0葬(ゼロ葬)とは?メリット・デメリット、注意点、費用の目安をわかりやすく解説

0葬(ゼロ葬)とは?メリット・デメリット、注意点、費用の目安をわかりやすく解説

弔い方の新たな選択肢として、「0葬(ゼロ葬)」が広がりを見せています。特に、お墓のない方やお墓に遺骨を納めることに意味を感じない方などにとって、0葬は有力な選択肢となるでしょう。

では、0葬とはどのようなものを指すのでしょうか?また、0葬のメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

今回は、0葬の概要や0葬のメリット・デメリット、0葬とする際の注意点などについてくわしく解説します。

なお、当サイト(家族葬のアイリス)は全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、0葬や永代供養などについてのご相談もお受けしています。お墓がなく、火葬後の遺骨の取り扱いについてお困りの際は、家族葬のアイリスまでまずはお気軽にご連絡ください。お電話は、24時間365日いつでも受付中です。

▼この記事のポイント

  • 0葬とは、遺族が遺骨を引き取らない弔いのかたち
  • 0葬には、お墓の費用がかからないことや特定の宗教にとらわれないことなどのメリットがある
  • 0葬を選択する際は、親族から反対される可能性があることや後から遺骨を取り戻すのが難しいことなどに注意が必要
  • お墓がない場合、0葬のほかにも散骨や永代供養、手元供養などが選択肢となる

0葬(ゼロ葬)とは?

0葬とは、遺族が遺骨を引き取らない弔いの形態です。宗教学者である島田裕巳氏が2014年に出版した「0葬-あっさり死ぬ」という書籍の中で提唱され、徐々に広がりを見せています。

前提として、遺骨を家の庭に埋めたりゴミとして捨てたりすることはできません。つまり、遺骨を持ち帰った以上は然るべき場所に埋葬するなど、責任をもって適切に取り扱う必要が生じるということです。

しかし、中には遺骨を負担であると感じたり、意味を感じなかったりする人もいるでしょう。そこで選択肢に入るのが、0葬です。

0葬とする場合には、火葬場で遺骨を焼き切ってもらったり、火葬場に遺骨を引き取ってもらったりするため、遺族は遺骨を持ち帰りません。火葬と同時に、故人の物理的な身体ともお別れするということです。

なお、0葬とよく比較されるものに、「直葬(火葬式)」があります。0葬と直葬は「儀式の内容のことであるか、遺骨の取り扱いのことであるか」の点で異なり、両者は比較対象ではありません。

直葬とは、通夜や葬儀・告別式を行わず火葬だけを行う葬儀の形態です。一方で、先ほど解説したように、0葬は「火葬の後、遺骨をどうするか」の話です。

つまり、「直葬であり、0葬である」ケースも十分にあり得るということです。むしろ、従来型の儀式やお墓に意義を感じない人が選択しやすいという点で直葬と0葬は共通しており、両者の相性はよいといえるでしょう。

家族葬のアイリスは0葬や直葬についてのご相談もお受けしています。従来型の葬儀にあまり意義を感じず、リーズナブルな弔いをご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

0葬(ゼロ葬)のメリット

0葬には、お墓の費用がかからないことや特定の宗教にとらわれないこと、お墓を管理する手間がかからないことなどのメリットがあります。ここでは、0葬の主なメリットを解説します。

  • お墓の費用がかからない
  • 特定の宗教にとらわれない
  • お墓を管理する手間がかからない

お墓の費用がかからない

ゼロ葬とする場合には、遺族が遺骨を持ち帰らないため、お墓を用意する必要がありません。そのため、お墓にかかる費用の削減が可能となります。

このような理由から、入るお墓がない場合に0葬が選択肢の1つとなるでしょう。

特定の宗教にとらわれない

無宗教である場合、お墓を用意して納骨することに違和感を覚えるかもしれません。また、寺院が管理する一般墓に納骨しようとすれば、葬儀でその寺院の僧侶に読経してもらったり戒名を授かったりすることが条件となる可能性もあります。

