近年では小規模な葬儀が主流となりつつあり、家族葬を営むケースも多くなっています。しかし、家族葬にはメリットだけではなく、デメリットもあります。
では、家族葬でよくある後悔にはどのようなものがあるのでしょうか?また、家族葬で後悔しないためには、どのような対策を講じればよいのでしょうか?
今回は、家族葬の概要や家族葬でよくある後悔、家族葬で後悔しないための対策などについてくわしく解説します。
なお、家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、リーズナブルかつ高品質な「家族葬プラン」や「一般葬プラン」などを展開しています。家族葬をご希望の際や葬儀形態でお悩みの際などには、家族葬のアイリスまでまずはお気軽にご相談ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。
▼この記事のポイント
- 家族葬とは、ご遺族から招待された人だけが参列できる招待制の葬儀
- 家族葬のよくある後悔には、「参列者が少なく淋しく感じた」というものや「参列できなかった人との関係が悪化した」もの、「想定よりも費用が安くならなかった」というものなどが挙げられる
- 家族葬での後悔を避ける対策としては、「家族葬だから安いわけではない」ことを理解することや親族葬を選択肢に入れること、葬儀にあたって親族の意見を聞くことなどが挙げられる
家族葬とは?
家族葬とは、ご遺族から招待された一定の近親者だけが参列できる、いわゆる「招待制」の葬儀です。招待を受けていない人は、原則として参列できません。
家族葬といってもその規模はまちまちであり、5人前後の小規模なものもある一方で、30人程度が集まる家族葬もあります。また、参列者の範囲が厳格に「家族だけ」に限定されるわけでもありません。ご遺族から招待されれば、親族はもちろんのこと、故人の友人なども参列できます。
一般葬との違い
家族葬と一般葬の最大の違いは、「招待されていない人でも参列できるのか、招待を受けないと参列できないのか」という点にあります。
一般葬とは、故人とのご縁の深浅やご遺族からの招待の有無などにかかわらず、誰でも自由に参列できる従来型の葬儀です。近親者はもちろん、親族や会社関係者、近隣住民などが広く参列します。
参列できる人の範囲が広いため、一般葬は家族葬と比較して参列者が多くなる傾向にあります。
また、一般葬である場合、葬儀当日まで正確な参列者の数の把握はできません。そのため、会葬御礼品や会葬礼状、通夜振る舞いの食事などを多めに用意するのが一般的です。
直葬との違い
直葬と家族葬の違いは、葬儀の分類の視点にあります。
直葬とは、通夜も葬儀・告別式も行わず、火葬だけを行う葬儀形態です。火葬だけを行うため、「火葬式」と呼ばれることもあります。
なお、これに対して通夜と葬儀・告別式、火葬を執り行う葬儀形態を「二日葬」、通夜を行わず葬儀・告別式と火葬を行う葬儀形態を「一日葬」といいます。このように、直葬は、執り行う儀式の内容から見た葬儀形態の分類です。
これに対して、家族葬は先ほど解説したように、参列者の範囲から見た葬儀の分類です。これらを組み合わせると、次のようになります。
| 葬儀の形態 | 家族葬 | 一般葬 |
| 二日葬 | 家族葬の二日葬 | 一般葬の二日葬(伝統的な葬儀形態) |
| 一日葬 | 家族葬の一日葬 | 一般葬の一日葬 |
| 直葬 | (家族葬の)直葬 | - |
直葬はその性質上、参列者が自ずと近親者のみに絞られます。そのため、「一般葬の直葬」は想定しづらく、直葬は家族葬の1つの形であるといえます。つまり、家族葬の選択肢として、直葬と一日葬、二日葬があるということです。
とはいえ、直葬を指して「家族葬」と呼ぶことは用語として一般的ではありません。「家族葬」といった場合には、一日葬か二日葬を指すことが多いでしょう。
なお、家族葬のアイリスは「家族葬1日プラン」や「家族葬2日プラン」、「火葬式(直葬)プラン」、「一般葬プラン」などさまざまな葬儀プランを展開しています。自分に合った葬儀プランがわからない場合にも、家族葬のアイリスまでまずはお気軽にご相談ください。
家族葬が選ばれる主な理由
家族葬には多くのメリットがあり、さまざまな理由から選ばれています。ここでは、家族葬が選ばれる主な理由を4つ解説します。
- 参列者対応に追われることなく故人を見送りたいから
- 自由な葬儀を実現したいから
- 葬儀費用を抑えたいから
- 近年、家族葬が主流となっていると聞いたから
参列者対応に追われることなく故人を見送りたいから
家族葬の参列者は近親者だけであり、招待された人以外は参列しません。そのため、参列者対応に追われることなくゆっくりと故人を見送りたいとの希望から、家族葬が選択されることがあります。
自由な葬儀を実現したいから
一般葬である場合、一般参列者にも配慮しつつ葬儀の内容を検討することとなるでしょう。
一方、家族葬では近親者のみが参列するため、一般参列者に配慮する必要がありません。そこで、自由な葬儀を実現したいとの希望から家族葬が選択されることがあります。
葬儀費用を抑えたいから
家族葬について、「費用が安い」というイメージを持っている人も少なくありません。
