ご家族が亡くなると、その亡くなった場所に応じてご遺体を搬送する必要性が生じます。
では、ご遺体の搬送は自分でもできるのでしょうか?また、自分でご遺体を搬送する際は、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
今回は、ご遺体の搬送は自分でできるか否かや、自分でご遺体を搬送する際の注意点、ご遺体の搬送を専門業者に依頼する場合にかかる費用などについてくわしく解説します。
なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、各葬儀プランの基本料金に最大20km距離までのご遺体搬送費用を含んでいます。ご家族が亡くなり、ご遺体の搬送についてお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。
▼この記事のポイント
- 自分でご遺体を搬送することは違法ではない
- 自分でご遺体を搬送する際はご遺体を寝かせたまま搬送できるサイズの車が必要となるほか、体液の漏出対策も必要
- 葬儀社にご遺体の搬送を依頼する場合、葬儀の基本料金に一定距離までのご遺体搬送費用が含まれているのが一般的
ご遺体を搬送すべき2つの場面
ご遺体を搬送すべきなのは、どのタイミングなのでしょうか?ここでは、一般的にご遺体を搬送する必要が生じる主なタイミングを2つ紹介します。
- ご逝去場所(病院など)から安置場所まで
- 安置場所から火葬場まで
ご逝去場所(病院など)から安置場所まで
1つ目は、亡くなった場所から安置場所までです。
病院で亡くなった場合、ご遺体は一時的に病院内の霊安室に安置されます。しかし、霊安室が使えるのはご逝去後の数時間(2~3時間程度)だけであることが一般的であり、この時間内にご遺体を搬出しなければなりません。そこで、病院などから別の安置場所までご遺体を搬送する必要が生じます。
なお、日本では墓地埋葬法の規定により、妊娠7か月未満の死産である場合を除き、ご逝去から24時間は火葬できないとされています。そのため、一般的には、亡くなった病院から火葬場へご遺体を直接搬送することができません。
安置場所から火葬場まで
2つ目は、安置場所から火葬場までです。
安置場所(葬儀を営む場合には、葬儀会場)から火葬場まで、改めてご遺体を搬送する必要が生じます。ご遺体の搬送は、火葬場の予約時間に合わせて行います。
ご遺体の搬送を自分で行うことは違法ではない
専門事業者にご遺体の搬送を依頼すれば費用もかかるため、ご遺体の搬送を自分で行おうと考える場合もあるでしょう。
前提として、ご遺体の搬送を自分で行うことは違法ではありません。一方で、知人などに報酬や謝礼を支払ってご遺体の搬送を依頼すれば、その知人などが「貨物自動車運送事業法」による無許可営業の罪に問われる可能性があるため、これは避けるべきです。
ご遺体の搬送を自分で行う際の注意点
ご遺体を自分で搬送するのは違法ではないとはいえ、そのハードルは低いものではありません。ここでは、ご遺体の搬送を自分で行う際の主な注意点を6つ解説します。
- 事件性を疑われた場合に備え死亡診断書を携帯する
- ご遺体を入れた棺を寝かせたまま入れられるサイズの車が必要である
- レンタカーでの搬送はできない
- 体液が漏れ出すおそれがある
- 適切に冷却しなければ腐敗が進行するおそれがある
- 車への積み込みや安置場所への搬入も自分で行う必要がある
なお、家族葬のアイリスは各葬儀プランの基本料金に、最大20kmまでご遺体の搬送費用を含んでいます。ご遺体の搬送費用を抑えたいものの自分で搬送するにはハードルが高いとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。
事件性を疑われた場合に備え死亡診断書を携帯する
1つ目は、死亡診断書を携帯することです。
先ほど解説したように、ご遺体を自分で搬送すること自体は違法ではありません。しかし、ご遺体を自家用車で搬送することは、一般的であるとはいえないでしょう。そのため、仮に警察から職務質問をされた際に車にご遺体が乗っていると、事件性が疑われるかもしれません。
また、万が一その車が交通事故に巻き込まれた際、現場にご遺体があれば、捜査が混乱するおそれもあります。このような事態に備え、ご遺体を自分で搬送する際は死亡診断書または死体検案書を必ず携帯しておきましょう。
ご遺体を入れた棺を寝かせたまま入れられるサイズの車が必要である
2つ目は、ご遺体を寝かせたまま乗せられるサイズの車が必要であることです。
ご遺体を、ご生前のように座席に座らせて搬送することはできません。そのため、ご遺体をフラットに寝かせた状態で搬送できるサイズの車が必要です。
また、自家用車にご遺体を乗せる際は座席などにそのまま寝かせるのではなく、棺に入れた状態で搬送することとなるでしょう。棺サイズは故人の体格などによって異なるものの、一般的には6尺(約180〜182cm)程度です。故人の背が高い場合などには、もう少し大きなサイズの棺が必要となる可能性もあります。