0葬では納骨の必要がないため、特定の宗教にとらわれない弔いが可能となります。

お墓を管理する手間がかからない

一般墓に埋葬する場合には、初期費用がかかるのみならず、定期的にお墓を清掃するなどの管理もしなければなりません。お墓が遠方である場合、これだけでも一苦労でしょう。

0葬では、遺骨をお墓に埋葬しないため、お墓を管理する手間が不要となります。

0葬(ゼロ葬)のデメリット

0葬には、親族から反対される可能性があることや後から遺骨を取り戻せないことなどのデメリットがあります。知らずに後悔する事態を避けるため、デメリットも理解したうえで0葬とするかどうかを検討するとよいでしょう。

0葬の主なデメリットには、次のものが挙げられます。

  • 親族から反対される可能性がある
  • 後悔しても遺骨を取り戻せない

親族から反対される可能性がある

0葬は一般的な弔いのかたちとは言えないことから、親族などから反対される可能性があります。

遺骨の取り扱いに対する考え方は人それぞれであり、「遺骨は丁重にお墓などに納めて定期的にお参りするべき」と考える人と「亡くなった以上は遺骨を保管していても仕方ない」と考える人とでは、相容れないでしょう。

そのため、親族に無断で0葬を決行すれば親族などから非難され、関係性に深刻な溝が生じる可能性があります。

後悔しても遺骨を取り戻せない

0葬とした場合、その場で遺骨は焼き切られるか、焼き切れなかった場合は他者の遺骨などとまとめて埋葬されることが一般的です。いずれの場合であっても、後から遺骨を取り戻すことはできません。

そのため、0葬とすることが本当に希望に合っているかどうか、あらかじめ慎重に検討することをおすすめします。ご逝去後には長い時間をかけて検討することは難しいため、生前のうちから検討しておくとよいでしょう。

なお、家族葬のアイリスはご逝去後のみならず、ご生前からのご相談にも対応しています。ご生前のうちから葬儀や弔い方法について検討しておきたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

0葬(ゼロ葬)を希望する場合の注意点

0葬には、すべての火葬場が遺骨の焼き切りや処分に対応しているわけではないことや、菩提寺がある場合にはご先祖の遺骨の取り扱いを検討する必要があることなどの注意点があります。0葬の主な注意点には、次のものが挙げられます。

  • すべての火葬場が遺骨の焼き切りや処分に対応しているわけではない
  • 菩提寺がある場合は、ご先祖の遺骨の取り扱いを検討する必要がある

すべての火葬場が遺骨の焼き切りや処分に対応しているわけではない

0葬を希望したとしても、すべての火葬場が遺骨の焼き切りや処分に対応しているわけではありません。

そもそも、遺骨を焼き切るにはこれに対応した火葬炉が必要であり、設備上の理由から対応できない場合も多いでしょう。また、遺骨や焼き切った後に残った遺灰を火葬場側で処分できるかどうかも、その地域の条例などによって異なります。

さらに、焼き切りなどに対応している火葬場であっても事前に伝える必要があり、当日の到着後に焼き切りを希望する旨を突然伝えた場合には、対応が難しい可能性があります。

そのため、0葬を希望する場合にはあらかじめ葬儀社の担当者にその旨を伝え、0葬に対応できる火葬場を手配してもらう必要があるでしょう。

なお、家族葬のアイリスは0葬についてのご希望やご相談をお受けしています。0葬をご検討の際は、家族葬のアイリスまでまずはお気軽にご相談ください。

菩提寺がある場合は、ご先祖の遺骨の取り扱いを検討する必要がある

菩提寺があり先祖代々の遺骨が納められているお墓がある場合には、0葬とするかどうか特に慎重に検討すべきでしょう。なぜなら、今回0葬を選択して故人の遺骨を引き取らない選択をするとしても、すでに納骨されているご先祖の遺骨はそのままお墓の中に残るためです。