家族葬は一般葬と比較して小規模となる傾向にあるため、この点で費用を抑えやすいといえるでしょう。そこで、葬儀費用の軽減を目的として家族葬を選択する場合もあります。
近年、家族葬が主流となっていると聞いたから
葬儀プランについて、特にこだわりがない方も少なくないでしょう。その場合には、「家族葬が近年主流になっている」という情報や「友人が家族葬で親族を見送った」などの情報をもとに、家族葬を選択することがあります。
家族葬でよくある後悔
家族葬としたことで、後悔する場合もあります。ここでは、家族葬のよくある後悔を7つ紹介します。
- 参列者が少なく寂しく感じた
- 葬儀に呼ばなかった親族との関係が悪化した
- 訃報を広く伝えてしまい、思いがけない参列者の対応に追われた
- 後日、自宅への弔問客対応に追われた
- 「ご縁の結びなおし」の機会を逃してしまった
- 思ったよりも費用が安くならなかった
- 香典が少なかったため、持ち出しの費用が多くなった
参列者が少なく寂しく感じた
家族葬は招待制であることから、一般葬よりも参列者が少なくなる傾向にあります。そのため、葬儀を終えてから「参列者が少なくて寂しかった」と感じ、後悔する可能性があります。
葬儀に呼ばなかった親族との関係が悪化した
家族葬は招待制の葬儀であり、参列者の範囲は原則として喪主が決めることとなります。参列者の範囲の設定を誤ったり設定した範囲について明確な説明ができなかったりすれば、葬儀に呼ばなかった親族などから苦言が呈され、関係悪化につながる可能性があるでしょう。
そこで、「一般葬とすればよかった」や「参列者の範囲をもう少し広げればよかった」などと感じ、後悔する可能性があります。
訃報を広く伝えてしまい、思いがけない参列者の対応に追われた
家族葬である場合、参列者以外には葬儀を終えてから訃報を伝えるのが原則です。しかし、連絡を受けた近親者がよかれと考えて近隣住民や町内会、親族などに訃報を広める場合もあるでしょう。
訃報が広く伝わると、当日思いがけず多くの参列者が葬儀に訪れ、対応に追われるかもしれません。
そこで、「近親者に訃報を伝える際に、訃報を伝える相手の範囲やその理由を明確に伝えればよかった」と後悔する可能性があります。
後日、自宅への弔問客対応に追われた
家族葬に参列できるのはご遺族から招待された一定の近親者だけであり、それ以外の人は参列できません。そのため、最期のお別れが叶わなかった故人の関係者が、後日自宅などに弔問に訪れる可能性があります。
故人の交友関係が広かった場合などには連日のように弔問客が訪れ、ご遺族が対応に追われるかもしれません。連日の弔問客対応に追われた結果、「一般葬にすればよかった」と感じて後悔する可能性があります。
「ご縁の結びなおし」の機会を逃してしまった
葬儀は、故人のためだけに行うものではありません。この他にも、葬儀にはご遺族が儀式を通じて故人の死を緩やかに受け入れることや、「ご縁の結びなおし」の機会とすることなどの意味合いがあります。
ご縁の結びなおしとは、時間の経過によってご縁が遠くなっていた人と故人の葬儀を機に再度つながりを持つことや、故人を介して新たな人と人との出会いが生まれることなどを指します。
家族葬は招待制の葬儀であり、このような機会は生まれません。葬儀を終えてから、故人が生前親しくしていた方などと交流を持ったりご遺族が知らなかった故人のエピソードを聞いたりする機会を逸したことに気付き、後悔する可能性があります。
思ったよりも費用が安くならなかった
誤解している人も多いものの、「家族葬だから費用が安い」わけではありません。
家族葬の費用が一般葬よりも安くなりやすいのは、家族葬が一般葬と比較して小規模となる傾向にあるためです。また、家族葬であれば会食も省略しやすく、この点も費用の軽減につながるでしょう。
しかし、家族葬であっても参列者が多く一般葬と同等の規模である場合や、通常どおり会食を行う場合などには、さほど費用の軽減効果は見込めません。そのため、「家族葬であるから安いと思い込まず、きちんと見積もりを確認して削れる部分は削ればよかった」などと考えて、後悔する可能性があります。
香典が少なかったため、持ち出しの費用が多くなった
家族葬では参列者が少なくなりやすいため、受け取れる香典も少なくなる傾向にあります。その結果、「持ち出し」となる費用が多くなり、家族葬としたことを後悔する可能性があります。
家族葬で後悔しないための対策
家族葬で後悔しないためには、どのような対策を講じればよいのでしょうか?主な対策には、次の6つが挙げられます。
- 「家族葬だから安い」わけではないことを理解しておく
- 想定される人数を踏まえて事前に見積もりをとっておく
- 「一日葬」を選択肢に入れる
- 「親族葬」を選択肢に入れる
- 葬儀に、親族の意見も取り入れる
- 葬儀の希望について、生前から故人と相談しておく
「家族葬だから安い」わけではないことを理解しておく
1つ目は、「家族葬だから安い」わけではないことを理解することです。
先ほど解説したように、家族葬であるからといって必ずしも安価に執り行えるというわけではありません。一般的に家族葬の費用を抑えやすいのは、家族葬の参列者が一般葬よりも少ない傾向にあるためです。