そのため、ご遺体を自分で搬送しようとする際は、自家用車にこのサイズの棺が入るかどうかあらかじめ確認しておく必要があります。
レンタカーでの搬送はできない
3つ目は、レンタカーでのご遺体搬送はできないことです。
サイズなどから考えて自家用車ではご遺体を搬送できない場合、「レンタカーを借りればよい」と考えるかもしれません。しかし、ほとんどのレンタカーは、約款等でご遺体の搬送を禁じています。
仮に無断でレンタカーにご遺体を乗せたことが判明すれば、レンタカー会社から多額の賠償請求がされてトラブルに発展するかもしれません。そのため、レンタカーでご遺体を搬送することは避けるべきでしょう。
体液が漏れ出すおそれがある
4つ目は、体液が漏れ出すおそれがあることです。
亡くなった人の身体は、生きている人の身体とは異なります。そのため、安静にしていても血液や水分、尿、便などが漏れ出す可能性があります。
これらの体液が漏れ出せば自家用車が汚損されて清掃が必要となるほか、感染症のリスクも生じかねません。自家用車でご遺体を搬送する際はこの点を理解したうえで、ご遺体は棺に入れ、さらに棺を乗せる部分にシートを敷くなどの入念な対策をする必要があるでしょう。
適切に冷却しなければ腐敗が進行するおそれがある
5つ目は、適切に冷却しなければ腐敗が進行するおそれがあることです。
ご遺体の腐敗は、亡くなった直後から徐々に進行します。特に、車内の温度や湿度が高かったり直射日光が当たったりすれば、腐敗の進行が早まります。
そのため、直射日光を可能な限り遮断したうえで、車内を可能な限り冷却するなどの対応が必要となるでしょう。
なお、ご遺体の冷却には、一般的にドライアイスが使用されます。しかし、狭い車内でドライアイスを使用すれば気化したドライアイスを吸い込んだ人が酸欠となり、健康被害をもたらしたり重大な交通事故を引き起こしたりするおそれがあります。
そのため、ご遺体を運転手などと区切られていない空間に乗せて搬送する場合、ドライアイスの使用は推奨されません。自家用車でご遺体を搬送するのであれば、この点も踏まえて冷却方法を検討する必要があるでしょう。
車への積み込みや安置場所への搬入も自分で行う必要がある
6つ目は、車の積み込みや安置場所への搬入も自分で行う必要があることです。
ご遺体の搬送を自分で行う場合、ご遺体を搬送する車への棺の積み込みや車からの搬出も、自分たちで行う必要があります。ご遺体の入った棺は70kgから100kg程度になる場合もあり、日頃から重たいものを運び慣れている人が数人いなければ対応が難しいかもしれません。
このように、ご遺体の搬送を自分で行うことは違法ではないとはいえ、自分でご遺体を搬送するには多くのハードルがあります。
「ご遺体の搬送費用を抑えたいものの、自分で搬送するのは難しい」とお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。家族葬のアイリスは各葬儀プランの基本料金に最大20kmまでのご遺体搬送費用を含んでおり、搬送距離がこれ以下であればご遺体の搬送に追加料金はかかりません。
ご遺体の搬送を専門業者に依頼する場合にかかる費用
先ほど解説したように、ご遺体の搬送を自分で行うのは容易ではありません。
では、ご遺体の搬送を専門業者に依頼する場合には、どの程度の費用がかかるのでしょうか?ここでは、費用の目安を解説します。
ただし、ご遺体の搬送を依頼する場合にかかる費用は、依頼する事業者によって異なります。そのため、ここで紹介する金額は参考として捉え、実際にご遺体の搬送を依頼しようとする際はその事業者の料金体系をご確認ください。
搬送距離によって費用が変動するのが一般的
ご遺体の搬送を専門業者に依頼する場合にかかる費用は、搬送距離による変動制であることが一般的です。目安となる金額は次のとおりです。
- 搬送10kmまで:15,000円~25,000円程度
- 搬送10km超部分:10kmごとに3,000円~5,000円程度加算
このほかに、必要に応じてドライアイス費用や高速道路の通行料などの費用がかかります。また、深夜や早朝である場合は追加料金がかかる場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
葬儀社に依頼する場合、葬儀の基本料金に搬送費用が含まれていることが多い
ご遺体の搬送だけを事業者に依頼するのではなく、ご遺体の搬送から葬儀の施行までをまとめて葬儀社に依頼することも多いでしょう。
葬儀の基本料金には、一定距離までのご遺体搬送が含まれていることが一般的です。葬儀社が規定する距離以内での搬送であれば、ご遺体の搬送に追加料金はかかりません。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、各葬儀プランの基本料金に最大20kmまでのご遺体搬送費用を含んでいます。ご家族が亡くなり、ご遺体の搬送を自分でできずお困りの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。
