う必要があり、非常に手間がかかります。そのため、自宅での葬儀であっても、葬儀社に依頼して行うことが多いでしょう。
自宅での通夜では線香を絶やしてはいけない?
近年では、一晩中線香を焚き続けることは一般的ではありません。むしろ、火災の危険があることから、一晩中線香を焚き続けることは避けるべきでしょう。
なお、昔の習わしで通夜では線香を絶やしてはいけないとされていたのは、ドライアイスなどの処置が充分ではなかった時代において、ご遺体の匂いを軽減したり害虫を除けたりするなどの目的があったと考えられています。
まとめ
自宅で葬儀をする流れや自宅での葬儀のメリット、注意点などを解説しました。
自宅で葬儀をする場合、まずは亡くなった病院からご自宅にご遺体を搬送する必要があります。ご遺体を安置したら葬儀の打ち合わせを行い、死亡届を提出しましょう。
自宅での葬儀には、すべての葬儀社が対応しているわけではありません。そのため、自宅での葬儀のサポート実績が豊富な葬儀社を選び、手配するのがポイントです。
家族葬のアイリスは少人数の自宅葬を想定したリーズナブルな「自宅葬プラン」を展開しています。自宅での葬儀の流れが分からずお困りの際や、自宅での葬儀についてサポートを受けられる葬儀社をお探しの際には、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。お電話は24時間365日いつでも受け付けており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。