そのため、「家族葬だから安い」と思い込むことは避け、想定される参列者の数に応じた見積もりをとったうえで家族葬が最適であるかどうかを慎重に検討するとよいでしょう。
「一日葬」を選択肢に入れる
2つ目は、「一日葬」を選択肢に入れることです。
先ほど解説したように、一日葬とは、通夜を行わず葬儀・告別式と火葬だけを1日で執り行う葬儀形態です。家族葬の費用を抑えたい場合には、一日葬も有力な選択肢となるでしょう。
一日葬では執り行う儀式が少ない分、二日葬と比較して費用を抑えやすいためです。
「親族葬」を選択肢に入れる
3つ目は、「親族葬」を選択肢に入れることです。
親族葬とは、家族だけでなく、親族までが参列することを想定した葬儀形態です。親族葬とすることで、家族葬よりも広い範囲の親族に参列してもらいやすくなり、より多くの人に故人を見送ってもらうことが可能となります。
なお、参列者何名までに「家族葬プラン」が適用され、何名からが「親族葬プラン」となるのかは、葬儀社ごとに異なります。そのため、依頼する予定の葬儀社に、プランの内容を事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、家族葬のアイリスはおおむね30名規模までの葬儀を家族葬、これを超え50名規模までの葬儀を「親族葬」と定義しています。家族葬や親族葬をご検討の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
葬儀に、親族の意見も取り入れる
4つ目は、葬儀に親族の意見も取り入れることです。
親族に相談することなく家族葬を決行する場合、親族との関係に亀裂が入るおそれがあります。今後も親族と良好な関係を築きたいのであれば、葬儀について事前に親族にも相談するとよいでしょう。
葬儀の希望について、生前から故人と相談しておく
5つ目は、葬儀の希望について生前から故人と相談することです。
事前に相談することなくご家族が亡くなった場合、原則として喪主が葬儀プランなどを決めなければなりません。この決断に精神的な負担を感じる場合も多いほか、葬儀を終えてからも「本当に家族葬でよかったのか」などと思い悩むこともあるかと思います。
生前のうちに葬儀についての故人の希望を確認しておくことで「故人の希望を叶えられた」と感じ、後悔しづらくなるでしょう。
生前から葬儀社を探しておく
6つ目は、生前から葬儀社を探しておくことです。
ご逝去後に葬儀社を探す場合、葬儀社の選定に十分な時間をかけることは困難です。また、身内を亡くした直後は、冷静な判断が難しい場合もあるでしょう。
その結果、不誠実な葬儀社に依頼してしまったり家族葬を得意としない葬儀社に依頼してしまったりして、家族葬の費用が高くつく可能性が生じます。
生前から葬儀社を探すことで、時間をかけて冷静な目で葬儀社を選ぶことが可能となり、納得のいく家族葬を実現しやすくなります。
家族葬のアイリスはご逝去後のみならず、ご生前からの相談や資料請求にも対応しています。生前のうちから葬儀について検討しておきたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。
家族葬での後悔に関するよくある質問
最後に、家族葬での後悔に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。
家族葬に、家族以外を呼んでもよい?
家族葬には、家族以外を招待することも可能です。一定範囲の親族や故人が特に親しくしていた友人などが参列する家族葬も、珍しくありません。
家族だけの葬儀と多くの人が参列する葬儀を両方行うこともできる?
「家族だけの葬儀」と「多くの人が参列する葬儀」の両方を行うことも可能です。この場合には、まず近親者だけの葬儀を密葬として執り行い、火葬を終えて少し落ち着いた頃に改めて「お別れの会」や「偲ぶ会」などを執り行うこととなるでしょう。
なお、家族葬は「後日のお別れの会などを想定しない密葬」とも定義できます。
まとめ
家族葬でのよくある後悔や、後悔しないための対策などについて解説しました。
家族葬のよくある後悔には、参列者が少なく寂しかったというものや思いのほか費用がかかったというもの、後日弔問客が自宅などに弔問に訪れ対応に追われたというものなどが挙げられます。
家族葬での思わぬ後悔を避けるには、葬儀に親族の意見も取り入れることや生前から故人と葬儀について相談しておくこと、「家族葬だから安い」と思い込まないこと、「親族葬」も検討することなどが挙げられます。「近年主流となっているから、家族葬にしよう」と安易に決めるのではなく、自身の希望や状況に家族葬が合っているのかどうか慎重に検討することをおすすめします。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、「家族葬プラン」や「一般葬プラン」などさまざまな葬儀プランを展開しています。家族葬で後悔しないために信頼できる葬儀社をお探しの際や、自身に合った葬儀プランについてまずは相談したいとお考えの際などには、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
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