ご遺体搬送を葬儀社に依頼する場合の流れ
ご遺体の搬送を葬儀社に依頼する場合、どのような流れで行えばよいのでしょうか?ここでは、ご逝去からご遺体を搬送するまでの一般的な流れを紹介します。
- 死亡が確認される
- 葬儀社を手配する
- 死亡診断書を受け取る
- ご遺体を安置場所まで搬送し、安置する
死亡が確認される
病院で亡くなった場合、医師により死亡が確認されます。
ご逝去と確認された後は、入院患者用のベッドを使い続けることができません。そのため、ご遺体は病院内の霊安室に移されるのが一般的です。
葬儀社を手配する
ご逝去が確認されたら、葬儀社を手配します。
先ほど解説したように、病院の霊安室が使えるのはご逝去後の数時間程度だけであることが一般的です。そのため、その時間までにご遺体を搬出できるよう、早い段階で葬儀社を手配する必要が生じます。
なお、葬儀社は病院側から紹介されることも多いものの、必ずしも紹介を受け入れる必要はありません。むしろ、よく比較することなく紹介を受け入れることは避け、希望に合う葬儀プランを探して手配するとよいでしょう。なぜなら、病院が紹介する葬儀社が希望の葬儀プランを展開しているとは限らないうえ、費用も割高である可能性があるためです。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、「火葬式(直葬)プラン」や「家族葬プラン」などリーズナブルな葬儀プランを数多く展開しています。葬儀費用を抑えつつも納得のいくお見送りをしたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。
死亡診断書を受け取る
病院を出る前に、医師から「死亡診断書」を受け取ります。死亡診断書とは、医師が法律的かつ医学的な見地から人の死亡を証明する書類です。
死亡診断書は死亡届の様式と一体となっており、市区町村役場に死亡届として提出することとなります。死亡診断書のコピーはさまざまな手続きにおいて故人の死亡や死因を証明する書類として使用できるため、提出前に数部コピーを取っておくとよいでしょう。
ご遺体を安置場所まで搬送し、安置する
葬儀社の担当者が到着したら、ご遺体を葬儀社の寝台車に乗せて安置場所まで搬送します。葬儀社がご遺体を搬送する場合には、寝台車へのご遺体の積み込みや安置場所への搬出なども葬儀社のスタッフが行うため、ご遺族が自分でご遺体を運ぶ必要はありません。
安置場所に到着したらご遺体を安置し、「仮祭壇」と呼ばれる枕飾りを設置します。その後は、そのまま葬儀社の担当者と具体的な葬儀プランの打ち合わせに入ることが多いでしょう。
ご遺体搬送に関するよくある質問
最後に、ご遺体の搬送に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。
ご遺体の搬送には許可が必要?
事業としてご遺体を搬送するのであれば、国土交通大臣から「一般貨物自動車運送業許可(霊柩運送限定)」の許可を受けなければなりません。一方で、親族などのご遺体を自分で搬送するのであれば、このような許可は不要です。
ご遺体をタクシーで搬送できる?
ご遺体を、タクシーで搬送することはできません。タクシーは一般乗用旅客自動車運送事業の許可を受けて運航しており、これはご遺体を搬送する許可とは異なるためです。
まとめ
ご遺体の搬送を自分で行うことの可否やご遺体の搬送を自分で行う場合の注意点、ご遺体の搬送を専門業者に依頼する場合にかかる費用の目安などについて解説しました。
ご遺体の搬送を自分で行うことは、違法ではありません。ただし、ご遺体の搬送には原則としてレンタカーやタクシーは使えないため、棺を寝かせた状態で積み込めるサイズの自家用車があることが大前提です。
また、トラブルを避けるため、ご遺体を自分で搬送する際は、必ず死亡診断書を携帯すべきでしょう。また、体液の漏出に備えて防水シートを敷くなどの対策をする必要があるほか、ご遺体の車への積み込みや車からの搬出に必要な人員を確保しておくなどの準備も必要となります。
このように、ご遺体を自分で搬送するハードルは低くありません。そのため、葬儀社にご遺体を搬送してもらうことも視野に入れて検討することをおすすめします。
家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、各葬儀プランの基本料金に最大20kmまでのご遺体搬送費用を含んでいます。搬送距離が20km以下であれば、ご遺体の搬送に追加料金はかかりません。
ご遺体の搬送費用をできるだけ抑えたいものの、自分での搬送はハードルが高いとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。お電話は24時間365日いつでも受け付けており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。