0葬を選択することで菩提寺との間でトラブルとなる可能性があるものの、ご先祖が納められている以上は菩提寺との関係が継続せざるを得ません。そのため、0葬とする場合には、菩提寺からの離檀も併せて検討する必要があるでしょう。

離檀をしてご先祖の遺骨を改葬するには、菩提寺の協力を得る必要があります。そのため、少なくとも協力を得るまでの期間は菩提寺との関係を良好に保つことをおすすめします。

お墓がない場合の0葬(ゼロ葬)以外の選択肢

お墓がなく新たにお墓を用意する予定もない場合、0葬以外にも散骨や永代供養などの選択肢があります。他の選択肢も知ったうえで比較検討することで、自身の希望に合った弔いのかたちを見つけやすくなるでしょう。

お墓がない場合における0葬以外の主な選択肢には、次の4つがあります。

  • 散骨
  • 永代供養
  • 納骨堂
  • 手元供養

散骨

散骨とは、パウダー状にした遺骨を海洋や山岳などに撒く弔い方法です。故人が自然が好きで、自然に還ることを希望していた場合などには、散骨が有力な選択肢となるでしょう。また、「遺骨が手元に残らない」という点で、0葬と共通しています。

なお、散骨できる場所について地域の条例で制限されている場合があるほか、無断で散骨をすれば観光協会などとの間で深刻なトラブルに発展するかもしれません。そのため、自分だけで散骨することは避け、専門の事業者のサポートを受けることをおすすめします。

永代供養

永代供養とは、寺院などお墓の管理者に「永代」にわたって供養してもらう弔い方法です。遺族による定期的な管理料の支払いやお墓の管理が不要であるため、お墓の後継者がいない場合であっても利用しやすいといえます。

また、寺院の一般墓に納骨するには原則としてその寺院の檀家となる必要がある一方で、永代供養では原則として檀家となる必要はありません。宗教や宗派を問わず、利用できるものも多いでしょう。

永代供養には最初の数年は個別墓に納骨され、一定期間の経過後に合祀とされるものや、はじめから合祀とされるものなどさまざまな形態が存在します。また、シンボルとなる樹木の付近に遺骨を納める「樹木葬」も、その多くは永代供養です。永代供養にはさまざまな種類があるため、複数の霊園などを比較したうえで検討するとよいでしょう。

納骨堂

納骨堂とは、遺骨を地中に埋葬するのではなく、建物内の専用スペースに遺骨を安置するものです。比較的交通の便がよい場所にあることも多く、都心であっても利用しやすいといえるでしょう。

納骨堂も永代供養が付されていることが多いため、お墓の後継者などがいない場合であっても利用しやすいといえます。

手元供養

手元供養とは、遺骨をお墓などに埋葬せず、手元で供養する方法です。

前提として、「遺骨をいつまでに埋葬しなければならない」などの決まりはありません。自身の気持ちが落ち着くまで、自宅のリビングなどに遺骨を安置することも1つの方法です。

手元供養とするのであれば無理にお墓などを用意する必要はなく、特にまとまった費用もかからないでしょう。

ただし、先ほど解説したように、遺骨を庭に埋めたりゴミに出したりすることはできません。そのため、手元供養とする場合には最終的に遺骨をどうするのかの「出口」も検討しておく必要があります。

0葬(ゼロ葬)を実現したい場合の事前対策

自身の葬儀で0葬を実現したい場合には、事前に家族に希望を伝えたり葬儀社に相談したりするなどの対策をおすすめします。事前に対策をしなければ、0葬が実現できない可能性があるためです。

ここでは、それぞれの対策の概要を解説します。

  • 家族に希望を伝えておく
  • 事前に葬儀社に相談しておく

家族に希望を伝えておく

自身を0葬としてほしい場合、生前のうちに家族に希望を伝えておくとよいでしょう。少なくとも、自身の葬儀で喪主となる予定の相手には伝える必要があります。

加えて、可能であれば他の親族にも0葬を希望していることを伝えておくことをおすすめします。生前のうちに本人の口から0葬を希望していると伝えることで、0葬としたことについて喪主が他の親族などから責められる事態を避けやすくなるためです。

事前に葬儀社に相談しておく

0葬を希望する場合、生前のうちに対応できる葬儀社を見つけて相談しておくことをおすすめします。

単に、喪主に「0葬としてほしい」と希望したとしても、これを具体的にどのように実現すればよいか分からず、喪主を困惑させる可能性があります。また、0葬とすることを前提とせずに喪主が葬儀社を手配した場合、その葬儀社が0葬に対応できず、結果的に0葬が実現できないかもしれません。

このような事態を避けるため、可能であれば生前のうちから葬儀社に相談し、0葬に対応できる葬儀社を見つけておくとよいでしょう。葬儀社を決めたうえで万が一の際の連絡先や伝えるべきことなどを喪主となる人に申し送りしておくことで、0葬を実現しやすくなります。

家族葬のアイリスは、ご生前からの葬儀の相談や資料請求などにも対応しています。0葬を実現するため、生前のうちから葬儀社を見つけておきたいとお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご相談ください。

0葬(ゼロ葬)に関するよくある質問

最後に、0葬に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。

0葬にかかる費用の目安は?

0葬(遺骨の焼き切りや引き取り)にかかる費用は、無料~6万円程度であることが一般的です。遺骨の焼き切りや引き取りに際して追加料金がかかるか否かやその場合の費用は火葬場によって異なるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

また、直葬にかかる費用の目安は、20万円から40万円程度です。つまり、「直葬+0葬」である場合、トータルでかかる費用は20万円から46万円程度でしょう。

家族葬のアイリスは、リーズナブルな「火葬式(直葬)」プランを展開しています。直葬や0葬をご希望の際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

散骨は自分でしてもよい?

散骨を自分ですることは、おすすめできません。

前提として、パウダー状とした遺骨を海洋や山岳などに自分で撒くことは、原則として違法ではありません。ただし、地域によっては条例で散骨場所を制限している場合があり、安易に場所を決めれば条例違反となるおそれがあります。

また、自分で散骨する場合、観光協会や漁業組合などとの間で深刻なトラブルに発展するおそれもあるでしょう。このような事態を避けるため、散骨は専門の事業者に依頼して行うことをおすすめします。

なお、家族葬のアイリスは散骨のサポートも可能です。散骨についてまでサポートが受けられる葬儀社をお探しの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にご連絡ください。

まとめ

0葬の概要や0葬のメリット・デメリット、0葬とする際の注意点、0葬以外の主な選択肢などについて解説しました。

0葬とは、遺族が遺骨を引き取らない弔いのかたちです。遺骨を引き取らない場合、火葬場で遺骨を焼き切ってもらうか、火葬場に遺骨を引き取ってもらうこととなります。

とはいえ、すべての火葬場が遺骨の焼き切りや引き取りに対応しているわけではありません。そのため、0葬を希望する場合には、あらかじめその旨を葬儀社の担当者に伝え、対応できる火葬場を手配してもらう必要があるでしょう。

また、0葬とすることが難しい場合には、永代供養や納骨堂を利用することや散骨すること、手元供養とすることなどが有力な選択肢となります。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、後悔のない弔い方法を選択しましょう。

家族葬のアイリスは全国対応で葬儀のトータルサポートを行っており、0葬についてのご相談もお受けしています。また、ご逝去後のみならず、ご生前からのご相談や資料請求も可能です。

0葬や散骨、永代供養などをお考えの際は、家族葬のアイリスまでお気軽にお電話ください。お電話は24時間365日いつでも受け付けており、深夜や早朝であってもご遠慮いただく必要はありません。

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